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便秘 - 便秘薬 緩下剤① -

2008-10-15 04:36:38 | 便秘に関するメモ
前回の整腸剤の便秘薬はどうでしたか?
では、本日は便秘薬の緩下剤についてです

以前もお話ししましたが、緩下剤には便を軟らかくする薬と腸を刺激する薬がありましたね
今回はその中の便を軟らかくする薬についてです。
便を軟らかくする薬は、その作用の違いから塩類下剤と膨張性部剤にの種類があります。

そこで、今日は塩類下剤についてお話し致します
塩類下剤は、腸から水分を引き出すことで便を軟らかくして、排泄をしやすくする薬です。基本的には長期間服用しても、癖になりにくいといわれています。

 1)処方せん薬
  ①酸化マグネシウム
    胃酸を中和して攻撃因子を押さえ、胃壁を保護
   するなど局所性の制酸作用を持っております。
    一方中和により生じたMgは、腸に移行して腸
   液のアルカリで炭酸水素Mgとなり、塩類下剤と
   して瀉下作用を示します。
   酸化マグネシウム、重質酸化マグネシウム、重カマ、
   マグラックス錠、マグラックス細粒、マグミット など

  ②水酸化マグネシウム
    水酸化マグネシウムは、以内の塩酸と反応して
   塩化マグネシウムに変わった後、腸内の重炭酸ナ
   トリウムと反応して可溶性の吸着しにくい重炭酸
   マグネシウム炭酸マグネシウムとなり、腸壁から
   水を奪って腸管内容は等張になろうとします。
    腸内容物は水の増大により刺激され蠕動運動が
   高まります。
    粘液への薬物自体の直接の刺激はなく、内容量
   の増加が瀉下作用の機序となっています。
   ミルマグ錠、マグミット液
  ③硫酸マグネシウム
    硫酸マグネシウムのMgイオンにより、腸管内
   の水分は吸収されにくくなり、その結果便の軟化
   が起こり瀉下作用を起こします。
   硫酸マグネシウム
  ④クエン酸マグネシウム
    腸管内の水分量が著しく増加することにより、
   腸内容物が水様化され容積を増大して大腸運動を
   促進し排便されます。
   マグコロール液、マグコロールP散、テクトロール散
  ⑤人工カルルス塩
    無機硫酸塩は小腸粘膜を刺激して小腸内容物の
   移動を速やかにし、また浸透圧により小腸管腔内
   に水分が急激に貯留することにより、瀉下作用を
   発現します。
    尚、成分中の炭酸水素ナトリウムは、腸内のア
   ルカリ欠乏を起こさないようにするために配合さ
   れている。
   人工カルルス塩散

 2)市販薬
   基本的に酸化マグネシウムを中心としたものが主
  力で、その他硫酸マグネシウムを使用したものが市
  販薬では販売されています。
   これらの作用は、処方せん薬の酸化マグネシウム
  及び硫酸マグネシウムと同じ作用機序です。
   これら市販薬を購入する場合は、便秘薬のコーナ
  ーの中心には置かれていない場合がありますので見
  つからない場合は薬剤師等に問い合わせて下さい。
   ミルマグ液、ミルマグ内服液、マグスルー、
   錠剤ミルマグLX、スイマグ、アリンマグ など



以上が、便秘薬として塩類下剤としての緩下剤です。文頭で癖になりにくいといわれている薬といいましたが、頻繁に服用すると効目が悪くなり増量しなければならなく恐れがあるため、便秘との状態なわせて服用回数を調節することをおすすめ致します。

次回は、緩下剤の「膨張性下剤」についてです。

でわ、また。。。。。


      参考:治療薬マニュアル 2008 / 医学書院
         日本医薬品集一般薬 2009-10年版 / じほう

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