現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第97回:フィクション

2017-01-24 06:32:51 | 日記

「何度も言うが石原慎太郎東京元都知事の責任は免れない。豊洲移転は無理だ。リスクが大きい」

 Nはこう言って仲間を見た。

そしてNは、

「おそらく石原慎太郎元都知事はのらりくらりとかわしてくるだろう。あんまりこの人に関わっても他の仕事がおろそかになる。なにしろ今日本全国で『小池百合子を日本の総理に』この声があがっているのだ」

 こう言って仲間を見た。

「それはおれも聞いている。ただ総理大臣になるには小池新党を大きくするか、いつか自民党に復帰するかだ」

 Nとその仲間は顔を見合わせた。

「小池新党を大きくする以外総理の道はないよな。どうすればいいんだ」

「今年景気の回復が思わしくないと安倍政権は揺らぐ。この時が小池百合子氏にとってビッグチャンスだ。攻めればいい」

 Nが呟いた。

「地方の人材を集めないとな」

「そうだな」

 小池百合子の人気は急上昇している。 

 

 

 


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