ひらりん気まま日記

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谷川岳・尾瀬(6)

2015-08-17 15:05:17 | 山の旅

8/3 朝、6時40分に山ノ鼻の尾瀬ロッジを出発。
山ノ鼻の植物研究見本園の横を通って、至仏山登山道に入る。
山の稜線はなだらかそうに見えるが、ここから標高差800mをイッキに登ることになり、頂上までのコースタイムは3時間。
私らは小休憩3回ほど入れて、3時間45分かかった。

急な木の階段がどこまでも続き、ところどころ混じる蛇紋岩の石は濡れているとよく滑る。

2008年の尾瀬旅ではこの登山道をひとりで森林限界まで40分必死で駆け上がり、尾瀬ヶ原を俯瞰して、イッキに駆け降りた。
(至仏山の山ノ鼻からの登山道は森林限界より上は一方通行になっている)

前回より高いところまで登って、1回目の休憩、かすんでいるが、燧ヶ岳も見えてまずまずの眺め


尾瀬ヶ原に池塘が点在しているのがよくわかる。
真ん中の右側のポッコリ緑が牛首


蛇紋岩の登山道や、はしご状の階段やら、なかなか頂上が見えてこない。



かすんでぼんやりしているため、写真はコントラストを強めています。いちばん奥に見えるのが会津駒ヶ岳。


オトギリソウ


「ミネウスユキソウ」 至仏山固有のホソバウスユキソウは7月に咲き終わったよう


「ヒメシャジン」?


燧ヶ岳も同じくらいの目線に


至仏山2228m登頂 「タカネトウチソウ」


燧ヶ岳はどっちや?あっちや!


「タカネナデシコ」と「ヒメシャジン」


「イブキジャコウソウ」



小至仏山へ向けてダウンとアップが続き、ゲンナリ。転倒しないことを念頭にそろりそろり


「タカネツメクサ」 よく似たイワツメクサは花弁がもっと細いみたい



11時半、小至仏山登頂

少し降りたところのテラスは鳩待峠から登ってくる登山客でにぎわっていた。
山小屋で作ってもらったおにぎりと行動食のお菓子で昼食したが、飲料水の目安を誤って、手持ちペットボトルの水は空っぽに。
はるか下にゴールの鳩待峠の小屋が見えている。
 

小湿原を通って、どんどん下って行く

樹林帯に入って油断したのか、私は滑って派手に転倒、頭を木道にゴツンとぶつけて、しばらく起き上がれず。
あいにく、いちばん後ろを歩いていたので誰も気づいてくれんし、しかたなくひとりで立ち上がり、ショボショボ下った。
そのあとは、後ろににやけ氏が歩いてくれて、絶えず熊除けベルの音が鳴ってるので安心して降りられた

バスの時間が気になったし、下りは1度も休憩せずに、あと少し。
ほどなく、鳩待の登山者カウンターの脇を通ってゴールイン。
スタートから6時間50分、山の眺めと高山植物を楽しんだというより、はぁー、しんどかったぁ。 
時刻は13時35分。
戸倉行きの乗合バスの時刻には間に合わんかったかと、バスの時刻表を見たら13時40分発だった。
まだ、間に合う!
トイレ後回し飲料水購入パス、バス切符を買って、皆を追い立てた。
バスに乗れなかったら、タクシーで戸倉へは行けるが、後々のJRなど、あやうくフイにするところだった。
戸倉で20分ほどの待ち時間のあと、沼田行きのバスへ。ペットの水をがぶ飲みした。

「特急やまどり」の車両を使った臨時の季節列車「ラベンダー号」16:25に乗車。

指定席券520円のみで上野まで2時間10分、1列3席という広々快適列車の旅だった。


今回も無事に登頂できてよかったね、お疲れさんと最後の乾杯

上野で解散して、19時の新幹線で10時過ぎに帰宅。
谷川岳・尾瀬の旅 2015 7/31~8/3
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 (4)尾瀬ヶ原 (5)尾瀬ヶ原の朝 (6)至仏山 (7)尾瀬ヶ原の花

2 コメント

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しんどくても・・・ (sagano)
2015-08-17 21:04:55
山に登られる気持ちが 何となく分かるような気がします。
木の階段やら岩やら 見るだけでおっそろしいですが
やっぱり、お仲間と一緒だし、体力もありますね。
尾瀬の池塘??って? 
濃淡のある山々が 連なっている様子は 信州に行く度
「平地」からですが 見とれてしまいます。
それで「車 止めて!」と叫んで 運転役に「あかん!!」と
却下されてしまいます・・・

木道で転倒されて、起き上がれて本当によかったですよ!
うちのジーサン 昨日実家のお墓参り(山の斜面にある)して
帰り道にも迷って(壊れかけ)熱中症気味になったようです。
で、実家の蔵の横で転倒して 顔から出血!甥に送って
貰って 帰宅しました。
出掛ける時に、水分を携行するよう 言おうとしましたが
どうせ、素直に聞く人ではなく・・・実家に心配かけて
しまいました。
やっぱり、若いとペットボトルの水が切れても 筋肉が
水分を貯めるタンクの役目を果たしてくれるらしく
 よかったです♪
トイレも先延ばし出来るのは 若い証拠。歳とったら危険(笑)
■saganoさんへ■ (ひらりん)
2015-08-18 10:25:24
しんどくても下りてしまえば、また、来年!って意欲がわいてきますが、それも、だんだん…の状態です。
来年は下で待ってるし、わかもの?だけで登っておいでってことになりそうな。
「早よ!バス出るし!」と皆をせきたてるモノ言いはまだ健在でしたけど、体力のほどは…
池塘(ちとう)というのは湿原の沼、池のことですね。
ひとさまのことをあれこれ言える年でもなくなり、せめて、怪我などで迷惑かけんようにと、登ってますが。
いちど、熱中症になりかけはったら、これからは気をつけはると思いますよ。

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