旅と酒とバッグに文庫本

金に頓着しないで暮らしたい。嫌な事は極力避けて、好きなことしかやらないで生きて行きたいと思うのは勝手なんだが…。

フェリーニの「道」

2013年12月16日 | 映画

このところ、ずーっと忙しくてブログにまで手が廻らなかった。
といえば、聞こえは良いが、すっかり更新するのを怠けていたのと
11月に降って沸いたような幸運が訪れ、今まさに人生の至福を味わっている状態で
ブログどころではなかったというのが本音である。
その至福とは、何も宝くじで1億円当たったなどという低俗なものではなくて
いや、1億円ならば喉から手が出るほど欲しいのだが
ブログに大っぴらに書く訳にもいかないので、もどかしい。
が、とにかく幸せの絶頂なので、しばらくはブログの更新もままならないと思う。

さて、表題の映画についてであるが
以前から気になる監督であったフェデリコ・フェリーニであるが
なにせ彼の映画を観たいと思っても、九州の田舎に住んでおっては
おいそれと観られるものではなかった。
「8 1/2」を随分前に劇場で観たくらいで、なかなか機会に恵まれなかったのだが
昨今のレンタルDVDのおかげで、いとも簡単にかれの映画が観られるのは嬉しい。
まさか「道」がDVDになっていることすら知らなかった。
ちようど仕事も一段落していたので、早速映画鑑賞。

少し頭がおかしいが純真なジェルソミーナと粗暴な貧乏旅芸人ザンパノの物語である。
何をやらせても中々うまくいかないジェルソミーナ、粗暴で女好きで
邪魔になれば彼女を放り出して、好き勝手なことをやるザンパノ。
彼女を女としてではなく買い取った道具としか見ないザンパノ。
それでもひたすらに彼を思い続けるジェルソミーナ。
しかし、ついにジェルソミーナを捨ててしまったザンパノ。
何年か後、すっかり出世したザンパノだったが、ふと耳にしたジェルソミーナの哀れな死に
自分の人生の中で一番大切なものを失った気がして、砂浜に倒れこむザンパノ。

この映画はフェリーニのデビュー作である。
この映画の中でジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マッシーナは彼の妻である。
決して美人ではないが、何かしら存在感のある女優である。
とくに故郷の海を見る彼女の表情や、サーカスのピエロの化粧をした表情に
とても強く惹かれる。
フェリーニの映画には絶対的な孤独感と言うか、生きることのそこはかとない無常のようなものを感じる。

サーカスの綱渡りアルレッキーノが何をやっても上手く行かないジェルソミーナに
神の啓示を行う場面がいい。
「この世に役に立たないものは、何一つ無いんだ。道に落ちている小石だってなにかの役に立っている」
名言であり、フェリーニの生き方そのものである。

ニーノ・ロータの切ないメロディといい、「道」はとてもいい映画だと思う。
もう一度観よっと。

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門司港で藤原新也氏を見かける

2013年10月13日 | Weblog

昨日の土曜日は、藤原新也氏が主催するCAT WALKのOFF会が門司港であった。
ボクも会員なので参加する権利は有るのだが、生憎と午前中は仕事のため参加できず。
午後1時頃には仕事が終わったので、もしかして一目彼に会えるかもと思い
門司港へ向かう。

門司港に着いたのは2時を廻っていたので、とりあえず「好々亭」で天そば大盛りを食べ
門司港レトロの港にクルマを停め、あたりを散策してみるも
藤原氏らしき一行は、まったく目にすることが出来ず
港には必ず来ると踏んでいたのだが、連休の初日で、人出も多く
こういった観光地には来ないかもしれないと思い
ならば、彼がその保存運動にも一役買った三宜楼には
必ず訪れるに違いないと思い、クルマで向かう。

この読みは的中し、なにやら多勢の人の群れが三宜楼に入ってゆくのを目にする。
すかさずクルマをUターンして、路地に入ると、先頭に藤原新也氏がヘッドマイクを着けて
先導していた。
ボクは自分が会員であり、この会に参加したかったのだが
仕事の都合で参加できず、だが一目会いたく、門司港までクルマを
飛ばしてきた由を伝え、握手でもしていただきたかったのだが
道が狭い上に、クルマの通行も多く、どうにも停車できず
この目論見は泡と消えた。

しかしこの機会を逃してなるものかと、再度クルマをUターンして
彼ら一行を追っかけたのだが、どこへ向かったのか見つけることは出来なかった。
再度港にも行ってみたが居らず、古い商店街にもクルマを走らせて見たが
目にすることはなかった。

大変残念ではあったが、またの機会を待つことにしよう。
彼は思ったほどの大男ではなく、中肉中背のおっさんだった。
丸いサングラスに、刈り上げた白髪頭、そしてダブダブの茶色のシャツといった出で立ちだった。
今年は本当についてない。
悉く仕事に邪魔される。

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満身創痍

2013年10月08日 | Weblog

非常に忙しい日々が続いている。
おかげで、肩痛は悪くなる一方だし、腰や手足のあちこちが痛んで
まさに、満身創痍の状態。

一番悪いのがパソコンによる画像処理。
朝からずっとパソコンの前に座って画像処理をやると
せいぜいが午前中まで。
仕事が溜まりすぎて、夜遅くまでやった日にゃ、目が霞んで
二線ボケの状態で、肩こりがひどく右手は痺れっぱなし。

そろそろ仕事を整理して、無理の無いようにすべきなのかも知れない。
それだけ歳を取ったということなのであろう。
自分の中では、あと二年。
それで少しずつ、仕事を辞めていこうかと思っている。

ヨットもしばらくというか、とんとご無沙汰である。
11月3日にはレースがあって、能古島まで行くことになっているので
それには、なんとか参加したいと思っている。

10月10日には、藤原新也氏の講演が九州産業大学であるのだが
この日も、あいにくの仕事。
しかも人から頼まれた仕事であって、割に合わない。
せめて今年限りで、同業者からの仕事の依頼は受けないことにしようと思う。
そうでなければ死んでしまいそうなくらいに忙しすぎる。

今年は町内会の重要な仕事も仰せつかったので、なお更である。

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古い車は金が掛かる

2013年09月24日 | Weblog

ビストロの車検が迫ってきた。
買ったところに相談してみたが、例によってスバルのオイル漏れ。
ガスケット交換や、その他で16万ほど掛かるということ。
値切ってみたが、13万がギリギリの線だというので迷ったが
もし全て直して車検を受けても、あと2年乗れる保証は無い。
CVTのクリープ現象もたまにあるので、こいつがいかれたら
また15万ほど金が掛かる。
ボクのビストロは平成10年式で、もうすでに15年が経過しているが
古い感じは全く無く、塗装もきれいだし、エンジンも絶好調。
自分で直せるなら良いのだが、生憎そちらの知識は全く無いので
常に金を掛けて直さねばならない。

前のグリーンビストロも2年で潰し
今度のレッドビストロも2年で潰し、前の前のグリーンキャロルは4年で潰した。
で、結局8年で3台。車両代が締めて70万弱。
ここでしばし考えた。
これなら新車を買って、10年乗るほうが得策ではないか?
車両代の総計はほとんど変わらないが
なにせ誰が乗ったかわからないクルマよりも
少なくとも購入時は新車で乗れるのだ。

そう思ったが最後、すぐにディーラー廻り。
程度のいい中古車も考えたが、狙いは新古車。
博多に3000キロくらいしか走ってない12年式のホンダライフを見つけたが
北九州のダイハツで2キロしか走ってない、登録済み、未使用の
ミライースを発見。色は白に近いブルー。13年式。こいつに決めた。
イースは徹底した軽量化で低燃費。
しかも要らないものは全部省いて、徹底した低価格。
このコンセプトが気に入った。
これなら津屋崎のハーバーまでも金が掛からず行ける。
本体価格88万、諸費用込みで98万、マット他を付けて約100万。
ハンコ付く体勢で値切って90万ちょうど。
営業マン泣いていました。
新車なら本体価格が100万なので、ずいぶん買い得だった。
もちろんビストロ君もしっかり1万で下取り。
まあ、こいつは整備すれば絶対に売れるから、そちらで頑張ってくれ。
皮シートにミニライトのアルミまで付いてるしね。

今は1年で1番忙しい時期なので、買っても楽しむ暇はないのだが
まあ、納車も10月10日過ぎにしてもらったし、その頃は
一息ついているので、何とかなるだろう。

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西日本工業倶楽部

2013年09月17日 | Weblog



昨日、ヨットの仲間と西日本工業倶楽部で飲み会があった。
我が家からは直通の交通機関が無く、面倒なので止そうかと思ったが
カミさんに現地まで送ってもらい参加した。

ここは我が母校「戸畑高校」に隣接するアールヌーボー建築の洋館で
以前は音楽会などの撮影で何度も訪れたことがあるのだが
今回はその日本館での飲み会である。

http://spaspa.gnk.cc/20070511_4/0070511_4.htm

約束の時間より少し早めに着いたが、すでに3人ほど来ており
彼らと和式の庭園を眺めながら、広縁にてしばし談笑。
しばらくして部屋に案内されたが、8畳二間続きの16畳の和室で
古いながらもしっかりとしたというか、金の掛かった造りで
実に落ち着く。
洋館のアールヌーボーも良いが、ボクにはこの和室の方がしっくりくる。
決して華美ではなく、建築主のセンスの良さが伺える造りである。
こういった部屋で食事をし、酒を呑み、本を読み、そして畳の上に
ころりと寝転んで、しばしの眠りを貪る、そういった生活がしてみたい。
この日は夕方ともなると、結構涼しく、しかし部屋には適度の空調も入っており
快適に飲み始める。

酒類は飲み放題で、生ビールもコクが有って美味い。
安い居酒屋の水のような生ビールでは決して無い。
よく冷えた白ワイン、常温の赤、焼酎にウィスキー、日本酒と皆ピッチが揚がる。
そんなに高くないコースなので、料理はまあまあだが、美味い。
山盛りのズワイガニや、魚と蛸のカルパッチョもあっというまにた無くなる。

今年の夏は皆其々に事情があって、ほとんどヨットに乗っていない。
ハーバーの常連N君が、時々エンジンを掛けて舟を出したりしてくれているらしい。
彼には感謝したい。それゆえ、酒を勧める。
ボクは今から一月ほどは仕事が忙しくて乗れないので
11月3日のお遊びレースに参加し、能古島に行くことを約束する。
たぶんその時期はコスモスが満開である。

6時から始まった宴は3時間続き、9時に散会。
ここはこのたっぷりと時間が持てるのもお薦めである。
みんなよく飲んだ。
近くに住むI君の娘さんがワゴン車で迎えに来てくれ
其々、JRの駅や自宅近くまで送ってくれ、ボクも小倉のモノレールの駅まで送っていただく。
とても美人のお嬢さんで、I君はみんなから冷やかされる。
大きな病院に勤めている理学療法士さんで、まだ独身というので
医者がいっぱいで貴方みたいな美人なら引く手あまただろうと言うと
医者は嫌だと言う。どうにもオカシイ奴が多いらしい。
そんなもんかね。

それにしてもよく飲んで食った。
また来年も工業倶楽部でOFF会をやろうと決める。

久しぶりに乗ったモノレールは、お疲れ顔の展示会のようで
普段車しか使わないので、あまり人と顔を合わせて観察する機会が無いのだが
一心不乱にスマートフォンを見つめている姿ばかりで、なんとも不気味な世の中である。

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