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「死後離婚」とは何か?

先日NHKの番組で「死後離婚」について放送していました。
「死後離婚」とは、法律用語ではなく造語です。
初めて聞くと過激な印象を受けますが、民法の「姻族関係終了の届出」を指しているようです。

人は婚姻するとお互いに配偶者となって婚姻関係が開始します。
それと同時に、婚姻すると配偶者の父母や兄弟と関係が生じます。この関係が姻族関係です
その後離婚すると姻族関係は終了するのですが、配偶者が死亡した場合は姻族関係はそのまま継続することになります。
つまり、結婚後に夫が死亡した場合、そのままでは妻は亡夫の父母や兄弟と姻族関係にあるということです。3親等内の姻族は親族ですから、妻は亡夫の父母や兄弟と親族であるということです。
この姻族関係を終了させる届出を「姻族関係終了の届出」と言います。
姻族関係にあると言っても、互いに相続権があるわけでもなく、扶養義務も原則有りませんので、それほど問題にならないとも思われますが、実際は違うようです。

NHKの番組でも、夫に先立たれた妻が義父母から辛い思いをさせられた例が出ていました。
昔の家制度まではなくとも、それに近い感覚で嫁という存在を捉えている人が、まだいるということです。

この「姻族関係終了の届出」は、生存している配偶者が自分の意思だけで、いつでもできます。
届出人の本籍地か住所地の役場に届出すれば良いのです。
亡くなった配偶者の親族側がこの届出をすることはできません。
これによって、姻族関係が終了します。

番組で出た役場では、届出をした人はすべて女性だったとのことでした。
全体の総数も増加傾向にあるということです。

ただし、「姻族関係終了の届出」をしても、戸籍に変動はなく氏はそのままです。旧姓に戻したい場合は、別に「復氏届」を提出する必要があります。これをすると戸籍が新戸籍になります。
「姻族関係終了の届出」に加えて「復氏届」まですると、確かに死後離婚という感じになるかもしれません。

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