山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。
神社のある風景



奈良県宇陀郡曽爾村長野


長らく撮影をサボっていましたが、先日、久しぶりにカメラを持って出掛けたので、そのときの写真をアップしようと思います。
随分と間が空いてしまい申し訳ないです…。


いつも出掛ける時は一人のことが多いが、今回はT君とである。
T君とは結構長い付き合いで、今まで色んな場所に一緒に行ったし、このブログの記事の中にも、T君と訪ねた場所は幾つもある。
職場が変わって、やや疎遠になってしまってはいるし、年齢の離れた後輩ではあるが、私にとって数少ない気の置けない友人の一人だ。

二、三ヶ月に一回ほどは会って話をしているものの、一緒にどこかへ出掛けるのは三年ぶりくらいだろうか。
しかもその間に彼は車を買ったので、今回は初めて彼の車で出掛けることにする。
目的地は、室生、名張周辺で、そちら方面へ彼と出掛けるのは初めてなので楽しみだ。

途中、幾つかの場所に寄りながら、一番の目的地である屏風岩へ向かう。
何故ここが一番かと言えば、今年は撮れなかった桜が、まだ残っている可能性が高いからだ。
東北で桜が満開というこの時期に? と思われそうだが、過去にゴールデンウィークに桜が残っているのを見たことがあるし、ここの桜は比較的花期の長い山桜でもあり、標高も700mほどの位置にあるので不思議はない。



思っていた通り、まだ桜は沢山残っていた。



ソメイヨシノのように、一斉に満開というわけではないが、「おお!」と、声を上げたくなるくらいに華やかである。



そういえば、以前にもこのブログで屏風岩を掲載したことがある。
紅葉の時期で、二年くらい前のように思ったが、調べてみると四年半も前のことだった。
月日が経つのが早くて戸惑ってしまう。



いつ見ても見事な屏風岩。



写真では、そのスケールは伝えられないが、100m以上の高さの岩壁が、断続的に1キロ以上も続いている。



T君も「おお!」と感嘆の声を上げる。
T君との付き合いは長いと書いたが、昔の彼は、風景にそれほど関心がある方ではなかったと思う。
ここに来るまでに四箇所ほど立ち寄って、以前とは風景に向ける視線や感じ方が変わっているのが見て取れた。
最近は、一人旅に出掛けたりもしているようで、何かと、共感、共有できるものがあって嬉しい限りである。



時おり強い風が吹いて、花びらが空を舞う。



手軽に行けて、これほど迫力ある景観に接することができる場所は、近畿では数少ない。
そのせいか、昔よりも訪れる人は随分と増えたようである。
ゴールデンウィーク前の平日にも関わらず、駐車場も満車に近い状態だった。



なるべく人のいない角度、瞬間を狙って撮っているが、周囲を見渡せば30人くらいの人がいる。



アマチュアカメラマンも多く、皆さん立派なカメラと三脚を持ってらっしゃるので、例によって貧弱なカメラと三脚の私は、やや肩身が狭い。






桜の密度が濃いところは、人がいない瞬間を撮ることはできなかった。
伸びやかで気持ちの良いところで、長居して憩いたくなる場所であるから仕方がない。



直ぐ近くにある早高神社の鳥居。



その先に広がる展望は、胸がすく思いがする。

写真は屏風岩以外では殆ど撮らなかったが、沢山の場所に立ち寄った。






龍鎮神社と龍鎮滝。



龍穴神社。

香落渓、済浄坊渓谷は、陽射しが強くて写真にならなかったし、丸山公園は桜が完全に終わっていたので撮らず。
それでも、清流に架かる小さな橋に座って、泳ぐ鯉を眺めたり、山菜を採ったり、夜には満天の星を楽しんだりして、とても充実した一日だった。


撮影日時 170428 11時50分~12時20分
地図



コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
なんと美しい! (Jun)
2017-05-05 23:52:46
こんばんは!

ソメイヨシノよりもこちらの桜の方が強く訴えるものがあります。
なんと美しい風景でしょう。
見ていて溜息が出ます。
木々の下が草茫々でないのも良いですね。手入れがちゃんとされています。
気持ちの良い空間で、見ているだけでも清々しくなります。

3日4日と岡山へ行って来ました。津山、真庭、高梁です。
津山はお城に行くと牛魔王選手権とかで、牛肉料理のコンテストをしていて、お昼はそれで済ませました。勿論投票もしましたよ。
写真はあまり撮りませんでした。石垣は綺麗なのですが、あまり織紙が動かず・・・。
真庭は、当然ながら神庭の滝へ。観光客がいっぱいでしたが写真撮影の邪魔にはならない程度。野花がたくさん咲いていて、私にしては珍しくお花の撮影もしました。
玉垂れの滝は、巣作りしている小鳥に心を奪われ、滝の撮影は二の次(笑
高梁は山奥のベンガラの町吹屋で一泊。ここが一番人が多かったかな?
備中松山城は、バス待ちの長蛇の列を見て諦めました。
町の散策をして旅はお終い。
 
 
 
山桜 (hiro1jz)
2017-05-06 08:38:34
>Junさん
おはようございます。

美しい、と思っていただけたなら何よりです。
私は昔から山桜が好きで、ソメイヨシノばかりが持て囃される風潮を、
やや苦々しく思っていたりもするので、
山桜の美しさが伝えられたらいいなぁ、と。
手入れはしっかりとされつつ、いかにも公園という感じでもないのがいいところです。
ただ、ライトアップ用の人工物があったりしますが。
協力金200円の看板があったのですが、徴収する人も、お金を入れる場所も見当たらず…。

津山、真庭、高梁は、鳥取に行く時に通ったことがあります。
通っただけで殆ど記憶に無いのですが…。
神庭の滝も当然寄るべきなのに、何故か看板だけ見て素通り(笑
吹屋は20年くらい前に読んだ紀行文で興味を持ちまして、
当時、まだそれほど観光地化してないようだったのですが、
そんなに人が増えてましたか。
ゴールデンウィークだから、仕方ないでしょうが、
この時期は、有名でない、ひっそりとした山里の神社とかがいいかもですね。
 
 
 
Unknown (Jun)
2017-05-06 09:51:25
おはようございます

桜もいろんな色が混ざってこんもりしていると、柔らかな印象を与えるのですよね。
ふわふわした感じ。
ソメイヨシノが悪いとは言いませんが、一色であれはサッと散って固い印象を私は持ちます。
多可町の山で一箇所、いろんな色の桜が密集している斜面があって、毎年写真に撮りたいと思うのですが、我が街で一番賑やかな通りから見えるので、カメラを構えると人目が気になって撮影出来ないのです。
近づくと近すぎて綺麗に見えないし。
山桜、ずっと残って欲しいですね。

 
 
 
Unknown (hiro1jz)
2017-05-07 09:07:13
>Junさん
おはようございます。

ソメイヨシノはソメイヨシノで良さがあるとは思います。
ぱっと咲いてぱっと散るのも、それはそれで風情があると思いますし。
ただ、短命な木なので、風格ある樹形には、なかなかなりませんね。
その点、山桜は樹齢が長いですし、やはり赤い新葉が特徴的で味わい深いです。

人目が気になって撮れないこと、よくあります。
旅先なら、そうそう来ることは出来ないからと、開き直ることもありますが、
地元ではなかなか難しいですね(笑
 
 
 
Unknown (Jun)
2017-05-30 21:54:42
こんばんは

すっかり春から初夏になりそうですね。
その前に梅雨があるのですけど・・・

先日、初めて北条鉄道に乗りました。
いつも車から見るだけの鉄道に乗るのも楽しいですね。
アメリカから一時帰国している高校時代の親友と、1日乗り放題フリー乗車券を買って、たった22分の粟生から北条町の間を行ったり来たり、古法華自然公園も散歩して、面白かったです。
加西は野仏や古墳がいっぱいあるし、田圃も田植えの最中で、友人が「日本の原風景やなぁ」と呟いていました。
北条鉄道の職員さんやボランティア駅長さんも、みんな親切で楽しく世間話も出来ました。
なお、北条鉄道は基本的に現金払いです。

日曜日には、長年行きたくて何故かチャンスがなかった篠山市の川北・春日神社にやっと行けました。いつも横を通っているのにね(笑
こちらにアップされている写真の様な綺麗な画像は私の腕では無理ですが、それでもブログを見た方達から「綺麗な神社ですね」と言ってもらえました。

 
 
 
Unknown (hiro1jz)
2017-06-01 09:31:36
>Junさん
おはようございます。

梅雨は梅雨で、シャッターチャンスの多い季節だと思うのですが、
車でないと厳しい季節でもあるのがツライところです。

北条鉄道の沿線は、地形図で見ると平凡で、
これといって目立つところもないのですが、
それ故に日本的というか、原風景といった感じがありますね。
写真の被写体としても面白そうです。
ただ、最近のローカル鉄道って、派手な彩色のものが増えましたよねぇ。
昔ながらの塗装だったら、もっと風景に溶け込むのに、
とか思ってしまいます。
まあ私の子供時代は、まだ国鉄に郵便車とか走ってた時代ですから、
感覚が古いのかも知れませんが(笑
ていうか、ICOCA、使えるんですね。

川北の春日神社は、水田越しに見る杜がいいですよね。
典型的な、里の鎮守といった感じですが、
なかなかあんな「島宇宙」には出逢えないものです。

そういえば、近いうちにどこか廃校に行きたいなぁ、と思っていたのですが、
神子畑の廃校が載っていたので、ますます廃校を訪ねたくなりました。
 
 
 
Unknown (Jun)
2017-06-02 23:57:29
加西市は実際高い山がなくて、川に滝がないので、滝好きにはつまらない地形ですね。
近所の神河の方が遙かに面白い地形です。
観光客は何を見るかと言えば、やはり北条鉄道と石仏、古墳、国宝の一乗寺あたりでしょうか。

鉄道はカメラを持った人がかなり目に付きました。土曜日だったせいもありますが、中高年の男性達が運転席の横のフロントウィンドウから前方が見えるのに大興奮しているのは可愛らしいですよ(笑

石仏は各駅に駅からの距離が書かれた看板があるのですが、実際に歩くと看板に書かれた時間より遠いです。

古墳は崩壊して石室を形成していた巨石が露出したものが道端にゴロゴロあります。たくさんありすぎて、古墳だと気が付かないほどです。

今の季節は田圃に水が入って広大な湖みたいで、その中を鉄道が走る、「千と千尋の神隠し」の世界みたいですよ。

篠山の神社で、残念なところがありました。
市街地からちょっと八上の方へ行く途中に河原に島みたいな神社があるのです。以前から写真を撮りたいと思っていましたが、川北の春日神社を撮影した後で行って見ると、河原がラジコンカーのレース場になっていまして、騒々しく、とても参拝する気になれませんでした。
地元が許可したのだろうと思いますが・・・。
 
 
 
Unknown (hiro1jz)
2017-06-03 08:56:17
>Junさん
実際のところ、加西市と言われてもピンと来ない人も多いかと思います。
一乗寺と聞いても、私なんかは京都を思い浮かべてしまいますし(笑

私は鉄道好きでもありますが、撮るとすれば、やはり風景として、ですね。
画像検索すると、桜や菜の花、水田の中を走る写真や、
駅の情緒、旅情を感じさせる写真があって、撮影欲が駆り立てられます。
晴れた日に、途中下車しながらのんびり歩くのに、とても良さそうな感じです。

河原にある神社というと厳島神社でしょうかね。
訪ねたことはありますが、早朝だったせいか、そんなものがあるとは気付きませんでした。
それとも最近になって行われるようになったのか…。
ラジコンが趣味というのもいいですが、
静かな神社好きとしては、ちょっと残念ですね。
 
 
 
Unknown (Jun)
2017-06-03 09:32:00
北条鉄道は元JRですから、京都や大阪から電車を乗り継いで行けます。粟生駅でつながっているので、ホームも同じです。
ただ遠いですから一日がかりになるかも知れませんね。
北条鉄道自体は全行程22分、8駅で短いですが、各駅が工夫されていて、パン屋とかお寺とかありますから面白いです。

奈良の屏風岩も行ってみたいですね。
ここから京都は隣で近いのですが奈良は遠いです。
 
 
 
Unknown (hiro1jz)
2017-06-05 06:44:33
>Junさん
同じ兵庫県とはいえ、神戸より西に行くことが殆ど無いので、かなり遠く感じてしまいます。
この記事に登場したT君、田舎が多可町ですので、
いずれそちら方面にドライブに行くつもりではありますが、
青玉神社や瀧尾神社に再訪したいし、なかなか鉄道まで手が回りそうにありません。

播磨から屏風岩は遠いですよねぇ。
私のところからでも、阪神高速、西名阪を使わないと、
なかなか行く気になれません。
 
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