現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第52回:(フィクション)

2016-11-07 03:09:52 | 日記

 Nとその仲間は6日テレビ朝日系の第48回全日本大学駅伝対抗選手権大会を見ていた。

「いつも首都圏の大学が上位を占めるねえ」

 このNの言葉に、

「いい選手を採っているんだから当然の結果だ」

 仲間が呟く。

「あらゆる面で首都圏の大学と地方の大学の格差が広がる一方だ。この事についてどう思う」

「地方大学出身者は東京じゃあ通用しないから地方で教職や地方公務員の職にしがみつく」

「地方じゃあ『東京なんて人の住むところじゃない』こう教えるんだろう」

「こんな言われ方して育ったら東京にいいイメージを持つはずはないよな」

「井のなかの蛙がまた井の中の蛙を育てるってわけか」

「そのうちNHK特集で『死にゆく日本の地方』こんな特集が組まれるのでは」

「東京に住んでいると、東京の地方の格差大きく開いていくのがよく分かる。だが地方に住んでいると東京も見えないしその格差も分からない」

 Nはこう言ってため息を付き、

「小池都知事には東京の魅力をまず日本の地方に発信して欲しいな」

 こう言った。

みんな黙って頷く。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 現代日本人文芸:二宮正治小... | トップ | 現代日本人文芸:二宮正治小... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事