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化学物質による食中毒-ダイオキシン類-

2008-07-18 23:58:57 | 食中毒に関するメモ
さて、今日はみなさんも結構気になる物『ダイオキシン類』につてです

【性状】
  ダイオキシン類は、2つのベンゼン環が、ほぼ同じ平面
 上にある立体構造を持っています。ベンゼン環に付く塩素
 の位置とその数の違いにより、ポリ塩化時ベンゾ-パラ-ジ
 オキシン(PCDD)は75種類、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)
 は135種類の同族体が存在する。コプラナーポリ塩化ビ
 フェニル(co-PCB)は12種類存在する。環境中では、これ
 ら同族体の混合物として存在していて、それぞれの物質で
 毒性が違ってくる。
  ダイオキシン類は、親油性で体内では脂肪に蓄積する。
 人での半減期は物質により異なってくるが、高レベルでの
 暴露の場合には半減期は短くなる。
  ダイオキシン類の中で、最も毒性の強いものは、2,3,7,
 8-TCDDであり、ダイオキシンの毒性を見る場合は、一般的
 に全てこの物質を基準として表される。2,3,7,8-TCDDの半
 減期は、7.5年程度といわれている。

【毒性】
  ダイオキシン類は、細胞内でアリール炭化水素受容体
 (AhR)と結合して、核内に入り、遺伝子発現に影響を与
 えます。
  動物実験での確認で、胎児期はダイオキシン類に対する
 感受性が高く、生後において生殖器官の異常、学習機能の
 低下、免疫機能の低下などが確認されている。
  ダイオキシン類のうち、2,3,7,8-TCDDによる発がん性は
 遺伝子損傷による物ではなく、プロモーション作用による
 もので起こっている。

【主な感染源】
  ダイオキシン類は環境にどこでも存在しているため、あ
 らゆる食品に含まれるが、その中でも動物性油脂に多く含
 まれている。食物連鎖による濃縮があるため、保色性の大
 型の魚の汚染レベルが高く、近海魚や養殖サケの汚染レベ
 ルは高い傾向にある。

【汚染経路】
  一般人の暴露は、主に食事を介しての摂取である。日本
 では魚、欧米では肉及び酪農製品が主な暴露源となってい
 る。
  職業暴露では、焼却炉の運転・清掃・解体作業工程など
 の際に、経気道や消化管を介した暴露があります。
  またその他、農薬工場の爆破事故などによる食品汚染で
 の、経口・稽古道暴露などがある。

【感染後の症状】
  クロルアクネ(塩素ざそう)という皮膚炎が特徴的な症
 状で、重症の場合はのう胞を外科的に除去する。その他に、
 体重減少、食欲不振、筋肉痛、気力の低下などが現れる。
  ダイオキシン類の体外への排泄を速めるために、抗コレ
 ステロール薬が有効とされているが、根本的な治療は確立
 されていない。

【予防対策】
  WHOは、調理に際し肉から死亡部分を取り除くこと、
 低脂肪の食品を選ぶこと、バランスのとれた食生活をする
 ことでダイオキシン類のリスクを低減できるといっている。


以上、ダイオキシンについてお話ししましたが、ゴミなどの焼却不十分によるダイオキシン問題が大きな話題となりました
一番大きな事件としては、カネミ油症、台湾油症などの食品汚染事故です。この食品汚染事故には、謀略が疑われたものもありました
毎日暑い日が続いておりますが、これも環境の変化によるものは間違えないと思います。ダイオキシンもいつどのように多く発生するかわかりません
日頃から、みなさんも環境問題に対し少し考えてみましょう

でわ、また。。。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
  
ジャンル:
食と健康・美容
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