はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

2007-03-03 09:33:19 | 田舎暮らし雑記
岐阜へ向かう列車からです。

昨日、仕事が峠を越え、ちょっと息抜きと
室内の空気を入れ替えるために、裏戸を開けると…

このあたりを縄張りとしている雉君に遭遇

お隣の区画は畑で、裏戸を開けると畑が丸見え
彼が居るとは梅雨知らず
思いっきり開けたものだから
彼も些か驚いたようで、一畝ほど飛び跳ねましたが、
それでも、そのまま畑に佇んでくれました。


辞典で見る雉に比べ、彼は綺麗な方ではないかと思っています。

しばらく見とれていると、
カラスがカー

ちょっかいを、かけようとしているようです。
ところが、雉君
落ち着いたもので烏など意に介す様子がありません。

畑を啄ばみながら、烏を意識しているのかしていないのか
徐々に烏との距離が縮んでいきます。

どうなるのだろうかと、息を殺して見ていると
烏の方は姿勢を低くして雉の様子を伺いながらも、
自分の位置をずらして距離を保っています。

余りにも堂々として畑を歩く雉君に
どうやら烏の方が根負けしたようで、
やがて何処かに飛んでいきました。


ささやかな(?)勝負の決着を見て
ハッと気づいてコンパクトカメラを取りに机に戻りました。

隣の畑の雉雉君はまだ畑に居てくれました。

肝心なこういうときに、ちゃんとしたカメラを持っていないのは、
なんとも残念です。

この辺りもすっかり開発され
周りをすっかりアパートに囲まれて、雉君が居る処は日陰
シャッターもスローなので、手振れが心配でしたが、何とか撮れたようです。

頭の赤、首の辺りの輝く青と、胸の辺りの緑
やはりとても美しいヤツです。

隣の畑の雉烏が居なくなっても威風堂々と畑を見渡しています。

雉君は僕の目の前に居るのですが、
コンパクトカメラを思いっきり望遠にしても
小さくしか撮れませんでした。

二つの写真ともクリックして表示するサイズは
トリミングをしたもので原寸大となっています。

この後、日の当たる場所まで出てくれれば
もっと綺麗な色で撮れる…
そう思ってカメラを構えていましたが…

バッ
一瞬に羽を広げ、向かいの斜面に飛んでいきました。


かつて雌が巣をかけていた斜面。

道路を母親と子らが一列に並んで歩く
微笑ましい光景を何度か見かけたものでしたが…

今雉君が居た畑の持ち主から
「日が当たらない」と難癖をつけられ
斜面の地主が止む無く雑木林を伐採した後
何処に巣をかけているのでしょうか。

この地球に生きるものは、人間だけではありません。
多様な生き物が棲むということが何より
豊かで安全な環境の証明だと思います。


畑の斜め向かいにあった、荒地も
この冬、大きなアパートが建ち、
地面の殆どはアスファルトが敷かれて駐車場になりました。

今は無き花々今はアスファルトの下になってしまった処に咲いていた花です。

去年の6月に撮ってあったものです。


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