goo

2017 2/26の拝観報告2 最終(仁風庵)


写真は、茶室内部

フォーシーズンズホテル京都を出て、車で七条通→河原町通→五条通→堀川通→中立売通と進み、13:30頃にやって来たのが仁風庵です。
この日は14:00~ 第10回「はなしの玉手箱」がありました。

この仁風庵、僕は2回目であんとんさんは初めてです。

こちらは国の有形登録文化財のお屋敷で、講演のある広間、お茶室や庭園など建物も見所満載です。
さらにお茶室に行くとお茶を出して下さいます。
早めに行ってその辺りも堪能します(笑)。

14:00からは講演です。
この日は文学のお話。
佐藤春夫という作家が話のメインです。
ますは佐藤春夫には、友人谷崎潤一郎の妻千代と最終的に再婚します。
いろいろいざこざがあったことは、言うまでもありません。
そして一方で1660年頃、フランスの修道女が将校と道ならぬ恋に落ちました。
その時修道女が書いたガチの恋文をアホな将校が流出し、一般に出版されることに・・・。
またそれがベストセラーになり、世界各国でも翻訳され出版されました。
それを「ぽるとがる文」として日本語訳をしたのが、佐藤春夫とつながります。

要点は、過去にいろいろあった佐藤春夫だからこそ、「ぽるとがる文」を絶妙に翻訳できたのではないということでした。

文学の講義を聞いたことが過去にも少ないので、興味深い内容でした。

15:40頃に終わり、帰宅しました。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 2017 2/26の... 2017 2/28の... »
 
コメント
 
 
 
佐藤春夫 (はずれ)
2017-03-05 08:16:43
高校の教科書に佐藤春夫の「秋刀魚の歌」が載っていまして、先生が熱く解説してくださったのですが、当時の私には???よくわからなかったのを覚えています。
大人になった今ならば、感じ方も違いますね。
私もその講義、伺ってみたかったです。
 
 
 
はずれさま (amadeus)
2017-03-05 20:39:54
そうなんですよ。
その「秋刀魚の歌」こそが、佐藤春夫が谷崎潤一郎の妻千代を想って詠んだ歌なんですよね。
それを教科書で教えるというのも・・・(笑)。

僕にはそういう背景がなかったのですが、予めご存じであったのならもっと面白かったでしょうね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。