味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

上に在りて驕らざれば、高くして危からず。

2017-07-15 11:40:23 | ブログ
第3120号 29.07.16(日)

上に在りて驕らざれば、高くして危うからず。節を制し度を謹めば、満ちて溢れず。
 天の道を用ひ、地の利に因り、身を謹み用を節して、以て父母を養ふ。此れ庶人の孝なり。
 故に天子より庶人に至るまで、孝に終始無くして、患(わずらい)及ばざる者は、未だ之れ有らざるなり。『小学』(明倫第二)69


 高い地位にあっても人に驕ることがなければ、その高い地位も安泰である。節度を守って質素な生活に甘んずれば、豊かな富も安泰である。
 天の道、地のよろしき、すなわち自然の法則によって生産につとめ、行動を謹み、生活を倹約して庶人たる行為を完くし、父母を養ってゆくことが庶人の孝である。
 このように天子から庶人まで、その身分・境遇の差を超えて、終始ある孝、すなわち事親に発端し、立身に完成する孝への努力なくして、庶事にその地位を保ち得たものは、古からまだかつてないのである。69


 【コメント】今回書いた『小学』の文言で、時代的にそぐわない地位(役職等)は割愛致しました。

 漢籍を現代化して活用すれば、人々に幸せをもたらすことまちがいないものと思います。所が人々は金は欲しい、ラクはしたい、あれを見たいこれを見たい、あれも欲しいこれも欲しい、旅行はしたい、人々から注目を集めたい、と欲望は頂点に達しています。

 地球の資源は限られているのです。このところ、気温は高く、雨が多いのは、人間生活と何か関係しているのではないかと思います。出来るものなら、天の制裁をうけることのない生き方をしたいものだと私はかねがね考えています。


 昨夜は本部道場の空手道教室でした。森永礼弥君が一番乗りでした。錦江湾の遠泳が終り、完泳賞のメダルを持ってきて見せてくれました。錦江湾を二時間位泳いだそうです。道場に入った時は元気そのものでしたが、終盤はスッタイダレタという感じでした。

 山田悠聖君からも電話があり、枕崎へ行くので今日はお休みしますということでした。多分、遠泳の完泳賞メダルを枕崎の祖父祖母に見せに行くのだろうと思いました。

 枕崎についたら、港から火の神岩まで4キロあるから、5時間かかって泳いでくださいと檄をとばしたら、大笑いしていました。

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『人としての生き方』(第74回)

 先生から教わりました、呂新吾の『呻吟語』の中に次のようにあります。

   躁心・浮気・浅衷・狭量、此の八字は、徳に進む者の大忌なり。
   此の八字を去るに只だ一字を用い得。曰く静を主とす。
   静なれば即ち凝重なり。静中の境は自ら是れ寛闊なり。


 「躁心」---落ち着きのない騒がしい心、「浮気」---浮ついた気持ち、「浅衷」---浅はかな心、「狭量」----狭い度量、去るべきものは「躁心・浮気・浅衷・狭量」の八字であり、そのためには「静」になることが大切で、そうすると精神・生活にゆとりがうまれてくる。
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「死に代えた『南洲翁遺訓』」(第65回)

 こうして三千人という大規模で行われた開墾にも危機がありました。ワッパ事件とよばれる県幹部の資金運用への内部告発でした。幹部は長期間の執拗な訴訟戦術で苦しめられたのでしたが、西郷の大隈重信へのとりなしで決着しました。大隈は反庄内だったのですが。
 菅は西郷にしばしば人を遣わしています。すなわち自ら会見した四月以降、明治七年一月、遣韓論で破れて下野した西郷を酒井了恒、栗田元輔、伊藤孝継の三人を尋ねさせました。西郷はこのとき陸軍大将兼参議・近衛都督の辞表をだし、位記も返上して、従者小牧新次郎と従僕熊吉をつれて、しばらく赤川にあった庄内藩御用の米問屋の別荘に身を隠してから、鹿児島に帰ったのは六年十一月十日でした。
 このとき我が家に落ち着いた西郷は、
 
 吾家の松籟 塵縁を洗う
 満耳の清風 身 仙ならんと欲す
 謬って京華名利の客と作り
 斯の声を聴かざる已に三年
と詠んでいます。征韓論をめぐる暗闘に耐えかねたのでしょう。
 酒井了恒(黒崎の長兄)が西郷と会見したのが、翌年の一月九日でした。西郷は東北アジア外交から説き起こして韓国政策におよび、征韓論の顚末を説明して菅によろしくといっています。

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