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B型、C型、D型肝炎ウイルス

2008-07-04 23:32:49 | 食中毒に関するメモ
先日は、A型とE型の肝炎ウイルスについて説明しました

今日は、食品を介さない肝炎ウイルスB型、C型、D型についてお話しします。

 ①B型肝炎ウイルス(HBV)
  ・感染は、一過性感染と持続感染の2種類がある
  ・急性肝炎全体の1/3を占め、好発季節は特にない
  ・慢性肝炎においては、全体の1/3を占めそのほとん
   どがキャリアからの発症
  ・主たる感染源は、潜伏期間の終わり頃から発病初期ま
   でのB型急性肝炎の患者、HBe抗原陽性期の無症候
   性キャリア
  ・感染経路は、血液、血液製剤、医療器具(針など)、
   カミソリ、歯ブラシ、刺青など
  ・小児の場合は、キャリアである母親あるいは急性肝炎
   を発症した母親からの感染が多い
  ・潜伏期間は、2~3ヶ月
  ・感染後の症状は、黄疸、全身倦怠感、食欲不振、悪心、
   嘔吐、腹痛、蕁麻疹など、重症化の場合は劇症肝炎後
   死亡
  ・慢性肝炎の場合は、大半は無自覚で進行し、急性肝炎
   より症状は軽い
  ・予防対策は、HBワクチン接種による、HBVに対す
   る免疫力をつける
  ・HBVに曝された場合は、48時間以内に免疫グロブリン
   を投与

 ②C型肝炎ウイルス(HCV)
  ・HCVキャリアの多くは、慢性肝炎の増悪と軽快を繰
   り返しながら長期経過を得て、肝硬変・肝がんへと進
   展する場合が多い
  ・感染経路は、HVCを含む血液の輸血や血液製剤によ
   って感染
  ・注射針の連続使用や、消毒不十分な医療器具の使用、
   臓器移植などによっても感染する
  ・性行為による感染は極めて低い
  ・潜伏期間は、2週間~6ヶ月
  ・感染後の症状は、食欲不振、全身倦怠感、腹部不快感、
   悪心嘔吐など
  ・HCVを予防するワクチンはまだ開発されていないた
   め、現状では医療器具や血液又は血液製剤からの感染
   を気をつける以外無い

 ③D型肝炎ウイルス(HDV)
  ・HDVは不完全なウイルスで、HBVを持った人のみ
   感染し増殖する
  ・HBVと同時に感染するより、重ねて感染した方が症
   状は重く、劇症肝炎の症状になりやすい
  ・HDVは、地中海沿岸の特にイタリアに多く、日本に
   はまず存在しないと言われている

このように、先日のHAV、HEVとは違い医療の現場による感染が原因となっているのが大きな特徴です

先日、TVニュースで針の使い回しや点滴の作り置きなど、衛生面での管理が徹底されていないことで、本来感染しなくてもいい人たちが被害を受けています

コストや手間の簡素化を重視するのではなく、まず安全ありきでコストなどを考えて欲しい物です
イクラ安くても健康を害しては、逆に高くつくどころか。。。取り返しのつかないことに。。。
みなさん、まず自分自身から注意するよう心がけましょう!

でわ。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
ジャンル:
食と健康・美容
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