食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

硫黄島の星条旗、雑感

2018-02-23 06:42:46 | 日記

73年前の今日、2月23日、硫黄島の摺鉢山の山頂に、星条旗が掲げられました。 意外と知られておりませんが、アメリカ軍の戦死者のほうが日本軍よりも多い戦いでした。 我が国のハワイ真珠湾攻撃で始まった太平洋戦争は、ソロモン諸島、マリアナ諸島、フィリピン諸島、そして、硫黄島と、真綿で首を絞められるが如きに、アメリカ軍に占領されてゆき、残すは、沖縄を含めた日本本土を残すのみとなるのです。  日本の敗戦を語る時、必ずミッドウェー海戦が引き合いに出されます。正式空母4隻を撃沈されたこの戦いが、太平洋戦争のターニングポイントになったことは確かでしょう。 しかし、仮に、ミッドウェーで勝ったとしても、アメリカが抗戦の意志を捨てない限り、日本の勝利はありえなかったこともまた事実だと思います。 今更ながらではありますが、日本とアメリカでは、国力に雲泥の差があったからです。  事実、山本五十六司令長官が、ミッドウェー計画を立案した背景には、真珠湾攻撃の数か月後に、一機のB29爆撃機が東京上空に現れ、数発の爆弾を落とし日本近海に接していた空母に帰っていったことに対する危機感があったと言われております。 大の日本人嫌い、有色人種嫌いのルーズベルト大統領が「 そろそろ、ベイビー(日本のこと)をあやしてあげる時がきたようだ 」と発言したように、アメリカにとっては、赤子の手をひねるがごときの戦いでした。 ちなみに、ルーズベルトが急死せず、トルーマンが大統領になっていなかったら、と考えると空恐ろしい気持ちにさせられます。 上記したように、ルーズベルトは、ナチの強制収容所に匹敵する悪名高き、日本人強制収容所をつくったりするほどの日本人嫌いでして、日本民族殲滅を真剣に考えていたと言われております。 (この、殲滅という概念は、アングロサクソン特有の考えといわれております。 タスマニア民族をひとり残らず抹殺してしまったイギリスがよい例です)  そして、現在、全世界の人間が絶対に忘れてはならないことがあります。 我が国の無謀ともいうべき挑戦が、太平洋に、南方に散った英霊が、曲がりなりにも、人類平等の社会を築き、自明に存在しているということを。


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