「CEATEC JAPAN 2008」自動車関連製品レポート (Car Watch)
CEATEC JAPAN 2008【パイオニア編】 (AV Watch)
CEATEC JAPAN 2008】WILLCOM D4向けカーナビソフトや通信カーナビなど展示 (ケータイWatch)
CEATEC2008に行ってきた。
CEATECではパイオニアが同社のカーナビの動態展示を行っている。説明員の方が言うには、エアーナビの件でご意見をいただくことは覚悟して来た、とのことなので、少し話させていただいた。
録音した訳ではないので誤りがあるかもしれないし、また説明員の方の口頭でのお話でありパイオニアの公式見解ではないので、その点はご了解をいただければと思う。
また、十分誠実に対応いただいたように感じたことを、冒頭に記載しておきたい。
エアーナビについて。
・今でも、特にパフォーマンスの点で大きな問題を抱えていると思うが。
それは、十分に問題として認識している。謝るしかない。現在でもファームウェア開発を続けている。しかしながらハードウェアの制約があるため、十分な改良はできないかもしれない。
・なぜ、ユーザーから見て低い完成度で製品を出したのか。
開発が遅れてしまった。しかし当初の発表から発売を一旦遅らせていて、これ以上発売を遅らせることはできないと考えた。また、通信機能も含めて同時に出荷するべきとはもちろん考えてはいた。
・音量が小さいという問題があったが、実車での試験はしなかったのか。
実車試験は実施はしていたが、発売日が決まっている中で、試験項目によっては優先度が下がっていた。
・パフォーマンスの問題が出ることは事前に分からなかったのか。
地図と検索結果の同時表示など、複数のことを同時に行いユーザーの満足度を高めるというのがカロッツェリアの考え方。それをエアーナビにも適用したが、結果としてあのようなパフォーマンスとなってしまった。
・ナビポータルの表示も遅いが。
ナビポータルは ACCESS 社のブラウザを利用している。従ってパイオニア側のソフトウェア開発の中では、なかなか改善できない。
・バージョンアップの中で、自律航法の仕組みも改善しているのか?
改善している。
楽ナビ Lite も動態展示されていたので触ってみたが、見た目もさることながら、ナビ部分はほとんどエアーナビと同一だった。地図スクロールなどのパフォーマンスも正直エアーナビレベルで悪い。また、定額制が導入されていないのも気になった。名称検索はエアーナビ同様、都道府県を選択する必要があった。このあたりのことを聞いてみた。
・なぜ、定額制を導入しなかったのか。
サイバーナビや楽ナビと比較すると、ライトユーザー、カーナビを初めて利用するユーザをターゲットとしている。毎日少しずつスマートループを使用して2000円弱/月程度になると考えているが、それで定額制の意味がようやく出てくる程度の使用頻度となる。週末に使うくらいでは従量制の方が安い。従って定額制には対応させなかった。
・価格帯では安いエアーナビは定額制に対応しているが。
エアーナビは、通信機能が売りで、またこれに着目したユーザーの方に使っていただいている。従って定額制は必要。また、ユーザーのナビに対する要求レベルは、楽ナビ Lite よりもエアーナビの方が高いと考えている。
・パフォーマンスがエアーナビ同様悪い。
もちろん、このままでよいとは思っていない。
・なぜ、名称検索で都道府県を選択しなければならないのか。名称は知っていても都道府県名までは知らないこともある。
検索データベースの構造上、このようにならざるを得なかった。全国に渡って検索してしまうと、非常に時間がかかる。
話を伺ってみると、開発側としては問題は十分に分かっているものの、少ない開発リソースの中で厳しい開発日程に追われていると感じた。
それでも、最近のバージョンアップからも分かるように、エアーナビのファームウェア開発は現在も続いているという。ユーザーとしてはそれを信じて結果を待つしかないようだ。
CEATEC JAPAN 2008【パイオニア編】 (AV Watch)
CEATEC JAPAN 2008】WILLCOM D4向けカーナビソフトや通信カーナビなど展示 (ケータイWatch)
CEATEC2008に行ってきた。
CEATECではパイオニアが同社のカーナビの動態展示を行っている。説明員の方が言うには、エアーナビの件でご意見をいただくことは覚悟して来た、とのことなので、少し話させていただいた。
録音した訳ではないので誤りがあるかもしれないし、また説明員の方の口頭でのお話でありパイオニアの公式見解ではないので、その点はご了解をいただければと思う。
また、十分誠実に対応いただいたように感じたことを、冒頭に記載しておきたい。
エアーナビについて。
・今でも、特にパフォーマンスの点で大きな問題を抱えていると思うが。
それは、十分に問題として認識している。謝るしかない。現在でもファームウェア開発を続けている。しかしながらハードウェアの制約があるため、十分な改良はできないかもしれない。
・なぜ、ユーザーから見て低い完成度で製品を出したのか。
開発が遅れてしまった。しかし当初の発表から発売を一旦遅らせていて、これ以上発売を遅らせることはできないと考えた。また、通信機能も含めて同時に出荷するべきとはもちろん考えてはいた。
・音量が小さいという問題があったが、実車での試験はしなかったのか。
実車試験は実施はしていたが、発売日が決まっている中で、試験項目によっては優先度が下がっていた。
・パフォーマンスの問題が出ることは事前に分からなかったのか。
地図と検索結果の同時表示など、複数のことを同時に行いユーザーの満足度を高めるというのがカロッツェリアの考え方。それをエアーナビにも適用したが、結果としてあのようなパフォーマンスとなってしまった。
・ナビポータルの表示も遅いが。
ナビポータルは ACCESS 社のブラウザを利用している。従ってパイオニア側のソフトウェア開発の中では、なかなか改善できない。
・バージョンアップの中で、自律航法の仕組みも改善しているのか?
改善している。
楽ナビ Lite も動態展示されていたので触ってみたが、見た目もさることながら、ナビ部分はほとんどエアーナビと同一だった。地図スクロールなどのパフォーマンスも正直エアーナビレベルで悪い。また、定額制が導入されていないのも気になった。名称検索はエアーナビ同様、都道府県を選択する必要があった。このあたりのことを聞いてみた。
・なぜ、定額制を導入しなかったのか。
サイバーナビや楽ナビと比較すると、ライトユーザー、カーナビを初めて利用するユーザをターゲットとしている。毎日少しずつスマートループを使用して2000円弱/月程度になると考えているが、それで定額制の意味がようやく出てくる程度の使用頻度となる。週末に使うくらいでは従量制の方が安い。従って定額制には対応させなかった。
・価格帯では安いエアーナビは定額制に対応しているが。
エアーナビは、通信機能が売りで、またこれに着目したユーザーの方に使っていただいている。従って定額制は必要。また、ユーザーのナビに対する要求レベルは、楽ナビ Lite よりもエアーナビの方が高いと考えている。
・パフォーマンスがエアーナビ同様悪い。
もちろん、このままでよいとは思っていない。
・なぜ、名称検索で都道府県を選択しなければならないのか。名称は知っていても都道府県名までは知らないこともある。
検索データベースの構造上、このようにならざるを得なかった。全国に渡って検索してしまうと、非常に時間がかかる。
話を伺ってみると、開発側としては問題は十分に分かっているものの、少ない開発リソースの中で厳しい開発日程に追われていると感じた。
それでも、最近のバージョンアップからも分かるように、エアーナビのファームウェア開発は現在も続いているという。ユーザーとしてはそれを信じて結果を待つしかないようだ。