健康回覧板 ~よむクスリ~

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植物性自然毒 -植物毒 ③-

2008-08-17 15:43:39 | 食中毒に関するメモ
さて、前回は強心配糖体での中毒症状に関してお話しいたしました今日は、青酸配糖体についてお話しいたします。

【青酸配糖体】
  青酸配糖体は、加水分解によりシアン化水素を遊離する、
 α-ヒドロキシニトリル類の配糖体であります。青酸配糖
 体そのものは特に毒性を示しませんが、植物に含まれる加
 水分解酵素エムルシンなどと一緒に摂取すること、または、
 腸内細菌による加水分解により遊離したシアンによって毒
 性を発現します。

 1)主な有毒植物とその有毒成分
  ①ウメ、ホンアンズ、モモ、スモモビターアーモンド
    → アミグダリン、プルナシン
  ②シロツメクサ(若葉)、アオイマメ
    → リナマリン、ロタウストラリン
  ③ソルガム
    → ドゥーリン
  ④アマ
    → リヌスタチン、ネオリヌスタチン

                        など
 2)中毒の症状
   主に神経障害と呼吸麻痺などの呼吸器系障害。激しい
  嘔吐、失神、昏睡、痙攣、代謝性アシドーシスも引き起
  こす。
 3)治療に関して
   基本的処置として、催吐、胃洗浄、下剤の投与による
  有毒成分の排泄。また、対症療法として呼吸器系・循環
  器系の管理、代謝性アシドーシスの補正治療。
 4)予防対策
   多くのバラ科の植物の種子にはアミグダリンが含まれ
  ていますが、種をかみ砕かない限り中毒は起こさない。
  ウメ、モモ、スモモ、アンズなどは未熟果実を食べなけ
  れば中毒にはならない。

青酸配糖体は、未成熟果実を食すと中毒になる場合があるので、山などに登ったときはむやみに果実を食べないようにしましょう。基本的に店で売られている物に関しては問題はありませんが、道端で売られている未熟性のものについては、必ず売り手の人に確認や調理法を尋ねるようにしましょう

でわ。。。また。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
ジャンル:
食と健康・美容
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