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2017 3/4の拝観報告1(成願寺 尾上松之助を偲ぶ会)


写真は、日蓮法華の旗

この週末は子供たちがアウトドアクラブでお泊りの予定・・・だったのですが、前日夜に次男が嘔吐。
ウイルス性胃腸炎のよう。
あえなく次男は欠席に。

しかし長男は参加するので長男だけを14:00に京都駅まで送り帰宅した後、15:30に自転車で向かったのが花園にある成願寺です。
北野にある桜がきれいな成願寺は浄土宗ですが、こちらは法華宗です。
妙心寺の南門を東に進んだ先にあるので、以前から存在は知っていました。

京都新聞に掲載されていたのですが、この日16:00~こちらで明治~大正の歌舞伎役者、映画俳優の尾上松之助を偲ぶ会が行われました。
開場は境内にあるプレハブの研修道場。
普段はこちらで空手教室をされているそうです。

早めに行って境内を探検します。
戻ってくるとご住職がおられたので、法華宗用の御朱印帳に御朱印を頂きました。
するとその前に頂いた頂妙寺 妙雲院のご住職とお友達だそうで「住職、元気にしてはったか」などと話が盛り上がりました(笑)。

さて16:00。
参加者は20名程度。
当然ですが、ご高齢の方がほとんどです。
場内のスクリーンで古いフィルムを2本、解説をして頂きながら観ました。
1つ目は大正10年に文部省主催の活動写真展覧会で「楠公訣別」の実演を行った際のもの。
尾上松之助が楠木正成を演じ、正行となにやらやり取りをしています。
この実演の観衆の前に、当時の東宮(昭和天皇)が見学に来ておられるのが映っています。
今回のはDVDに落としたものですが、このフィルムの実物は重要文化財に指定されているそうです。

2つ目は大正15年に松之助が亡くなった際に堀川丸太町の自宅から大将軍にあった日活の撮影所まで葬列をした際の映像。
当日は平日だったそうですが、トンデモナイ数の人が押し寄せています。
それほどの人気だったんですね。
フィルムは無声ですので、画しかありません。
ですのでその葬列の背景を分析しながら、どこをどの向きに通ったのかを保存会の方が解説して下さったのも面白かったです。
特に土地勘のあるあたりですしね。

そしてその葬列の先頭に掲げられて映っていたのが「日蓮法華」の旗です。
この約100年前の旗がこの成願寺に今もあるということで、今回こちらが会場になったそうです。

17:10頃。
もう少しで終わりそうでしたが、妻との予定があったので途中で失礼しました。

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