ブログ:日本のフォーク

親愛なる日本のフォークソングについてあれこれと・・・

DVD『タカダワタル的』 (2005.06)

2005-07-31 18:45:23 | Weblog
監督:タナダユキ  プロデューサー:土本貴生  撮影監督:長田勇市  録音:郡弘道  編集:三橋寿美子  企画:東京乾電池オフィス
配給:アルタミラピクチャーズ
キャスト:高田渡 柄本明 松田幸一 高田漣 ロケット・マツ 佐久間順平 松永孝義 中川イサト 坂庭省悟 坂田明 シバ

渡さんが亡くなる前から6月発売を待ち焦がれていました。
映画館では見ていなかったのです。

それにしても、本編65分+特典映像110分というのは、ファンにしてみれば非常にうれしいのですが、本編より長いのかよ!と突っ込んだ人はかなりいることでしょう。

しかし、渡さんはすごい人です、という感想しか出てきません。
今後も何回も見直してしまいそうです。

ところで、渡さんが亡くなった後にCDの『タカダワタル的』の追悼版が限定500枚で発売されたのですが、その情報を聞いてCD屋さんに行ったのですが時すでに遅し、買い逃してしまいました。残念・・・

それにしても、一度「いせや」でお会いしたかった・・・

今後は未発表のライブ版とか、できれば映像物を発売してほしいですね。
そういえば、どこかのWebで見ましたが、『ごあいさつ』を丸ごとトリビュートするというアルバムがすでに発売されているようです。ただ、歌っている人たちがほとんど(といいうかまったく)知らない人たちだったので、買おうか迷っています・・・

ところで、昨日(7/30)、吉祥寺MANDALA-2でなぎら健壱さんのマンスリーライブに行ってきました。10何年ぶりか!久々にいい気持ちでした。なぎらさんから渡さんへのコメントはありませんでしたが、「鉱夫の祈り」を歌っておりました。

ということで、高田渡編の次はなぎらさんでいこうかなと思いつつ・・・
(なかなか更新できなくてお恥ずかしいのですが・・・)

『高田 渡トリビュート』 (2004.10)

2005-07-30 08:55:10 | Weblog
1.長屋の路地に/斎藤哲夫  2.コーヒー・ブルース/村上律  3.ヘイヘイ・ブルース/大庭珍太  4.すかんぽ/なぎら建壱  5.スキンシップ・ブルース/柄本明  6.系図/中川五郎  7.ブラブラ節/シバ  8.私は私よ/アーリータイムスストリングスバンド  9.ボロボロ/中川イサト  10.酒が飲みたい夜は/佐久間順平  11.風/いとうたかお  12.ブラザー軒/佐藤GWAN博  13.祭(フェイエスタ)/山崎ハコ  14.夕暮れ/大塚まさじ  15.調査節/高田渡  <Seals Records SEAL-030>

これだけのメンバーがそろうのも渡さんの人望のなせる業か。
個人的にはやはり加川良さんにも加わってほしかったけど・・・
以前ひとりでトリビュートしたシバさんも参加してます。
皆さんのコメントがとてもおもしろいです。

おっと、忘れちゃいけない。渡さん本人の新曲「調査節」も収録されてます。
とてもお得感のあるアルバムです。

『タカダワタル的』 (2004.6)

2005-07-24 09:57:10 | Weblog
DISC [1] 1.仕事さがし 2.アイスクリーム 3.スキンシップ・ブルース 4.魚つりブルース 5.酒心 6.値上げ 7.あきらめ節 8.ねこのねごと 9.コーヒーブルース 10.朝日桜 11.酒 12.すかんぽ 13.鉱夫の祈り
DISC [2] 1.鎮静剤 2.相子 3.トンネルの唄 4.ブラザー軒 5.夕暮れ 6.生活の柄 7.自転車に乗って 8.私の青空 9.ミケランジェロ 10.くつが一足あったなら 11.ごあいさつ <アルタミラミュージック AM-1001>

映画「タカダワタル的」のオリジナルサウンドトラックを含むニューアルバムということで、京都/拾得(2003/3/26)、吉祥寺/吉祥寺音楽祭(2003/5.3)、大阪/春一番(2003/5.4)、下北沢/ザ・スズナリ(2003/5.5)でのライブが収録されています。2003年のゴールデンウィークはずいぶん多忙なスケジュールだったのですね・・・

なぜか、歌詞カードは「夕暮れ」のみ。

いせやRECORDSというのが笑わせてくれました。

DVD『ROOTS MUSIC DVD COLLECTION VOL.2 高田渡』 (2003.9)

2005-07-17 08:03:32 | Weblog
・仕事さがし ・スキンシップ・ブルース ・アイスクリーム ・高田渡の生い立ち(インタビュー) ・FOLK SONGとの出会い(インタビュー) ・こんなものいらない(インタビュー) ・プロフィール(インタビュー) ・69 ・鮪と鰯 ・値上げ ・コーヒーブルース ・作詞について(インタビュー) ・「自衛隊に入ろう」エピソード(インタビュー) ・鎮静剤 ・年輪・歯車 ・父親の残した詩集(インタビュー) ・大切なもの(インタビュー) ・夕暮れ ・生活の柄 ・ブラザー軒 ・最近の音楽について(インタビュー) ・現代の音楽とは・・・(インタビュー) ・音楽とは?FOLKとは?(インタビュー) ・トンネルの唄  <DIICHIKOSHO DVDK-002>

SKY PerfecTV!「ザ・フォーク」で放映した映像を収録しているそうです。
2,100円という安価でこの内容はお買い得だと思います。

インタビューが面白かったです。
渡さんにとってはこの世にいらないものが3つあって、携帯電話、パソコン、車だそうです(こんなものいらない)

収録曲は、もうこのころになるとお馴染みのものばかりです。

シバ 『シバ・高田渡を歌う 毎晩夜通しおきていて』 (2003.3)

2005-07-16 15:40:40 | Weblog
1.汽車が田舎を通るその時 2.しらみの旅 3.失業手当 4.ボロボロ 5.この世に住む家とて無く 6.夜風のブルース 7.仕事探し 8.いつか 9.石 10.手紙を書こう 11.出稼ぎの唄 12.酒 13.火吹竹 <Seals Records SEAL-024>

シバさんによるトリビュートアルバム。
「毎晩夜通しおきていて」はもちろん「火吹竹」の歌詞から。
シバさんと渡さんは切っても切れない仲だけあって、いいアルバムになったと思います。

このころシバさんCD連続で出していました。

DVD『伝説のフォークライブシリーズvol.1 高田渡・三上寛』 (2004.11)

2005-06-26 08:32:11 | Weblog
●高田渡編: 1.自転車にのって 2.長屋の路地に 3.コーヒーブルース 4.アイスクリーム 5.鮪に鰯 6 値上げ 7.行きたいところがあるんだ(いとうたかお) 8.位置をかえてすわってみても(いとうたかお) 9.夜汽車に乗って(シバ) 10.淋しい気持ちで(シバ) 11.だんらん(村上律) 12.今日はまるで日曜日(中川イサト) 13.その気になれば(中川イサト) 14.カムトゥマイベッドサイド(中川五郎) 15.ミスターボージャングル(中川五郎) 16.鉱夫の祈り 17.生活の柄 18.明日はきっと(いとうたかお) 19.魚釣りブルース 20.Good Night Irine
●三上寛編:  21.夢は夜開く 22.オートバイの失恋 23.ひびけ電気釜!! 24.パンティストッキングのような空 25.かけら
<アブソードミュージックジャパン ABBA 5002>

99年11月にNHK-BS2で3夜連続で放送された「伝説のフォークライブ」に、新たに未放送分などを加えたデレクターズカット版DVDの第1弾。

京都「磔磔」でのライブですが、渡さんのソロではなく、ゲスト出演:中川イサトさん・村上律さん・中川五郎さん・大庭珍太さん・いとうたかおさん・佐久間順平さん・松田幸一さん・シバさん・竹田裕美子さんという豪華メンバーになっています。
また、番組ナレーションは福岡風太さんです。
イノダコーヒー店でのインタビュー(インタビュアーは笹野みちるさん)もあり、非常に充実した内容になっています。

曲目にあるように、高田渡さんがメインの曲は10曲で、その他は、いとうたかおさんメインの曲が3曲、シバさんが2曲、村上律さんが1曲、中川イサトさんが2曲、中川五郎さんが2曲という構成です。
汗びっしょりで歌ういとうたかおさんかっこいいです。シバさんももちろん!

ちなみに、伝説のフォークライブシリーズのVol.2は「遠藤賢司&友川かずき」、Vol.3は「友部正人&なぎら健壱」です。この2枚もいいです。

「バーボン・ストリート・ブルース」 (2001.8)

2005-06-19 08:00:07 | Weblog
山と渓谷社 2001年8月15日 発行

「時代が変わっても変わらない男がいる」というすばらしいコピーが帯にあります。

渡さんの自叙伝とでも言いましょうか。面白い内容でした。

飲んだ上でのパプニング?については、いろいろ伝説がありましたし、ある程度予想していたのですが、いくつか知らなかったことがわかりました。

渡さんは、かなりのカメラマニアであるということ。本誌にも何枚か掲載されています。
もうひとつが、外国旅行にかなりの回数行っていること。これは意外でした。
そういえば、外国詩を追いかけてというテレビ番組がNHKで放送されてましたね。

この本の最後のほうに、最近の心境として、「死ぬまで生きよう」という言葉が書かれていますが、今となっては考えさせられるものがあります。

高田渡 『日本に来た外国詩・・・。』 (2001.4)

2005-06-18 12:29:38 | Weblog
1.夜風のブルース 2.失業手当 3.バイバイ 4.すかんぽ 5.おなじみの短い手紙 6.こいつは墓場にならなくちゃ 7.ヘイ・ヘイ・ブルース 8.冬の夜の子供の為の子守唄 9.向日葵 10.わたしはわたしよ 11.鎮静剤 12.祭(フィエスタ) 13.くつが一足あったなら 14.私の青空 15.ブルース <コンシピオ・レコーズ AGCA-1002>

2000年を迎えると渡るさんは完全に「伝説の人」という扱いになっていたと思います。
2000年元旦には、渡さんのバースデーコンサートが吉祥寺で開かれました。

そして、2001年にこのアルバムが発表されます。
『詩人・山之口獏をうたう』に続く企画盤で、タイトルどおり、外国詩に曲をつけたもので構成されています。これも、渡さんの世界。

高田渡 『ベスト・ライブ』 (1999.1)

2005-06-12 17:48:00 | Weblog
<A>1.仕事探し 2.スキンシップ・ブルース 3.ねこのねごと 4.こいのぼりの替え唄 5.銭がなけりゃ 6.酒が飲みたい夜は 7.座蒲団 8.みみずの唄 9.値上げ 10.魚釣りブルース 11.ひまわり 12.トンネルの唄 13.鎮静剤 14.くつが一足あったなら 15.ブラザー軒 16.雨の日 17.夕暮れ 18.生活の柄
<B>1.ハッピーニューイヤーブルース 2.朝日楼 3.アイスクリーム 4.失業手当 5.ウィスキー
6 バイバイ 7.69 8.イキテル・ソング 9.ソフィア 10.いつか 11.長屋の露地に 12.鉱夫の祈り 13.ブラザー軒 14.夕暮れ 15.コーヒーブルース 16.自由な奴 17.新わからない節
<ポニーキャニオン AGCA-10013>

帯に「初のライブアルバム」とあります。これは正しいのか?デビューアルバムは五つの赤い風船とのカップリングで間違いなくライブアルバム、渡さんのソロではないにしろ武蔵野タンポポ団もあるし、SMSの『フォークジャンボリー』にいたっては完全なソロ(ただしアーティスト未公認といううわさも)、『GRASS SONGS』はどうだと思うとこれはビデオか・・・と、ライブの印象が強いのですが、やはり正式なソロライブというのはこれが「初」なのでしょう。

収録は↓
1995.07.29 上の不忍池水上音楽堂
1997.06.30 青山円形劇場
1997.10.22 高円寺JIROKICHI
1997.05.05 吉祥寺バナナ・ムーン
1998.01.26 渋谷ジャンジャン

曲はおなじみの曲ばかりで、まさに『ベスト・ライブ』にふさわしいアルバムです。
「ソフィア」は新曲?

ところで、渋谷ジャンジャンでの録音分(B 15~17)の3曲は再プレスからはカットされています。
理由はわかりません。ご存知の方いらっしゃれば教えてください。

山之口貘 「山之口貘詩文集」 講談社文芸文庫 (1999.5)

2005-06-06 23:26:33 | Weblog
ということで、貘さんの詩集です。

1,260(税込)と文庫本にしてはずいぶんお高い価格なのですが、大変面白い一冊です。

実は、私は貘さんについてあまり知っていなかったのですが、「生活の柄」並みの浮浪者同様の生活をなさっていた時期があったとか知ることができたエッセイなども掲載されており、大変面白かったです。

なんか自虐的といってもいいまでのユーモアに満ちた詩だと思いました。

山之口貘 1903~1963