味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

礼に非ざれば視ること勿れ。

2017-06-17 10:39:16 | ブログ
第3091号 29.06.17(土)

礼に非ざれば視ること勿れ。『論語』

 非礼のものはできるだけ避けるがよい。視ることも聴くことも言うことも行うことも、非礼になじみ親しむと、いつかしら心もその正しさを失う。それを避け謹むことが、仁道に至るゆえんだ。56

 【コメント】上の『論語』の教えはまさにその通りだと思います。世の中の様変わりは大変な勢いで進んでいます。ITが進化しいろいろな物が丸見え同然のような気が致します。

 人がすることは大体同じようなものですけれども、人様の内部まで侵入するのは礼を失すると言ってもいいのではないでしょうか。ここ数回草柳大蔵様の『礼儀覚書』より、引いてブログでご紹介させて戴きました。

 凡そ半世紀前から草柳様のご著書を拝読し、講演をテレビで拝聴し、語り口はおだやかにして実に繊細な感覚で文章を綴られるお人柄に魅力を感じていました。十数年前に拝読したご著書の文言を皆様にご紹介することにより、日々を忙しく過ごしておいでになる方々への最良の栄養剤として参考になるであろうと思い引いてご紹介した次第でした。

 世の中、物事の解釈によっては良くもなりまた悪くもなるようです。お互い折角この世でご一緒するのですから、出来るだけ忠恕の精神で臨みたいものです。

 ああ、生まれてきて、この世で素晴らしい人と出会った、素晴らしい生き方をみた、素晴らしい話を聞いたと言えるような宝物を抱いてこの世のおみやげにしたいものです。

 昨日は「教育勅語」のことで教育者の団体の方々の反対声明が出されたやにお聞きしました。確かに先の戦争の苦い経験もありますが、教育勅語の戦争に関する部分だけを除いて、今日活用出来る所は参考にしてもいいのではないかと思料します。

 平和・繁栄・安全だけではむしろ世の中おかしくなってきているような気がしてならないのです。この3点と自分に厳しく、人様に優しい躾同様のものがなければならないと思います。

 国家が消滅するのは戦争によっではない、人々のモラルが低下し、道徳心がなくなった時にそうなるのだとは、哲学者の言葉です。私もそのように思います。

 今日の乱れは、戦争より悲惨だと言った小学校の先生がいましたが、そうなのかなと思った次第でした。老い先短い後期高齢者の私は、空手道教室で子どもたちとつきあっていますが、人様との対応について、何時も言及しています。

 どんなに罵られようが、打たれようが、自分の人生を切り開く為にがんばって欲しいとおはなししています。どんな事態が起ころうと自ら命を閉じるようなことをしてはなりません。
 
 大和民族の美しい精神を取戻して欲しいと念じ、子どもたちに御願いをしているのです。そのために漢籍に出てくる言葉を「古典の教え」として紹介しているのです。

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『人としての生き方』(第45回)

 学んだことを練り込んで自分のものにする努力をしないと、本当の真理というものは掴めない。自分の考えだけに固執して、他から学ばないというのでは独善的になる。独り善がりになって、非情に危ないということが書かれている。学とは、「学ぶ」ということと、「思う」というこの両者が必要なんです。
 若い時に「これはまた新しいことを見付けた」と思っておりましたら、古典を読んでおりますと、二千年も前にそのことを先人・先哲が言っているんです。そうした時に言葉というものが大変に身に沁みてくるんですね。あれ程の偉大な仕事を成した孔子自身が、述べて作らず信じて古を好んだ。別に私は新しいことを言っているわけではないんだと。昔の人のことを付言(付け加えて言うこと)して皆に伝えているだけだと言っています。
 蘇東坡と同じ時代に宋の黄山谷がおります。鎌倉五山(建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺)でも、「東坡・山谷・味噌・醤油」というくらい日常欠くことの出来ないものとして、蘇東坡・黄山谷の言葉が大事にされたようです。

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「死に代えた『南洲翁遺訓』」(第37回)

 そこで具体的な任務を与えられたのでしょう。そして翌年正月四日、行動を開始し兵庫へと出発します。その後、それぞれが単独行動をとって、菅は正月十六日、夕刻大坂から乗船して紀州に入っていますが、その意図は分かりません。こうして庄内藩江戸屋敷に帰着したのは二月十八日でした。
 菅に同行した重田の長子、鉄矢によれば、菅たちの任務は西郷たちの暗殺であったというのです。しかも暗殺の機会がなんどかあったともいっていますから、その目で西郷を見ていたと考えるのが自然です。

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