現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子の思い:第六回(この物語はフィクションです)

2016-08-02 08:46:54 | 日記

「これからが大変だ。みんながんばろうね」

 小池百合子は勝利の美酒に酔っている暇はなかった。

今からやらなくてはいけない問題が山ほどあるのだ。

「やるっきゃない」

 この小池の言葉に、

あるスタッフが、

「小池先生の政策は光っていた。この事を力説したから勝てたのよ」

 こう言った。

みんな黙って頷く。

だが、小池百合子がこの都知事選に勝てた本当の理由は、

「カープ女子、阪神女子、巨人女子のプロ野球女子がこぞって小池百合子に投票した」

 これなのだ。

小池百合子の虎キチは有名である。みんなその姿に敬意を評したのだ。

この事を小池陣営の誰も知らない。


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