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目の前の景色と同じ3D空間、携帯に表示 クリックで情報表示も

2006-07-16 19:50:43 | 位置情報・地図
NECマグナスプレスリリース
NEC子会社など6社、携帯電話の3D地図から地域情報を探せる「3D空間検索技術」 (CNET Japan)
目の前の景色と同じ3D空間、携帯に表示 クリックで情報表示も (ITmedia)
「進行方向の店舗を携帯の3D地図で案内」、NEC子会社などが新技術 (日経BP)

 NECマグナスコミュニケーションズなど6社は13日、『携帯電話の画面上に表示された3 次元地図画像上で対象物をクリックするだけで情報を得ることができる、世界初となる携帯電話用「3D 空間検索技術」を開発』したと発表した。
 見ている画面が携帯画面上に再現され、画面上の対象物(広告や、店舗などにつけられたアイコン)をクリックするだけでその対象物の検索ができる。
 イメージとしては、EZナビウォークの3Dナビ画面で、向いている方向にある施設を検索できるような感じだろう。

 内容は、2月に発表されている記事、およびマピオンローカルサーチの発展形と言える。
 従来の「マピオンローカルサーチ」は記事紹介のところで記載したように、おもしろくはあるが実使用上は電子コンパスの精度に問題があるかも、と考えていた。
 しかし今回の技術は、実際の検索対象となる景色が携帯画面の上に再現され、どこを検索使用としているのかが一目瞭然で分かるという、とても優れた手法だと思う。
 技術的には、画面上に向いている方向の景色を3D表示するとともに、ジオベクター社の技術で向いている方向の検索対象となる物体を探し、それを3D画面上に表示しているものと思う。

 使い方としては、例えばレストランの前に立っていたとして、そのレストランを携帯で指してその店舗情報(クチコミなど)を検索する、ということは考えられそうだ。目の前の景色が再現されその店舗にアイコンがついていれば、簡単に検索できそうだ。

 各社の技術の内訳としては、
・米GeoVectorが開発した位置/方位情報による検索プラットフォーム
・ネットディメンションの3Dコンテンツ表示技術
・キャドセンターの3D都市データ構築技術
・アジア航測の地図情報システム(GIS)技術
・旭化成マイクロシステムの電子コンパス技術
・サイバーマップ・ジャパンのコンテンツ/サービス
だそうだ。

 気になるのは、この技術をどこまで多くの場面で使うことができるのか? という点だ。例えば旭化成マイクロシステムの電子コンパスを使っているそうだが、904SH の電子コンパスは愛知製鋼製だ。このような異なるハードウェアプラットフォームでも、今回の技術は使うことができるのだろうか?

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