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便秘 - 便秘薬 緩下剤② -

2008-10-16 01:26:22 | 便秘に関するメモ
今日は少し暑かったですね

さて、本日は緩下剤の膨張性下剤についてお話し致します

膨張性下剤は、腸から水分を引き出して便を軟らかくし、かさを増やすことにより便秘を改善する薬です。基本的にはこの薬も長期間使用しても、癖になりにくいとされています。

 1)処方せん薬
  ・カルメロースナトリウム(カルボキシメチルセルロースナトリウム)
    服用する時の大量の水で、腸内で粘性のコロイド
   液となり、便塊に浸透して容積を増大します。さら
   に、腸壁に物理的刺激を加えることで無理なく排便
   されます。ほとんど消化吸収はされません。
    尚、急性腹症(急性虫垂炎など)の疑いがある人
   や重症の硬結便、けいれん性の便秘の人は服用はで
   きません。
    バルコーゼ顆粒

 2)市販薬
   市販品の膨張性下剤は、現在販売しておりません。


尚、膨張性下剤に似た「浸潤性下剤」というものもあります。
浸潤性下剤は、水分を吸着させる界面活性作用によって、大腸内の便(大便・糞)の水分が吸収されるのを防ぎ、便を柔らかくする下剤です。作用は穏やかで副作用の心配もほとんどありませんが、効果が弱いので浸潤性下剤だけで便秘を解消することは難しいため、刺激性下剤と併用することが多いようです。

 1)処方せん薬
  ・カサンスラノール・ジオクチルソジウムスルホサクシネート複合剤
    ジオクチルソジウムスルホサクシネートの水分を
   浸透させる作用により、硬化便を軟らかくします。
   カサンスラノールは、腸壁に直接作用せず、小腸よ
   り循環系に入って大腸に排泄され、大腸壁のアウエ
   ルバッハ神経叢を刺激することにより腸管の蠕動を
   亢進することにより便秘を改善します。
    ビーマスS、ベンコール

 2)市販薬
   市販品の湿潤性下剤は、現在販売しておりません。


以上、今回の緩下剤は水分により便を軟らかくする薬です。従って、人によっては効果に差が出る場合がありますので、効かないからといって薬を増量することはせず、必ず処方医に相談するようにしましょう

次回は、緩下剤の大腸刺激性下剤についてです

でわ、また。。。。。

     参考:治療薬マニュアル2008 / 医学書院
        日本医薬品集一般薬2009-10年版 / じほう
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