味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

至道ありといえども、学ばざれば其の善きを知らず。

2017-05-15 09:27:07 | ブログ
第3058号 29.05.15(月)

至道ありといえども、学ばざれば其の善きを知らず。『礼記』

 『礼記』は、<至道ありといえども、学ばざれば其の善きを知らず>と教えています。「どんなに立派な教えとか道徳があっても、学んでみなければ、その良さはわからない」というのです。最初は意味がわからなくても学び続けて行くうちに理解できるようになってきます。やってみましょう。

 【コメント】パソコンにサイバー攻撃がなされているのだと大騒動が起きています。私の場合、利害がなく、人生に美しく処するための学問をするため、古典の世界を逍遥し少しでも己を磨く為やっているので、何の損得もありません。

 78歳になった私を見ると高齢者が頑張っていると思われるでしょうが、この所99歳・渡邊先生のご著書より少しずつご紹介しています。渡邊先生に比べたら、私は若造だと思っています。

 何が幸せといって、渡邊先生のご存在ほど素晴らしい生き方はないのではないかと思っています。99歳の超後期高齢者が、学問に精進これ一筋なのです。

 そして古典を渉猟したご人格から発する人間の像は、見る人をして驚嘆の世界へ誘ってくださいます。今テレビでは元歌手だとされる男がパチンコの案内を終日やっていますが、これらは人道に反する行為だと思います。

 パチンコの案内で、それに興じた人々が如何に人の道を狂わされたか、そして今も狂わされているか、これほど罪悪はないでしょう。私は囲碁将棋も含め、ギャンブルには拒絶反応があるのです。

 それは仕事をそっちのけでギャンブルに翻弄された父の生き方が人生を台無しにされていったからです。兎に角、お勧めしたいのは、漢籍を通じて人格を修養し、そして汗水たらして働くことほど善い事はないと思うからです。

------------------
『人としての生き方』(第12回)

 この山田方谷と春日潜菴とは、方谷が二十歳代の時に、京都の寺島白鹿先生のところで学んだ時の同門であります。そこで、『伝習録』に接して陽明学に入っていく、それから江戸の佐藤一斎に学びます。”陽朱陰王”といわれた。陽明学に詳しい佐藤一斎の下で学んでいるときに、春日潜菴から陽明学についての質問が来るわけですが、それに対する返事に次のようなものがあります。

   陽明学の真髄が致良知にあると人はいう。わたしは王陽明の学は、誠意にあると思う。致良知は勉強にくもりをな   くして、善悪を判断する心境をつくり出すことにあるが、そのくもりをなくすためには、誠意という実践努力(格物)が必要である。致   良知によらなければ誠意の本体はわからず、格物によらなければ誠意の実践はできない。王陽明がしばしば致良知を口にするのは、当   時の学問が枝葉末節に流れ易く、学問の真髄がわかりにくかったから、わかりやすいように致良知を強調したに過ぎない。致良知はわ   かりやすい。だから人は、わかりやすい良知の説にだけ逃げ込んでしまう。格物という実践をなおざりにしてしまう傾向が強い。君ら   陽明の学を志すというのであれば、しばらく陽明の言葉よりも、その人となり、生き様を習うべきである。陽明の学説に口を借りてい   たずらに雄弁をふるって人を圧倒するのは高慢不孫なだけで、人道を弁えたものとはいえない。彼らは陽明学の学び方を間違えたと言   わざるを得ない。

 こういう手紙を出しておりますが、これでわたくしは、いわゆる人間の生き方というものを自分なりに求めていきたいと思ったわけであります。
----------------
「死に代えた『南洲翁遺訓』」(第6回)

 敗戦降伏の条件の一つに、責任者を差し出せという命令がありました。藩主は謹慎ということにきまっていたから、執政の最高位は時の中老、松平親懐です。「松平が----」という声があがっていたとき、菅は松平に、「ともに国辱をそそがねばならないときです」と、自重を促しています。
 敗戦庄内の課題はいかにして「国辱をそそぐ」かにあったことが明らかです。
 西郷と菅との密接な関係も、「国辱をそそぐ」ことが西郷を頼みにして成就できると信じ、それが新生日本の建設という具体的目標を、西郷とともにすることであったのです。

----------------
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 誠は天の道なり。之れを誠に... | トップ | 為めにする所ありて為す者は... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む