ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

大庄屋・大歳家(16) 大庄屋・大歳家公開⑤、竜吐水

2017-04-19 08:49:54 | 大庄屋・大歳家

 

   竜吐水(りゅうどすい)

 竜吐水をご存知でしょうか。江戸時代から明治時代にかけて用いられた消火道具(火消しの道具)です。

 それにしても、「竜が水を吐く」とはすごい命名ですね。
 竜吐水は、火事・火災の際、屋根の上に水をかけ、延焼防止をする程度の消火能力しか持たなかったと言われる木製のポンプ式放水具です。

 大歳家の大戸口を開けて入った左手に、この竜吐水が天井からぶら下げて保存されています。
 前面に大きく「大歳」と記載があります。

 村で起こった火事のときに出動したり、大歳家のお屋敷が火事になった時に消火ポンプとして使われたりしたんでしょう。
 竜吐水は、江戸の町では寛延4(1751)年ごろから注目されるようになったようです。
 江戸においては、町年寄が名主の代表を集めて「近ごろ竜吐水という消火道具が売り出されているが、消防のためによろしいようにみえるから、町火消一組に4つ5つ備えるようにしてはどうか」と勧めています。

 そして、明和元(1764)年には、町火消十三組に竜吐水が一基ずつ支給されています。
 この竜吐水は、江戸時代中ごろから明治10年代にかけて使用されてきましたが、明治17(1884)年末に、国産の腕用ポンプが量産されたことに伴って、廃止されています。(消防雑学辞典:江戸時代の消防ポンプより)

 近辺では、あまり保存されていない古い消火器です。(no3355)

 *写真:大歳家の土間に天井からぶら下げて保存されている竜吐水
 

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