王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

療養費詐欺で総額1億円 やくざが関与!!

2015-11-09 08:00:23 | 社会
総額1億円超詐取か 療養費詐欺容疑で組長ら14人逮捕

数日前から「接骨院」が施術をしたとして、健保から支払われる療養費を詐欺したとして1億円超を詐取したと浮動されていました。
報道の割に誰が何をしたのかよく分かりませんでした。

この記事は一連の流れを判りやすく纏めています。
どうやら杉並区の「すこやか整骨院」はやくざの一人三戸某が詐欺の窓口にするため作ったようです。
ここを拠点に2011年8月から13年8月まで患者四人から45万円を騙した疑いで逮捕していますが別件で2700万円を受け取ったそうです。

療養費の申請には申請書と印鑑おそらく健保保険証が必要なのでしょう。
患者を集めて架空請求をしていたと見られます。中には嘘の申請に使われるのを承知で患者になった若手芸能人?もいたとか。
こんな話、氷山の一角でしょうね。
浜爺の店番する南区でも10年ほど前、針灸マッサージの業界で夫婦が1億円以上架空請求していました。
これが横浜市にばれて家出、最後は北陸の海に飛び込み自殺しました。
横浜市は取られ損でした。
今回は「やくざ」ですから自殺はしないでしょう。
でも被害はもっとある気がします。
また基礎杭打ちのデーター改ざんと同様、業界の常識かも知れません。
ご用心、ご用心!!


写真:詐取の構図

朝日新聞:
接骨院で施術を受けたと偽り、健康保険から支払われる療養費を詐取したとして、警視庁は6日、指定暴力団住吉会系組長三戸慶太郎容疑者(49)=東京都新宿区=ら計14人を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「患者役」の協力者をねずみ講式に1千人近くまで増やし、総額1億円超をだまし取っていたとみて調べる。

 他に逮捕されたのは、江東区の会社役員早川和男(38)、中野区の自称広告会社経営辺土名(へんとな)朝紀(35)各容疑者、三戸容疑者と同じ組の3人の組員ら。

 組織犯罪対策4課によると、14人は2011年8月〜13年6月、杉並区の接骨院「杉並すこやか接骨院」(廃業)で、患者4人が施術を受けたとの偽の申請書を作成。健康保険を管理する新宿区など4市区に提出し、療養費約45万円をだまし取った疑いがある。三戸、早川、辺土名容疑者ら11人は容疑を認めず、ほかの3人は認めているという。

 同課の説明では、この接骨院は三戸容疑者が実質的に経営し、配下の組員らが集めた健康保険証のコピーをもとに早川容疑者が申請書を作成。11年6月〜13年10月に療養費約2700万円を受け取っており、同課は、一部は架空の請求によるもので、協力者への紹介料や暴力団の資金源にしていたとみている。

 警視庁は、三戸容疑者らが千葉県内の歯科医院、都内の美容外科医院も使い、診療報酬でも不正な請求をしていたとみて調べる。

■多くは架空請求、「患者」の協力者を集める

 不正に関わったとして逮捕された接骨院関係者が、複数回にわたって朝日新聞の取材に応じた。杉並区の接骨院とは別の接骨院で経理を担当しており「1カ月の請求総額は200万円程度だったが、そのうち4分の3くらいは架空請求だった」と話した。

 療養費の請求には、患者1人が受けた施術の日時や内容、金額などを1カ月ごとにまとめた申請書が必要だ。申請書には患者の署名がいるが、この接骨院では、協力者に事前に3〜4カ月分の申請書に署名させ、その後、架空の施術内容を書き込んで請求していたという。

 「患者」となる協力者を自ら20人ほど集めてもいた。貸金業も営んでいたが、借金を返せない客から目的を告げずに健康保険証を受け取り、コピーしておく。これを早川和男容疑者(38)に渡し、療養費3カ月分の請求に使われる代わりに協力者1人につき1万円の紹介料を受け取って協力者に分配したという。

 早川容疑者から、封筒に入った現金の金額の確認を頼まれたこともあった。封筒には「I」や「T」などのローマ字が書かれており、数万〜100万円ほどの現金が入っていた。「不正請求で得た金のキックバックだったと思う。ローマ字は、協力者のまとめ役の名前の頭文字で、そこから協力者に分配されていたのだろう」と話した。
(引用終わり)
コメント
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