夜中の3時を過ぎるころに僕はまだ一人で飲んでいた。
時折、顔を合わせる常連客達とあいさつを交わしながら、
考え事をしながら、耳に入ってくるうわさ話や若いカップルのありふれた話。
どこにも行き場をなくしたしまった(つまりは僕のような)
男たちのつぶやきを聞いていた。
反対側のカウンターでは初めて見る顔の女の子が
友人と思われる若い男女と飲んでいた。
彼女の声はひときわ大きいく、そして陽気だったが、
4時を過ぎる頃には狂気じみた痴態へと変わって行った。
その頃、僕はもう飲むのをやめ、グラスに注いだ水を少しずつ飲みながら
気怠さと眠気の入り混じった、どろりとした泥のような感覚を
おぼえ始めた体を持て余していた。
完全に酔っぱらった表情をしたさっきの女の子がカウンターの間をうろつきながら、
知らない男にしなだれかかっては、お尻を触ろうとする男の手を
うれしそうに笑いながら払いのけている。
悪意のある男達はテキーラをショットで注文し、さらに酔わせようとする。
そんなことするまでもなく酔いつぶれて、2時間後には寝てしまうであろう、
そこはコンビニの前の駐車場かもしれないし、
誰かのアパートかラブホテルか、・・・知ったこっちゃない。
「ねえ、あなたは誰?」
少しイライラし始めていた俺はぶっきらぼうに言った、
「なあ、俺とキスしないか?」
「うん、する」
悪意のない顔で女の子は笑う。
まったく、こわいものなんてこの世の中にはないって顔をしている。
俺は思わず吹き出した。
夜が明ける少し前の路地裏、電柱の明かりが今にも消えそうな暗がりで
倒れ込みそうになるその女を支えてキスをした。
脳裏にはあの夜、男に殴られて顔を腫らして泣いていたナミの
暗い顔だけが浮かんで消えていた。
どうやって復讐をしよう。
時折、顔を合わせる常連客達とあいさつを交わしながら、
考え事をしながら、耳に入ってくるうわさ話や若いカップルのありふれた話。
どこにも行き場をなくしたしまった(つまりは僕のような)
男たちのつぶやきを聞いていた。
反対側のカウンターでは初めて見る顔の女の子が
友人と思われる若い男女と飲んでいた。
彼女の声はひときわ大きいく、そして陽気だったが、
4時を過ぎる頃には狂気じみた痴態へと変わって行った。
その頃、僕はもう飲むのをやめ、グラスに注いだ水を少しずつ飲みながら
気怠さと眠気の入り混じった、どろりとした泥のような感覚を
おぼえ始めた体を持て余していた。
完全に酔っぱらった表情をしたさっきの女の子がカウンターの間をうろつきながら、
知らない男にしなだれかかっては、お尻を触ろうとする男の手を
うれしそうに笑いながら払いのけている。
悪意のある男達はテキーラをショットで注文し、さらに酔わせようとする。
そんなことするまでもなく酔いつぶれて、2時間後には寝てしまうであろう、
そこはコンビニの前の駐車場かもしれないし、
誰かのアパートかラブホテルか、・・・知ったこっちゃない。
「ねえ、あなたは誰?」
少しイライラし始めていた俺はぶっきらぼうに言った、
「なあ、俺とキスしないか?」
「うん、する」
悪意のない顔で女の子は笑う。
まったく、こわいものなんてこの世の中にはないって顔をしている。
俺は思わず吹き出した。
夜が明ける少し前の路地裏、電柱の明かりが今にも消えそうな暗がりで
倒れ込みそうになるその女を支えてキスをした。
脳裏にはあの夜、男に殴られて顔を腫らして泣いていたナミの
暗い顔だけが浮かんで消えていた。
どうやって復讐をしよう。
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