王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

プーチン大統領来日と北方領土

2005-11-19 09:32:26 | ロシア関連
明日20日ロシアのプーチン大統領が来日する 北方領土問題に進展があるか日本人としては関心のある所だが事前の両国外相間の事務折衝では変化が無さそう 11月25日付けの週刊朝日に鈴木宗男の“北方領土は戻ってくる!”の記事を読みたいものだと思っていたら友人が探してくれた 宗男いわく 1956年の日ソ共同宣言では“色丹島と歯舞諸島の2島を日本に返還した後、平和条約を締結する”と共同宣言を参照して その後の4島一括返還交渉が日ソの関係を破壊してしまったと だから日本側は現実的な4島返還論を取ることだ だから(平和条約を締結すれば)2島の引渡しは行うといっているのだから(その後)国後、択捉の返還とをどう繋ぐかが小泉総理の判断だと これではソ連外務省の日本駐在代弁人のセリフだ

爺にしては硬い話をする
サンフランシスコ講和条約を取り仕切ったアメリカの国務長官ダレスは1956年9月7日以下の国務省発表を行った 要約すれば“日本は同条約で放棄した領土に対する主権を他に引き渡す権利を持っていないのである”歯舞群島色丹島は元より国後、択捉は日本の領土であって国後択捉をソ連に譲渡するような条約を結ぶことは極東に於ける緊張が増大するとの意である 宗雄は2+2の後ろの2がソ連領であるけどある条件で返してと言っているのである ダレスの書簡はその様な行為をなせばその人は米国からみて Persona Non Grata(外交上好ましからぬ人物)となると警告が含まれていると読まなければいけない この事は日米同盟下にあって北方領土返還を望む日本人がしっかりと心に刻んでおかねばならない ダレスさん 有難う 明日以降のプーチン大統領との会談で北方領土につき何が話されるか 話されないか 皆の関心が続くようなら1956年日ソ共同宣言前後の話を解説しよう 

写真は近くの川に来る白鳥 アヒルではない 
 
 

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