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植物性自然毒 -毒きのこ ②-

2008-08-11 22:34:21 | 食中毒に関するメモ
みなさん、こん○○わ!
さて、今日は、毒きのこの2回目です

今日からは、毒きのこの作用別分類ごとに、簡易鑑別法、中毒症状、治療法など日手お話ししていきます。
今回は、まず特に致死量の高い毒きのこについてです

【原形質毒性が強く、致死率が高い毒きのこ】
 ①コレラ様症状、肝臓、膵臓、脳神経障害型
  ドクツルタケ、シロタマゴテングタケ、タマシロオニタ
  ケ、タマゴタメモドキ、コレラタケ
  <鑑別法>
   ドクツルタケ、シロタマゴテンギウタケ、タマシロオ
  ニタケは全体が白色でいずれも柄にツバがああり、ドク
  ツリタケとシロタマゴテングタケは基底にツボがあり、
  ドクツリタケにはからの表面にササクレがあります。
   タマシロオニタケは基底がカプラ状に膨れます。
   類似食用きのこのシロオオハラタケ、シロシメジには
  ツバ、ツボがありません。
   タマゴタケモドキは傘が淡黄色、柄に細かいササクレ、
  ツバとツボがあります。
  <中毒症状>
   6~15時間気に激しい腹痛、嘔吐、下痢などの消化
  器症状。血糖値は減少、AST、ALTは増加。以後コ
  レラ様水溶性下痢は反復継続し、肝障害からBUN、ク
  レアチニン値が上昇し腎障害が起こる。プロトロンビン
  時期は延長し血液凝固障害が起こる。中毒末期には黄疸、
  中毒性腎炎から肝性脳症を併発し死に至る。
  <中毒成分>
   ・ドクツルタケ
     ヒドロトキシン(タンパク生合成阻害)
   ・シロタマゴテングタケ
     アマトキシン(タンパク生合成阻害)
   ・タカゴタケモドキ
     アマトキシン(タンパク生合成阻害)
   ・タマシロオニタケ
     アリルグリシン(GABA生合成阻害)

 ②溶血障害、心機能不全型
  ニセクロハツ
  <鑑別法>
   ニセクロハツ及び食用の近縁種クロハツは、ヒダに傷
  を付けると赤変し、その後ニセクロハツは変化しないが、
  クロハツは黒くなる。
  <中毒症状>
   10~30分後に嘔吐、下痢、縮瞳、背筋硬直、言語
  障害、血尿から心機能障害、意識不明。
  <中毒成分>
   ルスフェロール類(意識障害)
  <治療法>
   早期にHP、5日後にDHPの血液浄化。

 ③毛細血管など循環器障害型
  カエンタケ
  <鑑別法>
   カエンタケの肉質は硬いが、類似食用きのこのベニナ
  ギナタタケは細く柔らかい。
  <中毒症状>
   30分後から悪寒、腹痛、頭痛、激しい嘔吐、下痢、
  手足のしびれ。更に顔面、皮膚のびらん、脱毛があり腎
  不全、循環器不全から死に至る。
  <中毒成分>
   ロリジン、サトラトキシンなどのトリコセテレン類。


以上、今日は原形質毒性が強く、致死率が高い毒きのこについてお話しいたしました。ただ、今回ここに記載した鑑別法は一般的な方法です。自分で山できのこ狩りをしてきた場合必ずきちんとした鑑定(もしチョットでも確信を持てない場合は専門家などに見てもらう)を行ってから食べるようにしましょう。

では、また。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
ジャンル:
食と健康・美容
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