OPEN SESAME の ひらけゴマ!@goo

ワークホリックISアルコホリックな、無名フリーライターの日常

取材録:欧風ダイニング、ワイン酒場社長

2014年02月14日 21時47分14秒 | works
13日
三田の慶応大学そばにある欧風ダイニングに取材。このお店の名物(?)ドリンクメニューについて。最近増えたね、樽生ワイン。これをフツーにワイングラスに入れて出したら、ただの安ワイン。そこでのひとひねりが人気メニューの秘訣。武蔵小杉のNとか高田馬場のHとかでもやってるから、もしかして流行るかも?

14日
東京東部でワイン酒場の繁盛店を4店経営している社長さんを取材しました。ワイン酒場未開拓の立地で成功した理由は?という問いに「業態云々ではなく、QSCをちゃんとしていれば、普通に繁盛する」とのお応え。これ真実だと思います。
※QSCはQ=商品品質、S=サービス、C=クレンリネス。つまり、Q=出来たてアツアツの料理を、S=待たせることなく提供し、C=掃除の行き届いた空間にしておくことが大事ということです。

取材録:和食系クイックレストランチェーン

2014年01月09日 17時02分25秒 | works
創業25年でようやくFC募集開始とのことで取材しました。
意外と知られてないがチェーンストアって、定番品のブラッシュアップする努力ってけっこうスゴイものがある。
今回取材したチェーン店、味が好みでなかったのでほとんど利用してなかったのですが、10年ぶりくらいに食べたら、すげー旨くなっててビビッた。

目眩のするような

2011年07月09日 07時20分54秒 | works
2ヶ月間だった。

4月末に父が亡くなりました。
で、その翌日に母が発作を起こし入院。
仕事はもちろん絶好調。
何とかキャンセルできる仕事をキャンセルし、
葬儀、役所の手続き、病院、法要の準備、母の退院後の準備をする。
母が退院し介護ヘルパー付きひとり暮らしがはじまり、
なんとか父の四十九日法要を無事に済ませたところで、
堰を切ったように仕事のオファーが来た。
そんなおりカノジョが軽い鬱症状で休職することに。
おまけは母の家でトイレの配水管が詰まって大工事。
そういうときに限って、立て続けに取材拒否をくらう。
この2週間で取材入稿した原稿約9本は全部〆切ギリギリか大幅遅れ。
さっき入稿した原稿でようやく一段落。

こんだけまとまれば笑うしかない。
40才になった今年は前厄ということで、
近々川崎大師にでもお祓いに行ってこようかと思っています。

いろんな方にご迷惑をおかけしております。
それでもお付き合いくださってほんとうにありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

----------本日の一行----------
現実主義者がいったん信じたなら、まさしく自己の現実主義によって必ず奇蹟をも認めるはずである。
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」より

地震後

2011年03月31日 09時37分25秒 | works
◆卒業後20年も続いた読書会サドッホの主宰者、澤野雅樹(明学教授/社会思想史)から、放射能が人体に何をするのかを緻密に書いたエッセイがウェブ上にアップされたのでリンクします。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B3NpyoNtP3pnZTI5MDE4OWUtYWRkZS00ZmJjLTk2MmEtZjA1MGI1ZTNjMTVl&hl=ja

◆私の友人が営む居酒屋「こころむすび」に呼びかけて、岩手・宮城・福島の地酒を注文したら一部を義援金にするチャリティーをスタートしました。原発事故の影響で日本酒まで売れなくなっているというニュースを知りました。ありえない。日本酒の原材料は去年収穫したお米ですし、すでに瓶詰めしています。みんな、東北のお酒を飲んで、東北にお金を流してください!ボク自身、福島産のお米と日本酒をネットで購入することにしました。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13039210/

----------本日の一行----------
不安と、不安の、その隙間に、何より代えがたい、愛おしい暮らし
クラムボン「バイタルサイン」より

取材週報 カントンの思い出

2011年03月07日 22時18分39秒 | works
★カントンの思い出に取材。新大久保コリアンタウンで大人気の店。サムギョプサルっていう豚バラ鉄板焼きが名物のお店です。チヂミがナポリピザみたな大きさで出てきてビックリ。おいしくてまたビックリ。コリアンタウンの店っていうと、いかにも昔ながらっていうベタな店をイメージしちゃうのだけど、ここは韓国レトロをテーマにしているだけあって、雰囲気がうまくできてた。あと店員さんがキビキビと小気味よく頑張ってるのが好感でした。

★西新宿の日本酒居酒屋「兼ネル」に行く。何となく日本酒づいてる。王録というお酒を飲む。しっかりとした、うま味のあるお酒だった。

★近ごろ、すごく精神力が弱くなってしまった。ガッツがない。寒いからか?年をとったのかなあ?まあ昔から他の人たちに比べて生命力が少なかったから、少ないパワーを有効に使わなきゃと思いながら暮らしてたけどね。

------本日の一行------
あとで

取材週報

2011年02月26日 09時50分38秒 | works
★野菜寿しポタジエに取材。マグロそっくりのトマト、ウニそっくりの金時人参、煮穴子そっくりの千住葱、煮帆立そっくりのエリンギ。ひとつひとつが美しい。寿しというより、懐石の八寸に近い印象。しっかりと仕事していて、すっかり感心してしまった。

★銀座佐藤養助に取材。稲庭うどん専門店。稲庭うどんの誕生は300年前にさかのぼるとか。当時のうどんは超高級食品。秋田藩主や皇族向け献上品だったそうな。しかも稲庭うどん職人はたった一人!その技術は息子が何人いようと跡継ぎとなる一人にしか伝えなかったんだって(一子相伝)。佐藤養助は、150年ほど前に「もしものことがあったら食べられなくなる」と思った当時の秋田藩主が分家を一人だけ許して担保したんだとか。稲庭うどんにそんな歴史があったなんてびっくりだね。

★高校からの親友Yの店こころむすびに取材。なんだかくすぐったい感じだった。専門誌Sの繁盛店紹介で。これで副編集長さんを紹介できたし。彼の店がいろいろに広がるきっかけとなってくれると嬉しい。こんなカタチで親友を応援できるのはライター冥利ですな。

★人生初の酒造見学!常きげんの鹿野酒造さんへ。ちょうど仕込みの時期だったので、発酵中の醪とかまじまじと見ることが出来ました。現代の名工でもある杜氏さんじきじきに造りたてのお酒を飲ませてもらったり。いろいろと話しをきかせてもらったり。終わってから、あれも見せてもらえばよかった、これも見せてもらえばよかったと反省しきり。でも感動と興奮の1時間でした。

-----本日の一行-----
だけど、わしの酒造りまでは教えられなんだね。これは教えられるもんじゃないかもしらんですね。どんな酒を造るかは、その人の酒に対する考え方ですから。
農口尚彦「魂の酒」より

無印良品のSサイズについて

2011年02月10日 22時14分11秒 | works
◆無印良品でニットベストを買った。帰ってよく見たら「S」だった。「ありゃー小さすぎて着れないよ-」と177センチのオイラ。一週間後に「Lサイズに交換してほしい」と買った無印に行った。ところが「Mしかない」と店員氏。「まあ、着れたらそれでもいいです」ということで試着室に。着てみたらデカイ!あわてて返品予定だったSサイズを着てみたらピッタリ!というわけで、結局交換することなく家路についたのだった。学んだこと。1.無印良品の服のサイズはなんかヘンじゃね?(身長177センチがSなら、160センチ向けのサイズあるのか?Lを着る人の身長は何センチ?) 2.何事も先入観にとらわれずにとりあえず試してみるべき。

★今週は久しぶりに取材なし。締め切りも月火でだいたい片づいた。次の取材先をリサーチするも、思うように進まない。

★K社新製品レジの広告制作打ち合わせ。ようやく個人店向けPASMO対応決済システムが販売されるようになったことを知った。すっかりお馴染みだった記憶があるのだが、どこもコンビニなど大手チェーンストアばかりだったね。確かに。

◆昨年までなんと20年続いた読書会から誕生した思想ユニット「サドッホ」がついに最後の論文が発表された。しかしまあ、いい年こいた大人たちが10人も集まって難しい本(「狂気の歴史」とか「差異と反復」とか)を読み続けるなんて、そんなものが20年続いたことが奇跡だ。今回の論文から引用するなら「何を好き好んで?」


---------本日の一行----------
昆虫や魚、鳥たちの能力とは、生き存えるのに最適な場所を探り当てる能力であると同時に、そこまで泳いでいける能力であり、飛んでいける能力である。
サドッホ「I am a bird now ─セックス(4)─」より

とりあえず更新

2011年02月03日 16時06分37秒 | works
★N社パンフレット向け料理撮影に同行。メニュー開発のコンサルタントに梅酒のコメント録り。

★幕張のラーメン店「味噌屋 田所商店」を取材。ブラジルとかアメリカとかタイとか、最初から市場を世界に求めている。
店員さんは忙しい中、親切に対応してくれて感謝するばかりだ。

◆木場の現代美術館に行った。トランスフォーメーション展。ビデオインスタレーション多し。時間の都合によりスルーしまくり。でもまあ、美術館の雰囲気に浸るだけでも良い刺激になったことにしよう。今は現実のほうが芸術をはるかに凌駕してしまっていると思う。年をとったせいかもしれないし、芸術に疎くなったせいかもしれないが。

-----------本日の一行---------------
一部の神学者たちは、アリストテレスの宇宙観と聖書の宇宙観はそれぞれに正しいものではないかと考えていました。これを「二重真理説」といいます。少し難しい言い方をするなら、「理性による真理」と「信仰における真理」を分けて考えようという立場になります。人間の頭で理性的に考えた真理もあれば、神が示す真理もあって、たとえ両者が矛盾してもそれは構わないという姿勢なんです。
佐藤勝彦「眠れなくなる宇宙のはなし」より

2011年初投稿

2011年01月24日 19時54分21秒 | works
★12月、1月と大忙し。取材と締め切りが毎日のように続く。ただ書くだけなら取材の後に書けるんだけど、規定行数ぴったりに、しかも有益な情報てんこもりに、とか考えるとどうしても一日で書けないのだ。困った。

★業務用卸N社の取材に鹿児島に行った。初めて。鹿児島は黒豚とさつま揚げと焼酎とキビナゴの町だった。夜8時到着して同行のエージェントさんと晩飯たべて、翌朝9時から4つの食品メーカー取材して、午後4時の新幹線つばめで福岡へ移動。観光してる時間などなし。あ、でも桜島はでかかった。

★茨城シェフズダイレトを取材。茨城の特産品を東京の料理人にアピールするイベント。ヌキテパ、山田チカラ、鉢の木、ピアットスズキ、などなどそうそうたるグランメゾン(?)の料理人がずらり!ちなみに料理してもらうのでなく、食べてもらうのが今回のイベントのキモ。常陸大黒(花豆)、涸沼のしじみ、笠間の栗、このへんはビックリするほど美味しかった。茨城のブランディング活動はなかなかシブくていいね。過去には新潟の食ブランド・イベントや岩手のイベントも取材したが、地方自治体がんばってるところが多くて刺激になる。

★N社の取材で「たこのこ」を初めて知った。タコの卵。ドロリとしていて、見た目も味も「珍味」の風格だ。酒がすすむ!

◆口内炎が痛い。

----------- 本日の一行 ---------
繰り返すが、むしろ人間の方が鳥類の成熟に比して、あまりにもひよっこなのである。
サドッホ(澤野雅樹・矢作征男・後藤浩子)「婚姻と倒錯 ─セックス(3)─」より

ルクルーゼ買った

2010年11月07日 21時22分27秒 | works
あー。また一ヶ月以上更新してない。。。
ブログを書こうとすると、もう一人のボクが「おまえこっちの仕事やってねーじゃん」とツッコんできて、結局寝る直前まで仕事するというパターンを繰り返している。。。

◆:10月は、4日に蒲田・箱根そば蒲田店へ「餃子そば」の取材。6日に宇都宮・昭和食品が開催する業務用食品展示会の取材。13日に銀座・ロックフィッシュへ「缶つま」の取材。20日に渋谷・一蓮へ「鉄板鍋・一蓮鍋」の取材。27日に銀座・四万十川ほかへダイヤモンドダイニング100店舗100業態のレセプションへ。28日に原宿・伊呂波へ「イタリアンうどん」の取材。29日に橋本・璃宮にてN社中華食材カタログのキックオフ食事会。でした。

◆:サンマ。いっけん秋になって価格落ちついてきたようにみえても、身質悪く。良いのは高値止まり。の秋だったそう。サンマの漁獲落ちつきつつあるが形が悪いと。海水温の影響か近海に寄ってこないため、やむを得ず船凍結するケース多発。刺身で旨い獲れたて新鮮なものはいまだ高値希少とのこと。三陸の良質なサンマだけ水揚げしてブランド力を高めている女川港は例年の6割の水揚げに留まっているらしい。10年前も不漁だったがそれ以上とか。
ちなみに新米。量は穫れたものの質悪く。二等米・三等米は豊作安値ながら、一等米は少なく高値らしい。リンゴやナシは実が大きくなるけど色づかない、味がのらないと苦労したようす。実際、8月下旬から出荷されるツガルなんて小玉で青かったもんね。農家さんはひたすら水まきに終始した夏だったようです。
そんな苦労に想いを馳せながら、食べ物をいただくようにしている今日この頃だ。

★:近所の飲み屋のおやじと話していてぐっときた。三才と生後半年の子どものいる彼いわく、「オレにできることは子供たちにたくさん失敗させることだ」と。失敗すれば自分で「これだと上手くいかないんだ」とわかる。そして「どうしたら上手くいくか」と自分で考える。「痛い目に合いながらじゃないと、自分の出来ること出来ないことを見極めることが出来ないんだ」と。元お相撲さんで、幼いころから強い奴相手にぶつかり続けてきた人らしい言葉だなあ、と思った。そしてそれこそが真実だなあって思った。ボク自身、失敗を繰り返して何度も凹んで頭の中の自分と実際の自分がようやく一致してきたなと思う。少しでも早いうちに、等身大の自分というものに気づいてもらうために手助けする。そんな教育論て、子どもだけじゃなくて、オトナになっても大事だと思うのだった。

★:ルクルーゼを買った。かれこれ5年くらい悩んでようやく買った。
さっそくご飯を炊いてみた。今は新米の時期なので白米。いつもの土鍋で炊くと、沸騰まで約7分、弱火にして炊きあがりまで約7分、蒸らしに15分が標準。日によって1~2分のズレで焦がしてしまったり、芯がのこったりと、勘どころが難しい。
ルクルーゼは。。。沸騰まで約12分、炊きあがりまで約15分、蒸らしは約15分と、土鍋の倍近くの時間がかかった。「絶対弱火で!火を直接当てるな!」と説明書に書いてあるので、おそるおそる使ったというのもあるけど。。。
土鍋は蓋がコトコトいうので「あ~沸騰してきたな」とか「そろそろ炊きあがるな」というのが音でわかる。ところがルクルーゼは音が聞こえてこない。けっこうこれが不安で、つい気になってしまう。結果、最初にしては炊きあがりは上々。想像するに、ルクルーゼだと鍋内温度が200度前後をキープしているのではないだろうか。つまり鍋の中がオーブンのような状態。もしそうであれば、お米を焦がすリスクはけっこう低いかもしれない。蓋がコトコトいうもんなら「あの重い蓋を持ち上げるほどか!」とつい異変でも起きたかのような対応をしてしまう(大根を下ゆでしてるときにそうなった)。
土鍋とほうろう鍋。頼りになる鍋が一つ増えると、少し自炊生活が楽しくなりそうな気がする。

-----------本日の一行-----------
沈まないように おぼれないように
もみくちゃになって 泳いでいます

クラムボン「090」including the album まちわびまちさび より