いっぷくしょまいかいね

いっぷくしてから それからまた やろまいかいね

極私的『月影ベイベ』展(最終巻版) 33(終)

2017年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

2016年9月4日撮影

187ページ 2コマ目

作品中随所で描かれています、諏訪町本通りです。

あれほど町中に漲っていたおわらの気も「浮いたか瓢箪~」で終えると、皆、休むことなく雪洞は片付けられ、そして幔幕は外されて、八尾は一気に「普段」を取り戻していく。

三味線、胡弓の音は止み、唄も最早聞こえず、音という音がすべて消えてしまい、その中にひとりおわらを想い取り残された私がいる。

 

しかし、音は残っていた。

おわらの間、気づかないながら常に身近にあったはずの音。

風鈴を揺らす風の音

エンナカを流れる水の音

そして今、石畳を往く車の音

 

小玉ユキ先生は描くことのできない音、しかもほんの些細な音をも余さず表現されようとした。

その作品とともに、私の身体は八尾へと飛び出していた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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