健康回覧板 ~よむクスリ~

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植物性自然毒 -植物毒 ⑥-

2008-08-20 22:05:14 | 食中毒に関するメモ
さて、今日は植物毒の最終回です

最後は、『アコニチン系アルカロイド』についてお話し致します。

【アコニチン系アルカロイド】
  キンポウゲ科トリカブト属のジテルペンアルカロイド成
 分のひとつで、炭素数19個の骨格を有している。特にこ
 の化合物の中でも、ジエステル型のものの方が毒性は強い
 とされている。

 1)主な有毒植物とその有毒成分
  ハナトリカブト、エゾトリカブト、ヤマトリカブト
  ホソバトリカブト
      → アコニチン、メサコニチン、ヒパコチニン
        ジェサコチニン、アコニン など
 2)中毒の症状
   神経中枢麻痺が主な中毒症状である。初期には、手足
  のしびれ、めまい、心悸亢進があり、その後に嘔吐、脱
  力感、呼吸麻痺、痙攣を生じる。
 3)治療に関して
   基本的処置として、催吐、胃洗浄などがあるが、解毒
  剤や拮抗剤はない。対症療法として、呼吸器及び循環器
  の管理治療が重要である。死亡事例は、発症後6時間以
  内がほとんどで、24時間以上生存すれば回復すること
  が多いと言われている。
 4)予防対策
   蜂蜜のトリカブト由来の混入を予防するためには、検
  鏡による花粉の形態試験を行う。

アコニチン系アルカロイドにおける中毒例としては、みなさんもご存じのトリカブト属によるものが多い。特に、トリカブト属植物の若葉をニリンソウ、ゲンノショウコ、モミジカザ、ヨモギ、セリなどと間違えて摂食することで中毒を起こす例が多いようです。

植物性自然毒の植物毒は、日常よく摂食するものによく似た毒性を持ったものによる中毒がほとんどであり、野生のものを採取する際には充分気をつけることがコレラの中毒症状にかからないための基本であります。

従って、怪しいと思ったときは採取を止めるか、専門の人に鑑別してもらうようにすることが大切です。

以上で、植物性自然毒についての話を6回に渡りしてきました。
次回からは、動物性自然毒についてお話し致します

でわ。。。また。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
ジャンル:
食と健康・美容
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