かなりのご無沙汰です。

日参して下さる読者の皆様、
本当にすみませんでした。

書き留めておきたいこと、
みなさんに聞いていただきたいこと、
本当にたくさんあるのですが
ズボラをかまして
書きそびれていました…。

さて、実は明日から
取材で被災地に行くことになり、
その前に「どうしても」の告知を１つ…。

すでにテレビ大阪のホームページで
お知らせしているように
「カイロスの微笑４」が
再放送されることになりました。
http://www.tv-osaka.co.jp/kairos/
５月４日午後３時からです。
初めての方はもちろん、
「再び」な方も
ご覧いただければ幸いです。

被災地から帰ってきたら
ブログを再開しようと思いますので
またお立ち寄り下さいませ。

よろしくお願いします！

「カイロスの微笑」公式ＨＰ オープン※再更新※

編集の旅の終わりが見える中、
番組公式ＨＰがたったいまオープンしました。

今回、
東日本大地震に寄せて
國村隼さんからメッセージをいただきました。
「カイロスの微笑」を心待ちにして下さる
被災地にお住まいの皆様へ。
いま私にできること、の１つです。

さて。
番組オンエアまで
あまり時間がありません（号泣）

本日も２回にわたり更新。
隅田Ｄによる取材後記は面白いですよ～。
ぜひご覧下さいね。
あとテーマソングを作ってくれた
「ＳＨＥＥＮＡ」さんからも
メッセージをいただいています。
テーマソングは番組の至るところで流れます。
…はっきり言って
……もうめちゃくちゃかっこいいです。

カイロスを作ってすでに４回。

今回。

自信を持って言えます。

カイロス史上、最高のクオリティになりました！
（…と実は、毎回思っているんですけど）

そして國村さんは……今回「あらゆるところ」に出没されております。
台本は私が作らせていただいたんですが
…もう
……自分の書いたセリフを読んでいただくなんて
………これ以上の贅沢はありませんでした。
あ～贅沢だな～
とロケ中、「贅沢微糖」を飲みそうになりましたが
國村さんを前にしてそれは飲めません。やっぱり「ワンダ」です！！
（ファンの方には分かっていただけますよね）

それでは、土曜日のお昼間ではありますが
ぜひご覧下さい！
明日は公式ＨＰでもお会いしましょう！

カイロスの微笑
第４回
～食い倒れＤＮＡが世界を変える～
３月２６日（土）昼１２時３０分～１３時２５分
テレビ大阪
デジタル　７ＣＨ　
アナログ１９ＣＨ

決意。

私は現在、地震取材班から外れて
経済ドキュメンタリー「カイロスの微笑」の制作に戻りました。

今月２６日にオンエア予定の「カイロスの微笑」。

テーマはお知らせしている通り「食」です。

避難生活で「食」に不自由されている方のことを考えると
不適切なのかもしれません。

しかし。

私はオンエアに向けて
社内外で調整しています。

今日の日経平均株価は
東日本大震災に伴う福島第１原発事故の深刻化などで、
投資家の間に日本経済の先行き不安が広がり、
終値は前日比１０１５円３４銭安の８６０５円１５銭と暴落しました。
終値ベースでの下落率１０．５５％は
リーマン・ショック時の１１．４１％に次ぐ過去３番目の大きさです。

このままでは本当に日本という国が
経済の面でも気持ちの面でも沈んでしまいます。

いま、日本経済は沈んでしまう、と書きました。

しかし、
今回の地震で被害が最小だった
関西、いや西日本の会社、経済が前を向いて走って
日本経済の沈下を食い止める。

これも貢献の１つだと思います。

そこで生まれる利益を
募金や税金という形で
東日本に回すことができるからです。

現に、今回の「カイロスの微笑」で取材した
どの企業も、物流などで混乱しながらも、
前を向いて走っています。

東日本が再び元気になるまで
西日本が踏ん張らなければなりません。
共倒れはいけません。

東日本へ思いを馳せつつ、
復興を祈りつつ、
われわれ西日本がこれまで通りの生活を送り
経済活動を行うことが
日本の沈下を防げる、と
ここ数日、少ない脳みそで悩んで出た結論です。

だから私は
予定通り、「カイロスの微笑」をオンエアしたい。
未来を見据えて前を向いて走る企業人の姿を伝えたい。

強い決意で
２６日オンエアに向けて私も走ります。

在京マスコミの友人たちへ。

余震の続く中、
連日連夜の取材活動、本当にお疲れ様です。
在京マスコミの６人の大切な仲間に
１つだけ。

計画停電を巡り、
東京電力の不手際を糾弾する報道が増えています。
不手際を指摘して
より良い方向にするのは僕たちの仕事の１つでもあると思いますが
今回ばかりは違うと思います。
僕たちがそうであるように
東京電力にとっても今回の地震は想定外の初めての事態です。
混乱、不手際があるのは当然だと思います。

人命にかかわる情報を隠蔽した、などは
糾弾してしかるべきですが
それ以外は
人々の不安、不満を増長するだけなので
大きな視点で報じることが今は大切だと思います。
今は非常時です。

最後になりましたが
本当に気をつけて。
また、あの日のように
旨いものを笑顔でみんなで食べましょう。

大地震。忘れないために書く。

３月１１日午前。

私は神戸にいた。

担当する「カイロスの微笑」の打ち合わせで
元町にいた。

打ち合わせを終え無性に海が見たくなり
メリケンに下りた。
編集や取材が続いていたからかもしれない。
海を見てボーっとしたかった。
そこは私が新聞記者で神戸にいた時の
「さぼりスポット」でもあった。

そこで期せずして
〈阪神大震災の爪あと〉を歩くことになった。

メリケンパークには
波止場の一部が震災で壊れたままの状態で
保存されている。

期せずして、というのは
私はその存在を忘れていたのだ。

しばらくそこで立ち止まった。

なぜかそこで浮かんだのは
生きていることへの感謝だった。
きれいごとに聞こえるかもしれない。
でも、その日、
自分が好きな仕事をして
お昼に大好きな「ひょうたん」の
ニンニク抜きの餃子を食べられたのも
生きているからだ、との思いになった。

なんだかさぼる気が失せて
大阪の会社に戻った。

帰社して自分の机に座って数分後。

わが報道部には契約を結んでいる共同通信が
速報ニュースを読み上げて知らせる
通称「ピーコ」という機械があるのだが
そこからこれまでに聞いたことのない
異様な男性の声が聞こえた。

「と、とても激しい揺れが
いま起きています。
揺れが！」

通常なら
「共同通信からニュース速報です」と
理論整然と伝えられるアナウンスが
単なる叫びになっていた。

その後の惨状は言うまでもない。

その日は「カイロスの微笑」制作は
全面ストップ。
地震統括デスクとなった。

後輩で新人の藤村記者が
打ち明けてきた。
「まだ家族と連絡が取れないんです…」。
藤村は東北出身者なのだ。
それでも、私に現場出動を命じられると
「行ってきます！」と人一倍大きな声を出して
報道部から駆け足で去っていった。
その後姿は正直、ぐっときた。

現地の同業者に思いを馳せる。
記者も被災者であり、
でもやっぱり記者なのだ。

記者だけでない。

現地の行政マン、
警察官、
消防隊員…。
みんな家族の身を案じながら
未曾有の事態の救援や復旧に奔走していることに改めて気付く。

ただ頑張って、と念を送るしかできない自分。
大阪のちっぽけな局で何かできないか。
毎日自問することにする。

念願の…。

「カイロスの微笑４」で
チームの和住Ｄは明日からタイへ、
そして隅田Ｄは北海道へ。

そして私は。

私はっ。

私ははははっ。












お留守番です（号泣）


さて、気を取り直して。

午前中、ある打ち合わせに行ってきました。

じゃーん。


てか暗い！
失敗！
すみません！

カイロスの微笑「３」で
勝手にサウンドトラックにさせていただいた
ＳＨＥＥＮＡの山本ブラザーズです。

ライブなどにも行かせていただいて
ますます「ＳＨＥＥＮＡ愛」が高まる中。

今回！

なんと！！







「カイロスの微笑」の
オリジナル・メイン・テーマソングが
できることになりました！！！（感無量）

朝はその打ち合わせだったんです。

ひらおかによる
「えっと、こう、ぶわっと走ってる感じで」
「あ、でも希望の光が差し込む、みたいな」
と、ほとんど思いつきとしか言いようのない発言を
黙々とカタチ、オトにして下さる
山本ブラザーズ。

はっきり言って。

めちゃくちゃかっこいい曲になりそうです！

今回、短期間で無理を承知でのオファーだったのですが、
お受けいただいて
言葉にできないくらいの感謝です。
本編では、もちろん最新アルバム「Cloud Cuckoo Land」
の曲も使わせていただきます。
前回同様、オトにも注“耳”です！


ＳＨＥＥＮＡさんの公式ＨＰ
http://sheena-net.com/

ＳＨＨＥＮＡさんの活動の様子
http://www.youtube.com/watch?v=dID7QcxYOmE
（※街頭演奏のため小編成です。でも凄い！）


そして最後になりましたが。

後輩の高島記者が手がけたドキュメンタリーが
明日、テレビ東京・大阪でオンエアされます。

報道部の高島記者が取材の中で出会った、
ある女の子から見えてきたことを
丹念に取材しています。

ぜひご覧下さい。

ＴＸネットワーク　ドキュメンタリー大賞候補作品
「義肢難民に光を」
～ソナちゃんのおてて～
テレビ大阪１５：５５～１６：２５
テレビ東京１３：５３～１４：２３
http://www.tv-osaka.co.jp/sp/documentary201103/

駄菓子屋巡り。

おととい２５日（金）は
チームカイロスの隅田Ｄと
大阪縦断・駄菓子屋巡り。
「カイロスの微笑４」の
ある重要なシーン撮影のためのロケハンです。

この写真を撮影させていただいたのは
西成区の天下茶屋にある「フルーレ伊賀屋」さん。
もう目がチカチカするくらい
色鮮やかな店内！

（あら、隅ちゃんが隅に写ってる）

何よりびっくりしたのが
スルメイカが
１５種類くらいあって
学校帰りの小学生、しかも低学年の女子が
「おばちゃん～
激辛の足ちょうだい～」と
イカ足と
フルーツガムと
「嵐（アイドル）」の下敷きクジを
握り締めた２００円で買い求める姿に
なぜか、おじさん（わたくし）感動…。

ちなみに、こちら。


フルーレ伊賀屋さんの帰りの商店街で遭遇した
ワン子ちゃん（かわええ～）
でも、この商店街では
自転車の前カゴに入ったワン子ちゃんが
たくさんいて
西成ではブームなのかしら。

ということで（どういうこと？）
駄菓子屋さんシーンにも
ご注目下さい。

カイロスの微笑４ 撮影順調？

えー。

あのー。

そのー。

「明日には店をあける」と宣言したのは今月７日。

…。

……。

………。

申し訳ございませんでした！

事後報告となりますが
企画した「ＢＩＺ　ＳＰ」第３弾も１２日土曜日に無事終えました。
４月以降も月１回、いや２回、いや毎週して、
土曜日夕方の「テレビ大阪の顔に」が希望、いや決意です！

さて、それ以上に、
全力投球したいのが第４弾となります
経済ドキュメンタリー「カイロスの微笑」です。

先日、國村隼さんとお会いして
引き続き「番組の顔」を務めていただけることになりました！
本当に本当に本当に…嬉しくてたまりません！
力をお借りして
これまでで最高のものにしたい、と思っています。

それにしても。
國村さんとは、副総監（映画「相棒」）や
獣医（ドラマ「獣医ドリトル」）として
スクリーンや画面で“お会い”していたのですが
…やはり直接目の前にすると
…いまだに緊張します……。

さて。
改めて今回のテーマは
「コナモンだけではない大阪の食の世界」です。
こう書くと、
なんだか「美味しんぼ」な世界を想像されると思いますが、
取材を通じて見えてきたキーワードは、
「アジアでの〈日本食〉の広がり」
「日本の農業の新しいカタチ」
と、グルメ番組的な
「旨い」「まずい」とは
ちょっぴり別なベクトルです。
でも、
いたるところにカイロスさまが飛んでいます。

３月下旬のオンエアまで
残り少ない日々ですが
チャンスを追い求める企業と一緒に
私たちスタッフ陣も頑張りたいと思います。

それでは皆様、ご期待下さい！

いつも…。

店は開いてるんかいな、と
夜な夜な軒先をのぞいていただいているお客の皆様。
シャッターを閉めっぱなしで大変申し訳ありません…。
明日は何とかお店を開けたいと思ってますので
良かったらお立ち寄り下さいませ。

店主敬白

もろもろスタート。気合だ。気合。

３月放送予定の「カイロスの微笑４」の
取材がスタートしました。
先陣を切ったのが、これ。



大阪っ子なら
一度は「吹いた」ことのあると思われる
「フエラムネ」です。

私も小さいころから
あのスーッとした味が大好きで
実はいまでも机にしのばせるお菓子の「定番」なんです。
（たまに原稿が煮詰まった時
ピーピー鳴らして
隣の席の田淵記者にうっとおしがられていますが）

さて、この慣れ親しんだフエラムネの“穴”から
今のお菓子業界の傾向が見えてきたり、
お菓子作りに欠かせない存在のはずなのに
これまであまり注目されなかった「凄腕企業」が
浮かび上がってきました。

はっきり言って。
早くも興奮しています。
こんなドメスティックな話題から
ワールドワイドな話題も現在、事前取材中で
このブログでも
少しずつお知らせしていきますね～。
もちろん公式ＨＰも早期オープン、頑張ります。

さて同時並行で取り組んでいるのが
「ニュースＢＩＺスペシャル」。
みなさまのおかげでレギュラー化となり
現状、月１回のペースで
オンエアできることになりました！

これは０から自分で立ち上げた企画なので
本当に嬉しさでいっぱいです。
みなさまに感謝。
そして会社に感謝です。

第２回目は今月２９日、
阪神大震災の記憶を伝える物語を、
そして第３回目は来月１２日、
先週特集しました「橋下知事カジノ誘致」を軸に
橋下府政３年目を振り返ります。

ここだけの腹黒話。

カジノ特集では
現在、先月のマカオ取材に続き
シンガポール取材を画策しています。
というのもシンガポールでは昨年、
カジノが完成し、
その「影響」もいろいろ出ている……ということを聞き…。

これは行かないわけにはいきません。

部長からは
「ほんまやりたい放題やね、ひらおかさん」と
最近ため息をつかれましたが（震）

でも、
まあ、いつまでも現場にいられるとは思いませんし、
そのうち報道部員じゃなくなるかもしれない。
だからこそ
いま取材できる、ということは
実は幸せなことなんやな、と
最近ひょんなことから気づきました。

さて、
仕事の話が続きましたが
最後に。

先週、わが報道部の
ミステリー研究会（急に発足）で訪れたのが、これ。

前回は、神戸の先輩たちと行ってきたのですが、
今回は会社の後輩軍団と挑戦してきました。

神戸の洋館をまるまる借り切って
ミステリー劇を展開する
Ｇフォレスタのみなさんの舞台です。
http://g-foresta.com/
タイトルは横溝正史原作「ホテル月世界殺人事件」。
会場となった「ひょうご共済会館」の会議室、地下、講堂……と
あらゆるところで事件が起き
そのたびに観客５０人は移動。
劇団員扮する登場人物が
すぐ目の前でののしりあったり
鉄砲を撃ち合ったり
そして暗転したり…と
手に汗握る展開。

一体誰が犯人か、
その動機は…
を予測して、
ラスト前に紙で回答して、
ラスト後に正解者発表…という流れです。

松本清張に青春を捧げた身として、
またミステリー部長として
犯人を当てないわけにはいきません。

そして、結果は…。





見事、後輩の田淵記者が
犯人＋動機推理が「イチバン」ということで
表彰を受けました。

号泣。

いや、でもこの舞台、
ほんま面白いんです。
勉強にもなりました。