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コラム16 オール・オア・ナッシング

2005年07月20日 | カウンセリング
 ‘オール・オア・ナッシング’とは‘全か無か’‘0か100か’あるいは‘白か黒か’といった極端な考え方、思考のことをいいます。今回と次回はこの考え方について書いていきます。

 実は最近、カウンセリングに来るクライエントにこの考え方をもつ人が非常に増えているのです。背景に一億総中流意識みたいなものから‘勝ち組’‘負け組’という言葉に代表されるように社会が二極化の方向に向かっているのと無縁ではない気がします。

 この‘オール・オア・ナッシング’の考え方をする人は実生活のあらゆるところで‘完璧’を求めるようになります。例えば部屋の掃除ひとつをとってみても、塵ひとつ落ちてないくらい掃除しないと気が済まなくなり部屋の掃除に何時間もかかる人がいるのです。その一方で‘汚ギャル’のように部屋を散らかし放題にしても平気でいられる人もいる。

 完璧を求めるこのタイプの人の特徴として、求める対象がちょっとでも不備があるとかちょっとでも気に入らないと興味や関心がゼロになる傾向があります。掃除ばかりしているきれい好きな人と‘汚ギャル’は似てるんだョなどといったら怒られるだろうか・・・

 とにかく、完璧を求めることそれ自体は決して悪いことではないのですが、自覚しなければいけないのは「完璧はありえない」ということなのです。そうでないと次第に対象のあら探しをするようになり、その対象の持つ本来の良さを忘れてしまう人が多いのです。

 子どものころ、歌を歌うのがとっても好きでプロを目指したが、完璧に歌おうとする気持ちが強くなればなるほど、欠点に焦点があたり、次第に歌を歌うことが嫌いになっていった・・・

 そんなときは催眠療法等で‘原点回帰’すると良くなることがあります。。。

 「世界がもし100人の村だったら」という本が一昔前に話題になりましたが、富める者は全体の8%に過ぎないのです。メジャーリーガーを目指す対象としたならば何%の人がその夢を実現するのでしょう。

 社会に出れば‘負ける’ことのほうが多いかもしれません。でもそんな自分を認めること、白でも黒でもないグレーな部分をいかに受け入れるかが重要になってくるのではないかと思うのです。

心理カウンセリング・個別指導のイル・クオーレ

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7 コメント

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Unknown (ろろ)
2005-07-21 22:17:50
>社会に出れば‘負ける’ことのほうが多いか

>もしれません。



多いどころか、ほとんどが負けですよ。



でも、なかなかそれを受け容れるのは難しいですね。

我が身をもって、何年も何年も実験中です。



子供には、成功を目指すな、できることを少しずつやれ、と

大人がみんなで教育してあげてほしい。

小市民でいることは、決して悪いことじゃないと。
関係ない話ですいません。 (はなみずき)
2005-07-22 15:51:10
梅雨が明け、毎日暑いですね。

「4381」って宮井先生の生年月日だったりして????

ちょっと気になりコメント投稿しました。

コラムに関係のない話ですいません。
Unknown (ひろ)
2005-07-28 16:31:29
ろろさん、はなみずきさん、コメントありがとうございます。

どんなコメントでもありがたいです。

これからもよろしくお願いします。
どうも (roro)
2005-07-30 22:12:07
またお邪魔します。

暑いですが、いかがお過ごしですか?

こちらは、夏期講習で連日8時間授業、

死ぬ思いで毎日戦っております。



ブログ、久々更新しましたので、

よかったらご覧ください。



それでは、hiroさんもお体にお気をつけて
Unknown (Unknown)
2005-08-02 19:32:39
そうですよね、ここ最近のテレビや本でも嫌悪感を覚える位に勝つ、負けるを取り上げすぎですよね。そこではない部分と言うのがこの世には他には無いのでしょうか?他の見方は、ありえないのでしょうか?

勝ち負けなんてのは、誰かが作ったかもしれない基準みたいなものですよね。勝ち負けは、他人と自分の評価の二つがないと、とても不安定な自分が出来上がってしまいますよね。メディアには威力がある事を分かっていながら、日本の報道、メディアの使い方が大変下手だなと思う今日この頃です。後受けての見る目も

落ちてきているのかな?鵜呑みにしすぎ?

Unknown (ろろ)
2005-08-03 00:14:35
 ↑の方、コメントごもっともだと思います。

 自分が勝ったと思えばいいのだし、負けてもいいやと思えればそれはそれで幸せなのです。

 問題は、今の若い人たちが高度成長期の頃にしか通用しなかった「がんばればみんなが成功者になれる」という価値観を、変えることができない点に尽きると思います。風船に捕まって空高く上がっていってしまって、もう風船を割ることができなくなった状態といってもいいと思います。

 それは、裏を返せば、彼らの親が「がんばれば必ず報われる」「夢を追いかけるのはいいことだ」と、子供の風船をどんどん膨らませてしまっているということでもあります。昔なら「そんなことをやってないでちゃんとした仕事につけ」「仕事を辞めるなんてとんでもない」と父親が怒鳴れば住んだことだったのです。

 負け組と自分を揶揄する人たちは、実はそうやって自分の置かれた地位を捉え直せば、また新たな形で自分の夢や希望が実現するのだとどこかで信じているのです。これは、私自身がそうだからよくわかります。

 そういう肥大した自我をゆっくり縮めていく施策が必要です。



 ひろさん、頑張ってくださいね!!
Unknown (Unknown)
2009-04-11 23:44:18
>社会に出れば‘負ける’ことのほうが多いかもしれません。

トーナメントだったら制度上1人を除いては全員負けを経験しますからね。

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