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エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 レビュー(4)

2008-06-20 02:38:19 | GPS


 エアーナビ AVIC-T10 の購入レビューの4回目だ。
 今回は PND にとって肝心の GPS 受信感度についてだ。AVIC-T10 はジャイロや加速度センサーを搭載してはいるが、車速パルス対応はオプションであり、やはり GPS 感度は良いべきと考えている。

 使ってみた感じでは、良い方だと思う。少なくとも昔のミニゴリラ(NV-SB250DTなど)よりは良い(なお、新しいミニゴリラNV-SB360DTは改善されている)。

 GPSで測位ができているかどうかは、地図上に表示されている方位磁石の色で分かる。方位磁石がモノクロであればGPS測位ができておらず、カラー(北が赤)になっていれば測位成功であることを示している(らしい。マニュアルに記述が無いので・・・ また、補足が不十分だと黄色になるようだ)。
 実際に首都高などを走ってみたが、(気づかなかっただけかもしれないが)トンネルのように明らかにGPS測位ができない場所を除いて、測位に失敗することはなかったように思う。トンネルから出ると数秒で再測位可能だ。高速を使っているともう少し速ければより良いと感じはするが、十分だと思う。

 一旦屋外で測位に成功すれば、そのまま室内(EN-4500では測位でき、NV-SB250DT ではダメだったような場所)に移動しても測位はできている。また電車の中でも問題なく測位できていた(カーナビなので、電車の中で使ってもマップマッチングが効いてしまうのですが)。
 このあたりは EN-4500 でも測位はできていたケースなので感度についての優劣はつけられないが、AVIC-T10 は実使用状態では十分な測位性能を持っているものと思う。この点には満足できる。

 ところで、AVIC-T10 には GPS 測位情報を表示できる機能がある。が、正直言ってここから GPS 情報は得られない。意味があるとすれば、最後に測位が成功したときの緯度・経度・高さ情報くらいだろう。一応 GPS の衛星信号状況を示すような画面はあるが、これも最後に測位できたときの情報を表示し続けるようで、例えば手に持って屋外から屋内に入り測位できない状況にしても、画面上は測位できていたときの表示から変わらない。GPS 情報はリアルタイム性に意味があるのと思うので、こういう設計思想はよく分からない。
 せめて EN-4500 のように補足できている衛星数をリアルタイムに表示してくれれば他機種と比べようもあるのだが、方位磁針の色でしか判断できないのは、レビューをするときにはちょっと辛い。

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