hydroplane ~goo BLOG~

Diary,Essay and Story

Innocence

2010-02-22 00:20:15 | 小説
人間から大切なものを奪っていく
時が、月日が奪っていくのか
悪人が、メフィストが
人の意志の弱さが奪い取るのか
それにどうやって抗えばいいのだろう
人はどうしたら強くなれるのだろう

Innocence

誰がそれを奪い取る
人は知らず知らずその大切なものを放棄してしまう

走り回って、転げ回り、秘密を共有しあった
後ろ手に、眼をつむり、口を閉じ
ささいなことでケンカして、へそを曲げた

気がつくと、大切だったもの全て何処か知れず
あれもこれも全てどこかへ打ち捨ててしまったのか

誰かが泣いている、人知れず
それは我か彼か、それとも母だったのか

人間から大切なものを奪っていく
時が、月日が奪っていくのか
悪人が、メフィストが
人の意志の弱さが奪い取るのか
それにどうやって抗えばいいのだろう
人はどうしたら強くなれるのだろう

Innocence

誰がそれを奪い取る
人は知らず知らずその大切なものを放棄してしまう

We've lost our Innocence.

失って、傷ついて、それで何を得たというのか
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Someone's death

2010-02-17 14:22:38 | 小説
この世界と僕との境界線はいったいどこにあるんだろう。
自分のまわりにはっきりと見えないけれど、
半透明の風船のようなものがあって、
それが僕をまわりの世界から切り離しているんだろう。

わからないんだ。
僕はどこから僕で、どこからそうではないのか。



キッチンのテーブルに並んでサムとダニエウが座ってる。
ダニエウのラップトップのスピーカーからは
Bob MarleyとSublimeかRed Hot Chili Peppersが流れていた。
夕食後、寝る前までの緩んだ時間を僕はダニエウかジュリオと
(3人の時もあるが)こうして過ごしていた。

コーヒーとタバコの香りが混じり合う、
壁の貼られたピンナップ、読むことを途中で放棄した本。
サムがぽつりぽつりと話し始めた。

「昔はさ人が死ぬってことに僕は耐えられないだろうと思ってたんだ。」
とにかく、とてつもなく大変なことだって思ってたんだよ。
テレビの世界でヒーローがさ、うーんヒーローは死なないか。
ヒーローは死ななくても、その相棒や恋人は時に死んじゃうだろ、
そんな時は悲しくなる。ヒーローは涙を流し叫び、
コンクリートの壁を壊し空を飛ぶ。

悪役の死ですら、もう二度とこのキャラクターは出てきませんからね、
と言われるみたいで悲しくなるだろう。そんな感じ。

だから、ちょっと意外だったんだ。
俺はちょっと違ったんだ。

ダニエウがタバコを指に挟んで言う。
「サム、それ、あれだろ、親類が死んだとかそんなんだろ。」

「なんでわかるんだよ」

「それで、悲しいと感じなかったりボロボロ泣けない自分がいやなんだろ」

「なんでわかるんだよ」

「俺もそうだったからさ」

人が死んだときは悲しい音楽と照明の効果とともに
頬を大粒の涙が伝って、嗚咽しないとダメなんだよ。
そう思ってたのに、何も感じない自分がいた。
意外だし、罪悪感を感じる。
どうして何も感じない。


「俺だけじゃないのか」

「きっとお前だけじゃない」

「なんだかさびしいよな」

「ああ、そうだ人間なんて悲しいもんだ」
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looking into it

2010-02-11 03:07:16 | 小説
ある日のこと、君は空間を切り取ることができるようになった
それは君が新しい眼を手に入れたということだ。

君は僕にこう言った
「あなたはまるで自分がここにいないみたいね。
鏡の中から隠れている自分を探しだして、腕を突っ込んで
引きずり出したい。そんな感じに見えるわよ」

それは間違いだ、探さなくても僕はここにいるだろう
君の目の前にいるのは誰だい、僕だよ。
鏡を見るようにはいかなくとも。

「じゃあ、何を探しているの」

それは思いを探しているんだよ。
こうありたい、そうだったらいいなという思い
それは理想ということもできるだろうし、
はるかな昔には悟り、とでも呼んだかもしれない
自分でもよくわからないんだけれど共通認識というか、
ひとつの前提というような、ある種の条件を見つけようとしてるんだ

I can do this. You can do that, maybe.
君ができないことだけど、ひょっとしたら僕ならできるかもしれない
そんなことを考えみたんだけど、きっと君は僕ができることなら
なんだって簡単にやってしまうんだろうね

ほら、いつだっけ君はカフェのテーブルで
イラストを書いてみせてくれたよね
あまりにもさっさと書くからびっくりしたし、感心したんだよ。

僕が君がノートの隅っこや手帳に書く(あるいは書いている)イラストを
こっそりと見るのが好きだった。
君は僕が見てることに気づくと、口をへの字に結んで、
ぱたんとノートを閉じてしまった。

君は僕をずるいという。
そして、僕は自分の書いている物を決して君には見せようとしなかったっけ。
ある日、君は僕の手帳を見て言った。
「サム、あなたやっぱりずるいわよ、私はあなたの書いてる字が読めないもの」

僕は笑った。

「じゃあ、写真を撮りましょう。
来ているものを全部脱いでもらえるかしら、芸術家さん」

じゃあ、君も裸になったらいい、Yoko and Johnみたいじゃないか。
僕と君とはもう一度笑った。


鏡の向こう側はどこまで続くんだろう。

リンダ、君はいまどこにいるんだ。
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3

2010-02-04 03:19:32 | 小説
誰よりも早く駆け抜けようとは思わなかった。
ただ自分を追いつめた先には何かが待っているかもしれないと思った。
心臓が苦しくても、呼吸が苦しくても、止まれば楽になることも知ってたけど、
このまま走れるだけ走り続けてやろうと思った。
大げさな覚悟なんて何もないし、倒れて死ぬ勇気もないのだが、
心臓が爆発して死ぬのも俺らしいかな。

何も楽しくなんてないくせに、酒を飲んでた学生の頃を思い出した。
これでも食らえって気分だった。
手首を切ったことをある日突然自嘲気味に打ち明けたあいつと
俺はいったい何がちがうんだろう。
あの時、俺の肝臓なんて爆発してしまえと思いながら、
一息に飲み干したコンビニで買った安いウィスキーと焼酎は、
夜中にトイレで吐いてしまった。

あいつはどこへ行ってしまったんだろう。
いなくなってしまったあいつの顔は時々ぼんやりとして思い出せなくなる。
時々急にふっと思い出すことがある。
煙のように急にいなくなってしまったやつだから、
突然鏡の中から現れても不思議じゃないのかもしれない。





朝には少しだけ早い今この時間はまだ夜の闇の中だ。
目が覚めて自分の部屋ではないこと、
目覚まし時計の音が違うということ、
そうか、昨夜は終電に乗らず友人宅に泊まったのだっけ。

床の上だったが、寝袋にくるまっていた。
二日酔いではないけれど、身体は重い。
なれない作りのトイレの前で立って小便が出るのを待った。

俺は少しずつだが思いだそうとしていた。
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January is sad.

2010-01-19 02:07:20 | Weblog
週1のペースで更新しようと思ったのに、できてない。
・・・・・反省。

しかし、それにしても悲しいニュースが多いな。
まだ一月なのに。
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