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瑠璃光院2 拝観2(大原散策7)
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写真は、臥龍の庭
書院を1階へ降りると左手に釜風呂跡があり、正面が1階から見る瑠璃の庭です。
2階からは見えなかった地面の苔が見えます。
紅葉時は“2階から真っ赤な紅葉だけ”を見せ、下りた1階から“紅葉と苔のコントラスト”を見せます。
考えられています。
春や混雑しないときは、書院1階の広間で呈茶があります。
しかし書院が混雑する秋の紅葉ピーク時は、お茶室での呈茶となります。
釜風呂跡の向かう廊下の突き当りの扉を開けると、2畳の控えの間と奥に2畳の水屋があります。
この右手に5畳半の茶室があります。
円窓、床の間、床の間の右手には付書院のようなものがあるのが珍しいです。
天井は竿縁、網代、化粧屋根になっていました。
書院1階を奥に進み、右に曲がると本堂です。
本堂で阿弥陀さまにお参りをして、渡り廊下を渡ると茶庵の喜鶴亭に来ます。
手前に小さめの2間。
中央に大きな1間があり、その奥に茶室の喜鶴亭があります。
4畳+端の半畳が板の間の床の間になっています。
ここのお庭が“臥龍の庭”です。
“臥龍の庭”は盛土を一切しておらず、すべて自然の起伏を利用しているのだそうです。
池の角の岩が龍の頭のように見え、それに続く起伏が龍の体のように見えることからこの名が付いたそうです。
また枯れ枝の処理以外は一切剪定もしておらず、ありのままの姿で庭の体をなしているそうです。
ですから時期が違うと見え方も違うそうです。
池に注ぐ2段の滝も自然のままに落差が違うため、音の高さが違い、この2音のハーモニーも心地よい加減になっています。
ここを出て廊下を戻り、左に進むと玄関に戻ります。
紅葉の時期はもちろん、それ以外でも非常におすすめなお寺ですね。
「瑠璃光院」→「大原」→「蓮華寺」のコースで1日ぐらいでしょう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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瑠璃光院はお寺というよりも、どなたかの山荘にお邪魔した…といった風情でした。
すでにピークを少し過ぎていましたが、2階から見る紅葉は不思議な奥行きがあってとても美しかったです。
報道ステーションの「紅葉中継」放映後だったため、2階の床が抜けるんじゃないかと思うほどの人でしたが、みなさん思い思いに時を過ごされていました。
夕方はかなり寒かったと記憶しています。
このあたりは京都市内と比べると少し気温が低いのですね。
ああ、また行きたい!
報道ステーションの紅葉中継で、ここ「瑠璃光院」や「光明院」を直前に僕がおすすめしていて、すごく盛り上がりましたね(笑)。
ちなみに京都は北大路通より北は、寒さが早く来ますね。
ですから修学院離宮でも11/19、11/20の週末でも紅葉がきれいと案内しています。
あれからまだ1年ですか・・・早いものですね。