王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

佐久浅間農協で女性職員 4700万円着服 !! 

2016-09-11 08:41:12 | 駄目だ! こりゃ
着服総額は4700万円 佐久浅間農協、女性職員を懲戒解雇

昨日10日佐久浅間農協は40歳代女性職員が顧客の4700万円を着服したことを公表しました。
女性職員はは当日懲戒解雇したそうです。
被害額は当人と家族が弁済したせいでしょうか、刑事告訴の話に言及がありませんからこれでお終いですかね。

小さな金融機関で長年一人で金の出入りを任されている人が顧客の預金を着服するという手はこれまでもたくさん例がありました。そのたび当該機関は反省するのですがそれが他の機関に波及している様に思えません。この女性の場合ざっと10年の間に2か所の支所を異動している様ですから管理の杜撰さはこの農協のシステムそのものにあるのでしょう。

被害は顧客23人ですが1人1口座として1人200万円の眠り口座の着服を続け10年目に生(生きている)口座に手を付け御用となった様です。浜爺の様な素人でも解約手続きで幹部がごまかされたとしても「眠り口座」の確認の仕方なんて3-4はすぐ考えられます。

過日の台風が東北を襲いましたが被害の出た町長や施設の長は「避難情報その他の警告」に他人事だったのとよく似ています。
多分今でも着服が続く小さな金融機関がある気がします。
該当する機関は「制度として」一人で金の出入りを扱う場所を点検・監査する必要があります。
昔なら組合長は「農薬を飲んで杜撰管理の責任を取った」ものです。


写真:謝罪する農協幹部

中日新聞:
佐久浅間農協(佐久市)の四十代女性職員が顧客の定期貯金を着服していた問題で、同農協は十日、被害の総額が顧客二十三人の約四千七百万円に上ったと発表した。農協は同日、女性職員を懲戒解雇した。今後は刑事告訴する方針。
 農協によると職員は二〇〇七年五月からことし六月にかけて、勤務していた野沢支所(同市)と佐久町中央支所(佐久穂町)で、客の定期貯金を不正に解約したほか、普通貯金の通帳を不正に再発行して貯金を引き出すなどしていた。着服額のうち四千百三十万円は生活費に充て、約五百七十万円は着服を隠すために流用していた。
 六月に顧客の指摘で発覚し、農協は七月に被害額を約千四百万円と発表。その後の調査で、さらに三千三百万円の不正が分かった。被害額は本人や家族がすべて弁済した。
 職員は印影を複製したり筆跡をまねて書類を偽造。被害は連絡の取れない顧客に多く、休眠状態で気付かれにくい口座を狙ったとみられる。農協は今後、委員会などを設けて再発防止策をまとめ役員などの処分も検討する。
 井出健組合長は「長期間にわたる着服を見抜けなかったことを反省し、再発防止と組織の再生に総力を挙げる」と謝罪した。
(引用終わり)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする