王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

月面のSLIMが再起動、運用再開

2024-01-30 07:47:06 | 科学
20日、ここをクリック⇒月面に着陸したJAXAの月面探査機ですが、その後の調べでちゃくるく寸前2個ある推進器の一つが故障し頭から着地した事が判りました。このため東(映像左)に向いて設置された太陽電池が光を受けず、機内にある電源では付近の様子を探査できず運用を停止となりました。しかし
2月1日の日没までは東からの太陽光を受ける事が判り28日から運用再開と報じられました。
搭載した着陸直後、SLIMが月面で撮影し地球に送信した画像(©JAXA、立命館大学、会津大学)© Impress Watch

もしこの像や後刻送られてくる映像が探査目的の主要な一つだとしたら月に着陸した時点の63点の結果は80点かそれ以上の成績になるのでしょうか?
もう2日ほど映像を送り続ける事が出来ると良いですね!

写真:
SLIMに搭載され月面に運ばれたLEV-2「SORA-Q」が撮影・送信したSLIMと月面の画像(©JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学)© Impress Watch

 Impress Watch:
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、月面に着陸した小型探査機「SLIM」について、再び通信の確立に成功し、運用を再開したことを明らかにした。SLIMの活動を伝えるX(旧Twitter)のアカウントで報告している。
SLIMは1月20日に月面への着陸を成功させたものの、トラブルで想定と異なる姿勢になり、太陽光パネルが西を向いた形になっていた。搭載されていたバッテリーで当初の目的であるデータの送信は完了したものの、太陽光パネルによる発電ができない状態だったことから運用を一時停止。月の昼夜は約15日毎に入れ替わるため、日没の2月1日が近づくにつれて、太陽光パネルに西から光が当たることを想定し、運用を再開する準備を行なっていた。

SLIMのXのアカウントは、1月28日にSLIMとの通信を確立し、運用を再開したと報告。搭載されているマルチバンド分光カメラによる観測を開始し、トイプードルと名付けたカンラン石の観測の模様を公開している。 
(引用終わり)
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20日 日本初の月面着陸「成功」 太陽電池使えず「ぎりぎり合格」

2024-01-20 07:20:37 | 科学
20日未明JAXAが開発した小型探査機「SLIM(スリム)」が20日、日本で初めて月面に着陸したと報じられました。
ここをクリック⇒昨年の9月7日に打ち上げ成功したロケットに搭載した探査機でした。
月面へ下降中のSLIM(ネットより)

世界では旧ソ連、米国、中国、インドに続き5カ国目。だが「着陸後は太陽電池で発電できておらず、バッテリーだけでは数時間の運用に限られるため、計画通りの調査やデータ取得はできない可能性もある」と残念な情報も付け加えられた居ます。⤵ ⤵
別紙の情報では「SLIM本体の太陽電池が発電できておらず、着陸時の姿勢が予定通りでなかった可能性がある」そうでピンポイント着地の情報もこの後の情報に含まれると良いのですがね! 

写真:JAXA相模原キャンパスの記者会見場に映し出された、月に着陸したとみられる小型探査機「SLIM」のデータ映像=20日午前0時20分、相模原市 

共同通信:
 JAXAが開発した小型探査機「SLIM(スリム)」が20日、日本で初めて月面に着陸した。世界では旧ソ連、米国、中国、インドに続き5カ国目。だが着陸後は太陽電池で発電できておらず、バッテリーだけでは数時間の運用に限られるため、計画通りの調査やデータ取得はできない可能性もある。
 JAXAの国中均理事は記者会見で「軟着陸は成功したと考えている。ぎりぎり合格の60点」と説明した。スリムは予定通り20日午前0時ごろに最終降下を始め、約20分後に赤道南側にある「神酒の海」のクレーター付近に着陸した。
 狙った場所から100メートル以内にピンポイント着陸させる世界でも前例のない技術実証が目的だった。月には水が氷の状態で局所的に存在するとされ、「降りたい場所」に降りる技術が必要。国中理事は「個人的には実証できたと考えている」としており、1カ月以内に精度を判断する。
 着陸では、スリムが飛行しながら撮影したクレーターや地形の画像と、事前に入力した月面地図を照合して着陸場所を特定する「画像照合航法」を使った。
(引用終わり)
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12日 H2Aロケット打ち上げ成功 情報収集衛星を予定の軌道に投入

2024-01-13 07:41:19 | 科学
12日午後1時45分頃、「H2Aロケット48号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた」
と報じられました。政府の情報収集衛星「光学8号機」が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功したそうで結構な事でした!
科学に疎い浜爺は昨年フィリピン沖に墜落したH3ロケットの成功とばかり思っていたので、その成功の割にマスコミが騒がないなと思い、ここをクリック⇒自分の昨年の記事をググってみました。
確かに今回成功したのはH2Aロケットの48号機の打ち上げ成功で、ここをクリック⇒47号機の成功に続いてですから打ちあがって当然だったのかも知れません。
H3ロケットもイプシロンロケットの打ち上げ失敗は別系統のロケットの話で、マスコミとしては手放しで喜んでいる程の成功とは思えないのかも知れません。失敗を糧に原因を付き止め、打ち上げ成功を大々的に報じる日が来ることを願っておきます。

写真:打ち上げられたH2Aロケット48号機=2024年1月12日午後1時44分、鹿児島県の種子島宇宙センター、朝日新聞社ヘリから、山本壮一郎撮影© 朝日新聞社 

朝日新聞:
 H2Aロケット48号機が12日午後1時45分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。政府の情報収集衛星「光学8号機」が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
打ち上げ後、固体ロケットブースターが分離されたH2Aロケット48号機=2024年1月12日午後1時46分、鹿児島県の種子島宇宙センター、日吉健吾撮影
 H2Aの打ち上げ成功は、42機連続。
 情報収集衛星は、安全保障に関する情報収集や、大規模災害時の状況把握をする。カラーで地上を撮影できる光学衛星と、夜間や曇天でも地上を撮影できるレーダー衛星がある。
 内閣衛星情報センターによると、データを高い解像度で地上に高速送信する「データ中継衛星」を含めて、5機が設計寿命内で運用中だという。政府は将来、これまでとは異なる時間帯に撮影できる新たな衛星も含めた10機体制の確立をめざす。光学8号機は2018年に打ち上げた光学6号機の後継機。
 H2Aの打ち上げは50号機までの計画で、残り2機となった。国の大型ロケットの運用は、後継機の新型ロケット「H3」に移行する。
 ただ、H3の初号機の打ち上げは昨年3月に失敗。2号機の打ち上げは今年2月15日に予定されている。
 H2Aロケット48号機の打ち上げは、当初11日を予定していたが、天候悪化のため、1日延期されていた。(玉木祥子)

関連するビデオ: 「H2Aロケット」打ち上げ 情報収集衛星を搭載 (日テレNEWS NNN)


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日テレNEWS NNN「H2Aロケット」打ち上げ 情報収集衛星を搭載

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5日 国立科学博物館クラファンが終了 目標超える9億円以上集まる

2023-11-06 07:38:52 | 科学
5日「国立科学博物館(東京都台東区)が、資金不足で500万点以上にのぼる標本の維持が難しいなどとして開始したクラウドファンディング(CF)が5日午後11時に終了した」そうですが、うれしい誤算でしょうか「目標額として設定した1億円を大幅に上回る9億1千万円以上が、延べ約5万6500人の支援者から集まった」そうです。良かったですね!!
浄財を寄付された方、一人当たりざっと16000円程になります。
本当なら、104兆円の国家予算を目配り良く使うべきところですがね!!
浄財を有効に使って見せて下さい。

写真:国立科学博物館=2023年8月、東京都台東区(小野晋史撮影) 

産経新聞;
国立科学博物館(東京都台東区)が、資金不足で500万点以上にのぼる標本の維持が難しいなどとして開始したクラウドファンディング(CF)が5日午後11時に終了した。目標額として設定した1億円を大幅に上回る9億1千万円以上が、延べ約5万6500人の支援者から集まった。同館は集まった資金を他の科学系博物館の支援などにも使う。篠田謙一館長が6日、記者会見を行う。
銀行振り込みによる支援もあるため、最終的な金額は13日までに確定する見通し。CFサイト「READYFOR」によると、支援額、支援者数ともに国内で行われたCFでは過去最多となった。
CFは、コロナ禍での入館者急減やウクライナ戦争による物価高騰などで資金繰りが厳しく、国からの支出増額も見込めないとして、8月7日にREADYFORで開始。直後に支援が殺到してサイトが一時つながりにくい状態となるなど大きな反響を呼び、開始から約9時間後には目標額を達成していた。
(引用終わり)


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2日 娘のテディベアにお金隠し米国移住したカリコさん、研究費申請が通らずポスト降格も…受賞に「誰かが冗談を言っていると思った」

2023-10-03 09:30:18 | 科学
スウェーデンのカロリンスカ研究所は2日、2023年のノーベル生理学・医学賞を米ペンシルベニア大学のカタリン・カリコ非常勤教授(68)と同大のドリュー・ワイスマン教授(64)に授与すると発表した。遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使うワクチンに欠かせない基盤技術を開発した。新型コロナウイルスワクチンを実用化に導いた業績が評価された。
ノーベル生理学・医学賞を得たカリコ教授(左)とワイスマン教授(ネットより)

カリコ教授はハンガリーからの移民で大変な苦労をされた様です。研究テーマのmRNAは医薬に不向きとみなされ、評価は芳しくなかった。しかも2005年にワイスマン教授との論文は当時は注目されなかったそうです。独ビオンテック社が2013年、カリコさんを役員に招き、mRNAを使う創薬は時流に乗った。20年に新型コロナワクチンが実用化し、世界的にほぼ無名だった研究者は、ついにいにノーベル賞受賞者に輝きました。
ここ3年半で数百万人の命を救った新型コロナワクチンは、こうした努力の積み重ねの上に有るのですね。感謝します。

写真:カリコさんの長女と「テディベア」のぬいぐるみ。米国に移住する際、ぬいぐるみの中にお金を隠して持ち込んだ(1984年撮影、ハンガリー大使館提供) 

読売新聞:
 「誰かが冗談を言っていると思った。まだ100%は信じられない」
 カリコさんは2日、ノーベル財団によるインタビューで、ノーベル賞の授賞決定を伝える電話を受けた時の心情を屈託なく語った。
 その研究人生は苦難続きだった。
 ハンガリー東部の小さな町で生まれ、大学で生化学の博士号を取得。国内の研究機関に就職したが、1985年に研究費が打ち切られ、夫と幼い娘の3人で米国への移住を決めた。
 米メディアによると、当時のハンガリーは100ドル以上の外貨を国外に持ち出すことが禁じられていた。そのため娘の「テディベア」のぬいぐるみの中に、かき集めた金を隠して持ち込んだという。
 米国の大学で職を得たものの、研究テーマのmRNAは医薬に不向きとみなされ、評価は芳しくなかった。政府や企業に研究費を申請しても落ち続け、ポストを降格させられる憂き目にも遭った。
 転機は90年代後半、共同受賞者ドリュー・ワイスマンさんとの出会いだった。大学内のコピー室で偶然に会話を交わした2人は波長が合い、すぐに打ち解けた。早朝から深夜まで共に研究に没頭したが、今回の受賞の鍵となった2005年の論文も当初は注目されず、不遇の日は続いた。それでもmRNAへの熱意は衰えず、技術の改良を進めた。
 その将来性に気づいた独ビオンテック社が13年、カリコさんを役員に招き、mRNAを使う創薬は時流に乗った。20年に新型コロナワクチンが実用化し、世界的にほぼ無名だった研究者は、ついにノーベル賞受賞者に上り詰めた。
 カリコさんはコロナ禍の21年、取材に対してメールで次のように回答した。
 「私の数十年間の研究生活は、生死がかかっていたわけではない。パンデミック(世界的な大流行)での本当のヒーローは、ワクチンが完成する前に自らの命をかけて患者に対応した医療関係者だ」
(引用終わり)
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