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動物性自然毒 - その他の魚毒 ② -

2008-08-26 23:40:10 | 食中毒に関するメモ
さて、今日は動物性自然毒の5回目です

今日は『その他の魚毒②』についてです

【体表粘液毒】
  魚類の中には体表粘液に毒性分を含む物が存在します。
 毒性分は、ウナギ、アデウツボ、ゴンズイではタンパク質
 の成分が、フグ類ではテトロドトキシン、ハコフグ類では
 特殊なコリンエステルのパプトキシン、ヌノサラシ類では
 ペプチドのグラミスチン、コバンハゼ類やウバウオ類では
 グラミスチン類似ペプチドなどがあります。しかしながら、
 食品衛生上の問題はないと考えられている。

【ビタモンA】
  ビタミンAは人において必要な栄養素で、1日あたりの
 必要量は約2000IUとされています。一方、ハタ科のイシナ
 ギの肝臓にはビタミンAが約10~20万IU含まれており、こ
 の肝臓を5~10g摂取するだけでビタミンA過剰症の中毒症
 状を引き起こします。
  中毒症は、食後30分~12時間で発症し、激しい頭痛、発
 熱、吐き気、嘔吐、顔面浮腫が見られ、下痢や腹痛を伴う
 こともあります。最も特徴的な症状は、2日目頃から始ま
 る顔面や頭部の皮膚の剥離で、重症の場合は全身に及び、
 回復には1ヶ月程度かかることがあります。
  イシナギの肝臓は1960年に食用禁止になっていますが、
 サメやマグロ、カツオ、ブリなどの大型魚、特に老成魚の
 肝臓に多くのビタミンAが含まれており、中毒症状の原因
 となっています。

【異常脂質】
  筋肉中の脂質含量が異常に高い、または脂質成分が特殊
 であることから、食べると必ず下痢を起こす魚として、ギ
 ンダラ科のアブラボウズ、クロタチカマス科のバラムツお
 よびアブラソコムツが知られています。
  アブラボウズの脂質の主成分は普通の魚と同様にトリグ
 リセライドですが、筋肉中の脂質含量は50%知覚にも成
 下痢を招きます。
  また、バラムツとアブラソコムツの場合は、脂質含量は
 約20%と高ばかりではなく、脂質の主成分は高級脂肪酸
 と高級アルコールのエステルであるワックスであるため、
 摂取後消化吸収されにくく、悪臭を伴った油状下痢便とし
 て排泄されます。しかしながら、基本的にはバラムツは
 1970年に、アブラソコムツは1981年に食用禁止措置が執ら
 れているため、中毒症状は生じることはないとされている。


ビタミンAの過剰中毒症は、昭和30年代以降の人なら記憶にあると思いますが、小学校で『肝油』を販売していて、味がおいしがために多く食べたくなるのを、学校の先生や親に1日○個までだよと、よく言われ片付けられていた記憶はありませんか?
今日の中毒症状は、一見問題がないような物ですが、やはり摂り過ぎや取り扱いが悪いと一種の中毒症状を起こす物です。サプリメントもそうですが、1日の摂取量には充分気をつけるようにしましょう。


でわ。。。また。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
ジャンル:
食と健康・美容
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