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完熟ふじリンゴの内部褐変症(あんこ)

2011-01-14 20:19:31 | メモ日記
遅くなりました。 101224 老妻、入院中見舞いに 頂いたリンゴに、貯蔵障害果があった。年内に、こんなキレイな典型的症例が出るとは、知らなかった。このリンゴは、ツル割れの症状あり、一ヶ月前なら、蜜入りリンゴとして、それなりに評価されたと思われます。誰から頂いたか、特定できず ご免なさい。写真は、病院窓枠サッシの上で撮影。 


 蜜入りりんごの評価が高いため生産者はできるだけ木においてから収穫します。霜がおりることで蜜が入ると考えられているため、「完熟」の証とされ、高い評価を受けています。りんごの蜜はソルビトールという糖の一種。葉が光合成を行って果肉に送られてきたソルビトールは、その後果糖などに形を変えますが、霜などの寒さにあたるとソルビトールがそのまま残ってしまいます。 ソルビトールは時間の経過とともに果肉に吸収され、年明けには蜜がなくなるものなのですが、吸収されずに劣化すると内部褐変症となります。
 内部褐変が出やすいのは、完熟のふじです。これまでは、蜜が入っていてもそれほど褐変することはなかったのですが、最近 内部褐変のクレームが増えているようです。原因は地球温暖化による平均気温の上昇ではないかと言われていますが、はっきりとしたことはわかりません。蜜が入っていないりんごでも、糖度が高かったものはやはり糖分が劣化して、内部褐変を起こすことがあります。おいしいりんごほど内部褐変を起こしやすいといえるかもしれません 
 外国では、蜜入りは、蜜病として、嫌われています。

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