someday somewhere

いつかどこかで

2016-10-31 23:32:41 | WORKS
壁・・・家を囲い、または部屋の間を隔てるもの
    障害物


先日、YS.HOUSEのお施主様から玄関戸の変更要望があった。


現設計では木製無垢材のオリジナル製作品であり、

建物の顔となる玄関戸はオリジナルがわたくしの設計での基本である。


お施主様曰く、木製戸は収縮、膨張があり不具合が生じやすい。

それと既製品にあるようなスマートキーにしたい。

最近の車はキーレスになっていてそれに慣れているので、シリンダー錠は面倒。

確かにそのとおりだと思う。


木製は既製の工業製品に比べて不具合がでやすいのは否めないし、

錠に関しても楽なものに慣れてしまえば面倒。

なんの矛盾もない。


しかしそれらを超越した自然の美しさや、経年変化の楽しみがあると思えるのは

人それぞれで、それを推し進めるのは設計者のエゴなんであろう。


わたくしの意匠デザインは玄関戸が核であり、ここからはじまり、ポーチやホール、

そしてLDKへと繋がっている。

玄関戸の変更はそれらへ影響が及ぶことは少なくはない。


しかしお施主様の間違った見識や、偏った価値観での変更ならともかく、

理解できる要望には応えていくのが私の仕事。

この壁

超えられるはず・・・



















YS.HOUSE 基礎工事

2016-10-28 12:10:17 | YS.HOUSE監理日記
基礎工事です。

24日配筋検査

  配筋の形状、寸法、配置、高さレベル 鉄筋の継手・定着

  かぶり厚さ、ピッチ数など設計図書に定める施工方法に

  適合していることを目視及び計測により確認します。

  また土台とコンクリートを固定するアンカーボルト及び

  土台と柱を固定するホールダウンアンカーの固定状況も確認します。




25日ベースコンクリート打設






28日立上りコンクリート打設

  コンクリート打設に先立ちコンクリートの受入れ検査を行います。

  設計図書に定めているセメント、骨材、混和材料、強度、

  水セメント比、スランプ値等が適合していることを確認します。







  





OHITA DAYS-2

2016-10-26 18:05:20 | 建築
大分県立図書館

設計 磯崎 新 1995年

磯崎さんは大分出身ということで作品がいたるところに。

先日の大分県立美術館を設計した坂茂さんの師匠になる方であります。









コンクリートが浮いてましたね。


アートプラザ(旧大分県立図書館)

設計 磯崎 新 1966年

50年前の作品です。磯崎さん30代での出世作品(日本建築学会賞)





大分市美術館

設計 内井昭蔵 1999年 建築家協会賞











市街地に近い静かな丘陵地に建つこの建物は複雑な外観をしています。

丸があったり三角があったり、

珪藻土仕上げがあったり、アルミや銅板仕上げがあったりと。

相変わらず降り続く雨のおかげで、外観をしっかり見ることが出来ず残念でした。

これで大分建築巡礼おわり。


来年の全国大会は京都!


















OHITA DAYS-1

2016-10-25 17:33:32 | 建築
うどん県のバクリ疑惑

「おんせん県おおいた」での全国大会のはじまり




日本文理大学チアリーディング部の演技です。飛んでます。



全国大会の式典は主に表彰式です。

それに記念公演、交流セッション(木造建築フォーラム、折り紙建築フォーラム

足湯でまちづくりフォーラム)などなど多数のイベントがあり、

興味のあるものに参加します。

そして翌日は建築巡礼です。

まず訪れたのは大分県立美術館

設計 坂茂





 



建築そのものがまるごとアート

興奮をおさえられず、フラッシュ撮影してしまい

注意されてしまうほどですよ。

もっと時間があれば、天気がよければと嘆き

ブリツカー賞受賞者(建築界のノーベル賞)の技術をまざまざと見せつけられたのでした。


つづく


KUMAMOTO DAYS

2016-10-24 11:17:23 | 建築
県内の強豪を撃破し2年連続出場です。

10月22日に行われた建築士全国大会大分大会への参加です。

県予選はありません。建築士であれば誰でも参加できるものです。

我が香川県建築士会西讃支部は21日に前のりし、熊本へ足を伸ばしました。

震災から半年経ちますが、

建築士として震災の被害状況を肌で感じることは決して無駄ではありません。

震災後2週間程で現地に入った応急危険建物判定士2名の説明を聞きながら

熊本城、阿蘇神社を廻りました。



多く報道されていた石垣一本で支えていた飯田丸五階櫓は、

大きな鉄骨で支えられています。

大林組の施工です。こういうのを見ると日本の建築技術水準の高さを改めて知るのです。



生憎の雨模様もあり、見学できる一部の場所からは本丸の状況は伺い知りませんでした。


そして雨が降り続く中、阿蘇神社へ

途中にある住宅もまだまだブルーシートがかかっている状況です。




ブルーシートがかかっただけ?



報道でみたまんまです。


10月21日午後2時頃特急しおかぜに乗車中、もう少しで岡山駅到着というところで

電車内の携帯が一斉に緊急地震速報で鳴り響き、緊急停車です。

ほぼ同時に強い揺れです。岡山は震度4でしたけれど高架だったので

それ以上を感じたような気がしました。

鳥取で震度6弱発生。

電車は30分ほど立ち往生し、結局熊本到着は1時間遅れ。

地震にあいながら震災の場所へ向う

なんとも言えない不安な熊本の夜です。





虎のドラ1

2016-10-21 09:55:32 | 
第1回選択希望選手 阪神

大山悠輔 内野手 白鳳大学 22歳



予想外の選択でしたけれど

右の大砲で三塁手、虎のウィークポイントを補うことのできる選手なんでしょう。

大学の全日本の4番をはってるんだから問題なし。

スカウトや監督の眼力を信じて。


飛ばしそうないいフォームじゃないですか。





瀬戸芸2016in高見島 vol.2

2016-10-19 16:26:33 | 瀬戸芸


155除虫菊の家(2013年作品)

高見島はかって蚊取り線香の原料となる除虫菊の栽培で栄えた。

当時の営みが煙とともに漂う。







151たゆたう庭

塩飽諸島の島々を取り巻く潮の流れを彷彿させる無数の塩の泡を描き、

その中に再生や永遠を意味する渦巻きを数多く点在させる。

ガイドの説明聞いてください。まぁびっくりする製作手法です。





149時のふる家

壁に突き刺さったアクリル板を通じて外の光が室内へ射し込む。

時代の流れに翻弄される島の姿を光の使い方で静かに浮かび上がらせる。







148漁師と職人

絵付けした陶器の蛸壷。

もはや陶器の蛸壷が使われる機会は乏しいが、

かつての漁師やその職人に思いを馳せる。



いつかゆっくり訪れたいと思いながら、前回同様急ぎ足でまわった高見島。

なんだろ?蚊が非常に多い気がしました。














瀬戸芸2016in高見島 vol.1

2016-10-18 17:25:15 | 瀬戸芸
暑い。ジメジメして暑い。

3年前と同じ、高見島へ来る時は何故か湿度が高くて暑い。

滞在時間1時間30分、正味1時間の強行です。

作品はコンパクトにまとめられているので1時間でなんとか。






150錆色の旅

家電品や日用品などに使われなくなった金属て組み上げた船




152覚悟のイロハ

高見島に存在する興味深い物語や、魅力的な人物を調査した人物画






154よなべのみあげ

広場にかまどを建て、アーテイストたちが会期前からかまどを用いて島で暮らす。

生活しながら島の民俗を取り入れた焼き物の土産を開発。




147海のテラス(2013年作品)

つづく