「Nさん、週刊新潮の新聞広告に『森喜朗に勝てない小池百合子貧弱ブレーン』こんなのがあったよ」
Nの仲間がNにこう言った。
「ある大物が仕掛けているのだろう」
Nが答える。そして、
「森喜朗委員長の行動に目を光らせていないと、せっかく小池百合子都知事が二兆円に抑えた五輪予算が、はるかに三兆円を超えて四兆円くらいに膨れ上がる恐れがある」
こう言った。
「うわあ・・・・・・・・」
Nの仲間は言葉が出ない。
「いろいろ利権が絡んでいるからなあ」
Nは仲間をもう一度見た。
「小池都知事の役割は本当に大きいね」
「そう言う事。支えてあげないと。幸いにも日本国民は小池都知事の味方だ」
「安心した」
Nとその仲間は安堵の表情を浮かべた。