健康回覧板 ~よむクスリ~

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原虫類は怖い。。。②

2008-07-11 21:27:49 | 食中毒に関するメモ
さて、原虫類の続きをお話ししましょう

3)赤痢アメーバー
 ・宿主動物の大腸管腔内に寄生し、2分裂で増殖する
 ・管腔内の栄養体は被嚢してシストとなり、便とともに排
  泄される
 ・シスト内では核分裂が先行して4核となり、感染性を獲
  得する
 ・シストは条件が整えば、外部環境で数ヶ月間生存
 ・シストは乾燥や高温に弱く、速やかに失活する
 ・病原因子は、チオール蛋白分解酵素ではないかとされて
  いる
 ・発症機序は、シストを経口的に摂取することで感染
 ・シストは、感染後胃を経て小腸に達し、そこで脱嚢して
  栄養体となり、分裂を繰り返して大腸に達する
 ・主な原因食品は、シストを含む糞便に汚染された食品や
  飲料水が感染源(レタス、大根など)
 ・潜伏期間は、2~4週間が通常
 ・腸管アメーバー症に感染した場合の症状は、下痢、粘血
  便、テスムネス、鼓腸、排便時の下腹部痛など
 ・腸管外アメーバー小児感染した場合の症状は、アメーバ
  ー性肝膿瘍になり高熱、季肋部痛、嘔吐、体重減少、寝
  汗、全身倦怠感など
 ・基本的な衛生管理のみ(ワクチンは無し)

4)トキソプラズマ
 ・胞子虫類に属する偏性細胞寄生性の原虫
 ・急性期にはマクロファージなどを含む多様な細胞に寄生・
  増殖し、細胞を破壊
 ・毒素の産生の確認はされてない
 ・発症機序は、急性期原虫におけるタキゾイトの増殖、シ
  ストの発育に伴う細胞や組織の破壊、シストの石灰化に
  よる障害
 ・主な原因食品は、シストにより感染された食肉や生肉の
  調理中による手指の傷からの二次感染
 ・潜伏期間は、オーシストを直接摂取した場合は5~23
  日、食肉中のシストを摂取した場合は、10~20日
 ・感染後の症状は、鼻風邪様症状、リンパ節炎、肝脾腫など
 ・先天性感染では、脈絡網膜炎、脳内石灰化、水痘症など
 ・予防対策は、食品や飲料水の糞便汚染の防止と、一般的
  は衛生管理

以上、今日の2種類の寄生虫についてお話し致しました

特に、赤痢アメーバーは聞いたことがあるかと思います
基本的には、寄生虫は前回も2種類も糞便感染が基本です。
よく手洗いをすることを心がけましょう

次回は、寄生虫野最終回です
でわ。。。


参考:食中毒予防必携 第二版(日本食品衛生協会) より一部抜粋
ジャンル:
食と健康・美容
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