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五龍閣


写真は、外観

五龍閣(ごりゅうかく)は武田五一が設計し大正12年に竣工した国の登録有形文化財で、元は碍子で財を成した松風嘉定(しょうふうかじょう)の私邸でした。
現在は、同時期に活躍した竹久夢二の作品を展示するカフェとして営業しておられます。

アクセス
清水寺の門前にあります。
五条坂を登っていくと松原通そして三年坂を合流します。
合流点から約30mの右手の側道に入った左手に五龍閣があります。

まずは外観。
屋根の上には大仏での上にある鴟尾(しび)が付いていたり、ベイウィンドウという英国風の出窓、柱の上にはギリシャ風のイオニア式の飾りと中国風の雷文になっています。

玄関から入ると真っ赤な絨毯が敷かれています。
玄関間を抜けると広い階段室で3階まで吹き抜けており、2階は階段が回廊のようになっています。

そして正面にメインの大きなお部屋があります。
部屋の正面には秋野亜衣の原画をタイルにした大きな円卓や暖炉があります。
部屋は右手に1階ホールが拡がります。
昔は舞踏会が行われたようで、作り付けのソファーが部屋の左手前にあります。
またここの壁には竹久夢二の作品が、額に入ってたくさん並んでいます。
そしてステンドグラスを経た部屋の最奥は、窓が大きくサンルームです。

カフェのメニューはコーヒ―や豆乳ドリンクが510円、食事は京のホットサンド810円、
京野菜カレー1340円、京野菜パスタ1340円、京野菜とハンバーグ(サラダ、スープ、ライス付き)1440円などがあります。

2021/12/18のそうだ 京都、行こうの「関西近代建築の父!武田五一を知る」で、2階、3階と4階の望楼塔に入りました。
2階は階段の正面に大きな広間があり、天井は二重折上格天井を簡素に意匠化したものでありながら、暖炉もあります。
また階段の右手にも10畳ほどのお部屋があります。

3階に上がる階段の途中は、少し広くした踊り場のようになっています。
3階にも出窓のある大きな1部屋があり、電気ストーブが付いています。
しかし現在は客室として使ってはおられないようです。

さらに細く急な階段を登って、4階の望楼塔へ。
内部は2畳ほどの広さですが、360度の景色を楽しめます。
東側は清水の楼門や三重塔がすぐそこですが、楼門の高さよりは低くなうように配慮して作られたそうです。
西側は遠く愛宕山まで見渡せます。



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