bellyhole 外伝

『面白い』って何だ!?

vol.101 がんばれソニー!!

2012-05-28 06:20:27 | 社会


ソニーの2012年度の3月期連結決算の赤字が、5200億円となり過去最高の赤字となったようです。

ここ何年か赤字が続いているので、心配ですね。

ちょっと前には、タイの工場が洪水の被害にあったり、イギリスでは工場が(放火による)火災で大損害を受けたりと散々でしたが、そこに東日本での大震災もやってきて、まさに踏んだりけったりです。


僕は、ソニー信者ではありませんが(パソコンも『富士通』ですし、ゲームも最初は『セガサターン』でしたw)プレステ3は持っているし、なにより日本では、唯一世界を席巻できる複合企業であるソニーには、これからの日本を引っ張っていって欲しいと思いますし、そこに変わる企業は見当たらないと思っています。

けれど、現在の状況を見渡しても、(家電業界で)ソニーが復権できる材料は乏しいですね。

稼ぎ頭だったテレビ産業は、サムソンなどとの価格競争に陥ってしまい、数は売れないわ利益は少ないわで反対に足を引っ張っている状況です。
次世代テレビで巻き返すために、宿敵であるパナソニックと手を組んだなんてニュースがありましたけど、そこまでして作っても売れそうにない気がして仕方ありません。だって今のテレビでもう充分だもん(笑)。

僕はAVマニアでも何でもないので、詳しい人には喉から手が出るほど欲しいものなのかも知れませんが、実際普通の人ってこんな感じなんじゃないでしょうか。ブルーレイだって、ちょっとづつは浸透してきていますが、きっと想定していたよりも全然普及していないと思いますし。


パソコンにしても、ウォークマンにしても、どうしてもアップルには敵わないんですよね。
これはスペックがどうこうよりも、『ipod』から作り出したアップルのブランド力に勝てないということの方が大きいと思います。

音質ではウォークマンの方が評判が良いなんてことを聞いたりしますが、結局次に買うとしたらやっぱり使い慣れた『ipod』を買うでしょうし、『vaio』のブランド力は、あるとは言え、アップルマークの付いた『マックブック・エアー』の方が全然かっこいいし、オシャレなのできっとブランドを気にする若者の多くはアップルに流れるでしょう。




ではどうしたら、彼らに勝てるのでしょうか?


ソニーの建て直しの新戦略では、大規模なリストラによる人件費の削減と、目玉サービスとして新たに(evernoteみたいな)クラウドサービスを発表しました。5Gの容量で、動画などを専用のアプリで上げると変換してくれて色んな媒体で見れるようになるんだそうです。

僕は、あっても文句は言われないだろうけど、サービスがそこまで普及するのが疑問です。クラウドサービスを使っている人が、他の(あるいは追加して使うとしても)サービスにわざわざ乗り換えるのって、目新しさか、よっぽどの目玉サービスがないと、なかなか移ってくれません。ましてや『動画などを共有する』ことを謳っているわりには5Gって、いまどき映画一本見れるか見れないかくらいの少なさです。

そこらへんはサーバーの都合とか色々大人の事情があるのでしょうが、一般の人に訴求するには弱い気もするのです。


そこで僕はちょっと考えたのですが、今さらAIBOなんてどうでしょう(笑)?


AIBOとは昔ソニーが出していたデジタルペットで犬の姿をしたロボットだったのですが、今出せば、そこそこの値段で結構いい動きをするんじゃないかと思うんです。

そして、ちゃんと機能を持たせるんです。

無線LANが普及している現在、そこに同期出来る強みというのは結構見過ごされているような気がしているんですよね。

もし『新AIBO』が無線LANと繋がれば、すごい可能性が広がると思うんです。

まずスマートフォンとの連携です。僕の構想では『新AIBO』にはタブレットくらいのコンピューターが付いていて(そんなに高性能じゃなくてもいいんです)、外から『新AIBO』にメールを送ることで指示を出せるようにするんですね。『新AIVO』は普段はじっとしてるんですが、そうして指示が来たときだけ動き出すんです。

そして様々な指示をこなします。まるで執事のように。

例えば『録画機能』。もちろん他社の録画やテレビ操作も赤外線で操作します。スマートフォンでそういうアプリもあるのでどこの会社でも出来るはずです。

家の『防犯カメラ機能』。これも結構需要があると思います。『新AIBO』はルンバのように動きまわれるので、まるでラジコンを操縦しているようにコントロールできるはずです。個人的にはこの機能だけでもかなり欲しいです。スカイプ機能とかを使えば通信料も掛からないので気楽に使えます。この機能の肝は、実はコントロール出来ることではなくて、『新AIBO』がスマートフォンで起動できるという事です。

もちろん『音声認識』にも対応しています。外にいるときだけでなく家の中にいるときでも「テレビの6チャンつけて」なんていうと自動的にテレビ操作をしてくれます。一見自分でリモコン操作した方がいいような気もしますが、これにはiPHONEの『siri』機能と同じように、まるで家の中で執事がいるような、不思議な優越感に浸れるはずです(笑)。それだけではなくて例えばマンガを読んでいるときや料理をしているときなど、目や手が離せないときに『話すだけで操作出来る』機能は意外と便利なはずです。しかも最初に登録さえしておけば、自分なりの言葉で操作できるようにしておくのも、楽しいかもしれません。
「6チャンプリーズ」「ラジャー」みたいなやりとりって結構癒されると思うんですよね。

無線LAN機能とスカイプがあるおかげで、『新AIBO』は『家に出来たもう一台のスマートフォン』になれる訳です。伝言板機能で家族とのコミュニケーションも出来るでしょうし(メールを表示させて家族に見てもらう)、プリントアウトなども『新AIBO』に言うだけで印刷出来ることも、今の技術で充分できるはずです。


以前のデジタルペットとしての『AIBO』には、ただの高価なおもちゃ以上の価値はなかったですが、この『新AIBO』のアイデアなら現実的で魅力的な『執事としてのロボット』として注目されると思うんです。そして充分に今の技術でも便利な機能がつけられる。

『枯れた技術の水平思考』これこそが、日本が世界に対して一歩前に立てた秘訣だったのではないでしょうか。



これが僕が『もしソニーを立て直すとしたら、どうする?』の答えです。

もしも僕にソニーを任せてくれるのだとしたら、全力で『新AIBO』を開発すると思います。


ばかげているように聞こえるかも知れませんが、僕は結構本気でいいと思っています。



だって僕達はもう、未来を生きているんだから、そろそろロボットくれても良くないですか(笑)?


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vol.100 もしもガッキーが彼女だったら、別れを切り出さなきゃいけない本当の理由。

2012-05-27 05:44:29 | hipo



きっと誰にとってもどうでもいい事ですが、僕は新垣結衣さんが好きです。


本当にどうでもいい話だ(笑)。


まぁそうなんですが、もうちょっとだけ(笑)。

人はだれでも、自分の中で一番美人と思う人がいると思いますが、僕にとって新垣結衣さんがそうなんですね。
地球上で一番美人だと思います。

でもこれって結構変わるんですよね。多分一番最初にそういう事を思ったのは、常盤貴子さんでした。
今考えるとちょっとどうかと思うんですが(エラとかw)、当時は本当にこれ以上の美人というものは存在しないんじゃないかって思ったものです。あとTRFのyukiさんですか。彼女にたいしても、なんか見ているだけで背中がぞわぞわしてました(笑)。きっとこんなお姉さんが近くにいたらえらいことなってんじゃないだろうかって。

ただ、ここで言う『美人』ていうのは『好き』っていうのとは微妙に違うんですね。

好きな芸能人ならもっとたくさんいました。今井美樹さんに恋をしていましたし、サトエリさんや吹石一恵さんも今でも好きだったりします。
けれど『美人』というのは、ちと違います。美人ていうのは誰に聞いても、好き嫌いは別にしても、美人と呼ばれるような整った顔を持っている人の事だと思っています。

そういう意味で新垣結衣さんは(少なくても今の僕の判断では)「一番美人だなぁ」と思うわけです。
もちろん大好きですが。


ただ、あれだけ美人だと、と思うのです。


あれだけ美人というのは、果たして本当に幸福なことなのでしょうか?


もちろん、今の新垣さんはモデルから女優から色々出来て、誰からも「美人ですねぇ」と褒められるし、きっとお金だったたくさん入ってくるでしょう。

でも、いい事ばかりではないような気もするのです。

常に多くの目線にさらされる人生を余儀なくされるのです。自分が望む望まないに関わらず。
これって結構しんどい気がするんですよね。
もちろん学校では超目立ちます。男は全員ちやほやするでしょうし、女の子は人気グループになりたくて仲良くなりたがるか、反対に「調子乗ってるよアイツ」と無視したり、いじめたりする可能性も結構あるような気がします。

普通の仕事についても、どこで何をしても「超美人」というレッテルが貼られるのです。
仕事が出来ても「仕事が出来る超美人」、失敗ばかりしても「ドジっ子の超美人」、セクハラ、パワハラ、ストーカー…。
美人であればあるほど、そのリスクは高まっていくんじゃないでしょうか。

美人は才能であるとともに、周りの磁場を強烈にゆがめてしまう影響力を生まれながらに持ってしまうことでもあるんじゃないでしょうか。


『もしもガッキーが彼女だったら…』


どうしようもない野郎だったら、そんな事ばっかり考えているんじゃないでしょうか。
もちろん、僕は考えていますが何か(笑)?


もしもガッキーが彼女だったら、それはきっと彼女にとっても、僕にとっても大変な苦痛を伴うんじゃないかと思います。

だってガッキーが彼女ですよ(何回言うねんw!)。そんなのもし友達と遊びに行くなんて行ったら、心配で絶対許可しないじゃないですか。

友達が男なんて論外だし、女同士であっても、遊び先で絶対男に誘われるじゃないですか(笑)。
彼女にその気は無いなんて安心できても、「なんでそんな美人と僕がつりあうんだ!」なんて自分を勝手に卑下して、すごく落ち込むと思います。

もうきっと好き過ぎて…いや『美人』過ぎて、いろんなことがうまく行かないのがアリアリと目に浮かびます。
きっとガッキーと付き合えるなんて夢のような事なんでしょうが、それが自分のせいで悪夢へと変わってしまうのです。


じゃあ、もう彼氏は心配しすぎちゃうから無理なので、友達とか、親とか兄妹ならどうでしょうか。
それならそこまで心配しなくていいし、血が繋がっているなら、一生その絆は切れないので安心です。


でも本当にそうでしょうか。
友達だと絶対恋しちゃってエライことになりそうだし、親や兄妹はそれはそれで自分の運命を呪いそうです(笑)。

自分が親の立場なら、「もう一生彼氏なんて作らなくていい!」なんて言いそうだし、もしガッキーが妹なら一番大変な事態になりそうです(笑)。きっと頭がおかしくなってしまうんじゃないでしょうか。



もちろん、これはガッキーを例えとした『超美人』の話であり、そういう意味では新垣結衣さんではなくても、身近にそういう人がいる人は、実際には結構な数いると思うんですよね。
今いった両親や、兄妹、そしてその女性の人生に関わるいろんな人が皆幸せになれるかどうか?

僕は結構むずかしいんではないだろうか、というのが正直な気持ちです。
羨ましいけど、ガッキーのような超美人が周りにいるだけで、人間関係とか自分の気持ちとか恋とかそういうものが、全部その人の磁場に曲げられてしまうような気がして仕方ないんですよね。


だから35才のおっさんとなった僕は思うわけです。




「ガッキー、君の事はすごい大好きだけど、君と僕とはうまくいかない。だからきっと、テレビの中のフィクションとして、一方的に僕が好意を持っている今の関係の方がいいんだ。これからも応援してるよ、がんばれ!」
































キモーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(笑)!!!!!





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vol.99 僕らが中二病になってしまった理由 『岡田斗司夫』

2012-05-25 06:50:48 | 中二病

第一回vol.82  僕らが中二病になってしまった理由  『生きる意味



○第2回 岡田斗司夫(前編)

僕が中二病について語るとき、岡田斗司夫氏のことを抜きにしては語れません。

それは『僕が中二病である』という事実を初めて気づかせてくれたのが、岡田斗司夫氏という存在だったからです。
彼の『スマートノートの書き方』という動画(youtubeに現在もアップされています)を見て、そこで悩んでいた自分の問題を整理したときに、初めて気づいたんです。「自分は中二病だったんだ」と。


岡田斗司夫という人は、以前からオタキングやガイナックスの社長という肩書きを知ってはいましたが、正直あまりいい印象は持っていませんでした。
自分を全てのオタク代表の様にして喋るその姿はあまり気持ちよくはなかったし、その頃『レコーディングダイエット』という本を出して、太っている人(自分を含めて)卑下している事など、その後伊集院光さんとのいざこざも耳にして以来、どちらかといえば嫌いな人物でした。


それが、なぜ興味を持つことになったかというと『ハンターハンターの今後を予測する』という記事を読んでからです。


ハンターハンターは僕が大好きなマンガで、これは確か29巻が出たすぐ後くらいに、まとめブログで読んだのですが、そのあまりに的確な予測に『この人は一体何者なんだ?』と、単にオタクでダイエット好きの人以上の興味を持ったのでした。


調べてみると、この人、ものすごい変なことをしているんですね。

何かっていうと、『youtube』や『gyaoジョッキー』というサイトに、延々とひとりで喋っている動画を載せているんです。
話す内容は雑多で、時にマンガやフィギュアの話になったりするのですが、どちらかというとそれよりも『生き方』やら『考え方』みたいな所に重点をおいて話しているのです。

しかも、その内容がなぜか凄い『刺さる』んですよね、自分の胸に。


彼の人生の目標として『人類の0,3%の苦痛を取り除く』という物があるらしいです。学生の頃にそれを思い立って、それを実行するためにアニメを作ったりダイエット本を出したりといった行為をしているとの事。
そして『ひとり夜話』という動画をアップしているのも、その目標に向かって自分の考えを広めていくための手段として使っているらしいのです。


僕にとって、それらの事は『うさん臭い』以外の何者でもなく、『新手の新興宗教の教祖になりたいんだろうなぁ』というネガティブな印象しかありません。その感じは現在でも根強く残っているのですが(笑)。

けれど、それを踏まえたうえでも、岡田斗司夫氏の語っている言葉は、真実味があるんですよね。
『0,3%』うんぬんの理想も、しゃらくさいと思うのと同時に、『きっとこの人は本当にそういう事考えているんだろうなぁ』と信じれる自分がいるんです。

彼の語っていること全てが正しいとは思わないんだけど、そこにある種の誠実さを感じれるんです。
なぜかと言えば、これは後になってから分かるのですが、彼の語っていることの多くは『中二病の僕達が抱えている疑問』について語っていたからなんです。

つまり、太宰治が世の中の駄目人間から「これは自分のことについて書かれた話だ!」なんて言われるように、岡田斗司夫氏が「何故僕らは女に持てないのか」と言うと、(実際に持てる持てないは関係なく)「これは自分の事について語っているんだ」と強く思えてしまうのです。



その思いを強くしたのが、朝日新聞に回答者として参加している『悩みのるつぼ』というコーナーでした。

ラジオや雑誌でよく見かける、なんの変哲もない青少年の悩みに対して答えるコーナーです。悩みは『息子が働かなくて困ります』とか『友達がいじめられるのを助けるべきか』とか、ある意味聞いてもどうにもならないような悩みばかりです。

ここでの岡田斗司夫氏の答えが、お見事としか言えないくらいすばらしいんですね。

もしかして、それを思うのは僕だけかもしれないですが、その青少年らの悩みの答えを読んで「なんてすごいことを書ける人なんだ」と衝撃を受け、一気に心を持っていかれたのです。



その中身は自身のブログに譲るとして、その答えにとても感動した僕は、次々と動画を見て、『遺言』と呼ばれるトークイベントの音源も聞いて、さまざまなコンテンツを片っ端からむさぼるように消費していきました。


その中のひとつとしてあったのが『スマートノート』という、手帳のつけ方の動画だったのです。
それは手帳のつけ方というよりも、物事の考え方、整理の仕方といった技術方法と言った方がいいのかもしれません。


それが当時、抱え込めない悩みを抱えていた僕にとって、とても大きな助けになったのです。

『この悩みの発生源は、僕が中二病であるところから出ている』という結論は、それを導き出したのが自分自身なのに、一番ビックリしてしまいました(笑)。そうです、僕は自分が『中二病』であるなんて最初は想像もしておらず、むしろそういうのとは慎重に距離をおいてやってきたと思っていたんです。

僕にとって中二病はかっこわるい言葉の代名詞みたいなもんで、それならばウツの方がよっぽどかっこいいと思っていたくらいです(笑)。


けれどその結果は、誰かが理不尽に僕に決め付けた訳ではなく、自分が正直に考えて出てきた結果な訳で、それは僕にとっては大きな衝撃でしたが、受け入れざるを得ないのも確かなことだったのです。



僕が『僕らが中二病になってしまた理由』を語ろうとするとき、まず『なぜ自分が中二病なのか』『そもそも中二病とは何なのか』を語る前に、岡田斗司夫氏のことを語らなければならないのは、この後に続く全ての考えかたの根本に岡田斗司夫氏の影が存在しているからであり、それを好む、好まない関係なく、そこから出発しないと何も語れないからでもあるのです。





(後編へ続く)

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vol.98 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(映画)

2012-05-24 03:36:01 | レビュー


評判は聞いていたのですが、コメディ映画がいまいち苦手な僕が躊躇していて長い間観てなかった映画です。

今回ようやく観たのですが、今まで観てなかったことを後悔するほど良い出来でした。
多分今年観る映画で3本の指に入るんじゃないでしょうか。2009年の映画ですけど(笑)。


この映画のざっくりとした紹介をすると、二日酔いの話です。
結婚を目の前にひかえた新郎が、バチェラーパーティ(独身お別れ会)をするため友人達とラスベガスに行くのですが、二日酔いで目を覚ました友人(と義弟)3人が見たのは、トイレにいるトラにクローゼットにいた赤ちゃんになど奇想天外な光景でした。そしておぼろげな記憶を頼りに行方不明になった新郎を結婚式までに見つける珍道中に繰り出す、という感じのストーリーです。


この時点で、ちょっと面白そうですよね。

あの、記憶を無くすほどに飲んだあと、目を覚ましたときの二日酔いの激痛と『一体記憶を無くしている間に、どんなとんでもないことをしてしまったんだろう』という底知れぬ恐怖感(笑)。

そういう誰しも身に憶えのある(ある…かなぁ?)体験を、うまく結婚式に絡めて作ることで、いい具合に恐怖感とやっちゃった感(笑)を出すことに成功しているんじゃないでしょうか。


そしてこの映画、ネタだけじゃなくて、演出もきめ細かい良い仕事しているんですよね。

最初に謎を振りまいておいて、それを解いていくという流れではあるんですが、いい所で追加の謎がどんどん増えてくるんですよね。

途中で女の人が物知り顔で話しかけてきたり、トランクを開けたら謎のアジア人が出てきて3人がコテンパンにやられたり(あのシーン思い出すだけでニヤニヤしてしまいますw)、かと思うとマフィアが突然出てきて銃を乱射してきたり。

そういう新たな謎がテンポ良く繰り出されては、新しい事態になっていき、そこにはまた新たな驚きが、みたいな感じで続いていくので、観ていて全然飽きません。


そして笑いのセンスも絶妙のバランスなんですよね。


この後も日常は続けられるんだけど、確実に“傷”は残るんだよなぁという、絶妙のラインをついてきます(笑)。
この感じがたまらなく好きでした。

それと同時に、結構大きな嘘も同時についているんですよね。どうやってトラをホテルに連れ込めたのかとか、ギャンブルの勝てた理由というのも説明は無しという。
けれど、それはもちろん突っ込まれるのは計算済みで、話をダイナミックにするためにあえてしたのだろうと思います。

そして一番気になる『あの夜一体何が起こったのか』というネタ晴らしの映像が、『あんな感じ』で表現されるとは思いませんでした。

センスいいなぁ〜、と思うと同時に、ものすごく考えられて作ったんだんだなぁと笑いながらちょっと感動してしまいました。
まぁ、感動はちょっとだけですけどね(笑)。


エロや下ネタもふんだんにあって、『え、ここまで言っちゃうの、やっちゃうの?』と観ているほうがびっくりしていまうシーンも何度もあり、もうそれだけで勝ちな気もするんですよね。『ここまででしょ』と思っているこちらのハードルをはるかに越えてくるわけですから。

そんなこんなを見ているだけでも、この映画、ネタだけでなく本当に色々と才能がある人が作ってんだろうなぁ、なんて思ってしまいました。


ハリウッドのコメディ映画おそるべし、です。



まだ観てない人は是非!おすすめです。




映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』予告編
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vol.97 究極のダイエット方法を教えてあげる(ただし条件アリ)

2012-05-23 02:35:11 | ダイエット



4月1日から、始めているダイエット途中経過です。



一ヶ月と3週間経ちまして、84キロだったのが現在78キロになりました。6キロ減ですね。


順調に減っているといえば減っていますが、最初の一ヶ月目が4.5キロ減という事を考えると、いささか緩やかなペースです。

やっぱり新陳代謝の問題でしょうか。以前の3ヶ月で12キロ減らした時のようにはいきません。節制していても、一週間くらい同じ体重が続くことも多く、体重計との我慢比べをしている気分です。「まだ、そこで踏ん張るのか」と(笑)。




ちょっと前『金スマ』でロングブレス・ダイエットの特集をやっていました。
(ダイエットしている時って、テレビつけるたびにダイエット番組をやっているように思えて、ちょっとげんなりしますw)

以前から話題になっている俳優の美木良介さんが提唱している『息をするだけ』でダイエットできるという夢のようなダイエット方法です。

このダイエットに挑戦したのが、勝間和代とTBSアナウンサーの升田さんという方です。結果は…勝間さんあんまり変わらず(笑)!

いや、実際には体重も減ったしウエストも細くなったらしいんですけど、before/afterの比較画像のときに並んで比べるシーンがあって、びっくりするほど同じ印象だったんですよね。ほぼ変わってないという(笑)。
升田アナウンサーはすごい劇ヤセしていて会場的にはものすごい盛り上がりだったんですが、なんとなく「勝間さん…」っていう感じがあって、それが面白かったりしました。





ところでこの企画、というかテレビでダイエット特集をするときってそのダイエットとはまた別に、強力なダイエット方法を実践していることをご存知でしょうか。そのダイエット方法さえあれば、他のダイエットなんてなんにもしなくても簡単に10キロ単位で減量できるという脅威のダイエット方法です。それは何かというと…


『テレビモデル・ダイエット(仮)』です。


テレビのモデル(つまり○○ダイエットの被験者)になるというだけで、確実に痩せられるというものです。


これは考えてみれば当たり前の話です。自分がダイエットしなければ企画が成り立たず、頑張ればたとえ面白くなくても皆から褒められるし盛り上がるし、ギャラが貰えるうえに、これがきっかけで仕事が増える可能性もあるんですから。

『目の前の食事』という快楽を我慢するために、これほどの力のある理由は他にありません。



ついでにいえば今回のダイエット『ロングブレス・ダイエット』についても僕は懐疑的です。


それは『効かない、痩せない』とか『理論として劣っている』ということでは全然なくて(むしろ興味深く、できることなら参考にしたいと思って見ています)、『これなら気軽に痩せられる』と思って始めるほとんどの人は続けられないんじゃないか、という意味です。


『続かない』ダイエットのほとんどの理由は『気楽に出来ないから』止めてしまうのではなくて、毎日『たった5分の運動』を続けられないから挫折するのです。




体重を減らす方法は2つしかありません。
運動して『出て行くカロリーを増やす』か食事を節制して『入ってくるカロリーを減らす』かのどちらかだけです。



どちらもそれを続けるためには大変な努力が必要ですが、2つを比べた場合、圧倒的につらいのは前者、つまり『運動をすること』なのです。


食事を節制することは、『食べない』という消極的な行動で成立しますが、『運動』になると自分から能動的に動くという積極性が問われるのです。極端に言えば一日ゴロゴロ寝ていても『食べない』は成立しますが、『運動』は成立しないのです。

なので『楽な運動ダイエット』というのは、その時点で『食事』よりも続けにくい選択肢であることを自覚すべきなのです。



もし僕がそれでも運動系のダイエットを選ぶとしたら何を選ぶかというと、『ビリーズ・ブート・キャンプ』だと思います。

なぜかというと、あれだけが『楽に出来る』と謳っていないからです。つまりこちらに『苦しくてもやり遂げる努力』を求めてします。
ハードルは高いけど、これを選んだ時点で相当な覚悟が必要であり、だからこそ痩せる確立は高くなると思うのです。


正直あんなハイテンションな動きをしたくはありませんけども(笑)。


そんなわけで、今日もサラダを食べる僕なのであります。




ビリーズブートキャンプ日本語吹き替え版
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vol.96 天体さんぽ。

2012-05-22 08:13:46 | さんぽ


最後までお天気がどうなるかわからなかった金環日食、僕も近所の航空公園まで出かけていって見てきました。

テレビのニュースでは関東では海沿いに行けば行くほど雲が厚くなって、逆に北関東の方が見やすいとのことでした。

埼玉県は明け方は結構晴れていたのですが、時間が経つと共に徐々に雲が多くなっていって心配したのですが、無事に見ることが出来ました。





航空公園にはやっぱり多くの人がいて、7時35分の金環日食になった瞬間には、わぁっという歓声と共に、パチパチと手をたたく人がいて、なんとなく皆が一体になったような、不思議な感覚に包まれました。

最初はカメラでは撮れないだろうなぁと思っていたのですが、日食グラスをカメラにかざして撮っている人がいて、僕も真似して撮ってみたら、意外にちゃんと取れるという事実を発見。ハレーションなのかちょっとリングが大きく見えますが、なんとかうまく取ることが出来ました。







ひとつだけ悔やむとしたら、仕事場で聞いていたはずの『木漏れ日が三日月状になっている』、『鏡で写すと三日月が写る』といった現象をすっかり忘れていたことです。せっかく公園に行ったのに、木漏れ日すら忘れていたなんて!
金環日食を見ながら『なんか忘れているような気がするなぁ』と思っていたのはこれだったんですね(笑)。

ちゃんとした金環日食って、もちろん直接見るのは初めてだったわけですが、思ったほど暗くはならないんですね。

前に報道された皆既日食の時は、太陽が月に隠れた瞬間、星が見えるほどの暗さになった(まるでシェンロンが現れたように!)と聞いていたので、『多少暗いのかな?』という感じはあったものの、意外と普通の明るさなことに驚きました。
あれだけの表面積で、こんだけ明るいって、やっぱり太陽のエネルギーはすごいんですね。



前回の皆既日食のときも同じような天気だったので、きっと世界中の晴れ人間と雨人間とがしのぎを削って、ちょっとだけ晴れ人間が優勢になったからなんとか天気が持ちこたえたんじゃないだろうか、


なんて金環日食を見ながら、非科学的なことを思わずにはいられない、瞬間でした(笑)。

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vol.95 1718691件のブログ中、圏外。

2012-05-20 10:08:56 | hipo





えー、このブログも残すところあと半分になった訳ですけども、今さらですが、このブログの紹介をしたいと思います(笑)。




このブログは主に僕、hipoの『楽しいことは何ぞや』という目的の為に作られています。

『生きがいを見つけるためのブログ』『日々、楽しく過ごす為のモチベーションを(自分が)得るためのブログ』とも言い換えられます。
ただそうするとちょっと面倒くさそうになるので、あんまり大きな声では言わないようにしています(笑)。



このブログは主に3つのグループに分かれています。

(初)体験

《さんぽ》などの、自分が体験したことについて書かれた記事です。体験したことのどこが面白かったのかを書いていて、お出かけ先の事を全然書かない時もあったりします(笑)。


感想

《映画》《小説》などのレビューです。出来れば観た映画や小説全部にレビューをつけたい所ですが、それは他の『映画レビューサイト』におまかせして(笑)、なんとなく選んだ映画の感想を書いています。出来るだけ『語る価値のある』映画を取り上げたいと思っていますが、あまり厳密にすると自分の首を絞めることになりそうなので(笑)、『語りたい何か』がある映画や新らしめの映画などを、ゆるゆると上げていくつもりです。

思想

これは主に、僕が日頃考えている妄想、下ネタなどを元にした記事です。僕は真面目に考えていますが、多分皆さんの目には奇妙な世界が繰り広げられているのかもしれません(笑)。






上記の3つは主に『生きがいを見つける』という目的に直結しています。なぜならそれこそが、このブログを立ち上げた理由でもあるからです。




このブログは当初、僕ともう一人『ビーノ』という人とやるはずでした。
ここで彼女(正確には妻ですが)との事を詳しく語ってもいいのですが、そうすると色んな意味で面倒くさい事情になりそうなので割愛します(笑)。

このブログを続けることによって、彼女がこの先の方向性、あるいは生きる意味の一助にでもなれたらと思い、ブログを始めることにしたのです。一年の半分以上は僕が書こうと思い、そこから183回という回数が出てきた訳です。本来なら彼女とあわせて365回になれれば一番よかったのですが。

残念ながら彼女にとっては、このブログを書くということはそれほど重要ではなかったらしく、いつしか『僕』だけのブログになってしまいました。僕個人のブログもあるので(現在は休止中です)『このブログをやる意味は、もう無いんじゃないか』と思ったりもしましたが、それでも、彼女の為だけではなく自分のためでもあるんだと思い直し、続けている次第です。



では、ここで語られる『生き甲斐』とは何か。

僕の考えるそれは『日々繰り返される日常を生きるため、生きていく意味を見つける』ための行為です。


新しい体験や面白い物を見た時の感想、そして「僕はこういう人なんだ」という思想という名の自己表現。それらはすべて『生きていく快感』に基づいていると思うのです。

そういうものを書き連ねることで、ただの日記ではない、ある目的を持ったブログが出来るのではないかというのが、このブログを作った直接の原因です。



ただ、彼女がこのブログを早々に離れてしまったため、宙ぶらりんな気持ちになってしまったのは事実です。
何より一番の目的が意味をなさなくなってしまいました。
(彼女はこのブログを見ることすらしていないようです)



そんな中、僕にとって励みになったのは、このブログを見てくれる名も無き人達でした。


毎日続けていることが大きかったのか、現在50人から80人前後の方が見てくれているようです。感謝!感謝!


多分他の人に言わせたら「その程度の人数は全然たいしたことない」なんて言われてしまうかもしれませんが、それでも僕にとっては大きな事実です。


たとえ更新していない日でも、何十人もこのブログをチェックしてくれていたりして、まるで毎日1クラスだか2クラスの生徒の前で話をする先生のような、得も知れぬ緊張感と嬉しさがあります。


出来ることなら終わる頃までに、ランキングに入ったら嬉しいなぁと思うのですが(なにやらgooブログには171万ものブログがありまして、上位1万位以内にならないとランキングがつかないのです)、それよりもまずちゃんと最後までやり切ることに全力を尽くしたいと思っています。



読み返すたびに、つくづく自分の文才の無さを感じますが(笑)、終わる頃までに多少ともマシになっていれば頑張った甲斐もあるという物です。


それでは残り半分、お付き合いのほどよろしくお願いします。









そして、このブログが皆さんの何かほんのちょっとでも助けになれば、こんな幸いなことはありません。


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vol.94  『喫煙者は社会から抹殺しろ!』

2012-05-19 09:58:49 | hipo



僕自身が喫煙していたこともあってか、今の禁煙ブームというやつがあまり好きになれません。



もちろん、煙が体に良くない、肺がんの可能性が高くなることは知っていますし、子供に煙を吸わせたくない母親の気持ちもわかります。

それでも、なーんか鬼の首を取ったかのように『喫煙は悪!』と社会的風潮になっていることに違和感を感じるんですよね。


確かにマナーの悪い人はいます。
道端にぽんぽん吸殻を投げ捨てる人は珍しくないですし、吸ってはいけない所で吸っている人もよく見かけます。
けれどそれはルールを破っている人の話で、ちゃんと決められた場所で、決められたルールに則って吸っている人もたくさんいるわけです。

それをタバコを吸っている時点で、もう『他人に迷惑をかけている』ような雰囲気が、至るところでしてる気がするんですよね。


それに対して一言物申したい気持ちはあるのですが、「健康に悪い」「何で吸わないこっちまでもが有害なタバコの煙を吸わなくてはいけないのか」なんて事を言われると「ごもっとも」と何にも言えなくなってしまいます(笑)。

たしかに言っていることは納得出来るんですが、なんかいつも違和感を感じていたんですね。
これは一体どういう事だろう、なにが自分の中で引っかかるんだろうと、長らく考えていた疑問でした。




そんな時にこんな記事を読みました。

がんは老化 何も治療しない方が穏やかに死ねる例多いと医師


がん被りで紛らわしいのですが、この記事では『がんになったら治療して直すものだと思っているが、必ずしもそれが正解とはいえない』というような事が書いてあります。

がんというのは普通の人でも一日5000個くらいの細胞が癌化しているそうです。普段は免疫の力で退治しているが、それの力が衰えたからがんが発祥してしまうのであり、年寄りががんになるという事は至極まっとうな事なのだとのこと。
そして、それを『治療』するということは、弱った体に抗がん剤という猛毒を入れるということであり、そうしてヨレヨレになって多少生きながらえて延命したところでどんな意味があるのか。それよりも自然にまかせて出来るだけ医療と距離をとった方が、穏やかな死を迎えられるのではないか、とのことでした。


『病気なら治すのが当たり前』『どんなことをしても長生きした方がいい』という既成概念を壊してくれる、面白い記事だと思いました。


そこで僕が気づいたのが前出の『禁煙について』の話です。

僕にとって嫌煙している人の話がよく思えないのは、あまりに『正論過ぎる』ことに違和感を感じていたんです。

「吸殻のマナーが悪い」「吸ってない人にまで被害が及ぶ」「火で火傷する」、それら全ては間違ってないし、正しいとも思うのですが、それをほとんどの人が声を揃えて、県や国までもがそれに乗っかろうとしているこの現状に、僕は違和感を感じるのです。


たしかにタバコは人に甚大な被害を及ぼす可能性があります。
けれど、例えばお酒を飲まない人にとって、酔っ払ってやりたい放題している人に文句を言いたい気持ちはあるんじゃないでしょうか。
車の運転をしていない人が、大きな道路沿いに住んでいたら、その排気ガスに文句を言いたくなる気持ちもあるんと思います。
電車に乗っていて、マナーの悪い客がいたら、文句は言わないまでも、気分を悪くする人はたくさんいるんじゃないでしょうか。

それらは皆、タバコの害ほどの影響はないけども、それぞれ正しく、正論だったりする訳です。
けどもしそれが、その人だけでなく、たくさんの人が、国が制度として、それを非難し始めたらどうなるのでしょうか。


・酔って社会に害をなす可能性があるのでお酒は禁止(ストレスを発散するなんて言い訳は飲まない人には通じないのだ!)

・環境問題もあるので、基本マイカーは禁止。使っていいのは輸送トラックだけ(環境破壊の道具を作る車産業なんてつぶれてしまえ!)

・電車でのマナーは法律で守る。破ったら罰金5万円。(シルバーシートに座る若者には免許証で確認して60歳以下だともちろん罰金!)



もしかしたらこんな世界になるのかもしれません。もちろん語られるのは正論であって、それに反論すると、ものすごいバッシングに合います。何かちょっとでも文句をいうと周りからそうスカンを食らう訳です(笑)。

これは多少デフォルメされた世界ですけど、今の『禁煙ブーム』の底に流れている感情ってこんな感じだと思うんですよね。
『正しすぎる正論を振りかざす社会』ってな感じがして、ちょっと好きにはなれません。


もちろんタバコには害があるし、タバコを吸っていいことなど一つもないですけど、『現在まで続いてきた文化』と捉えることも出来るんじゃないでしょうか。

変な話、超高齢化社会が問題になっている現在、これ以上長生きを目指してどうするんだ、なんて不謹慎なことを考えたりもするんですが、それは内緒の話です(笑)。



人は正論を振りかざすとき、声はより大きく荒々しくなりがちです。正論なので反論は出来ませんが、それでも周りに謙虚たれ、と思うのです。





その声は容易に『モンスター○○』になってしまうのですから。
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vol.93 『ティファニーで朝食を』 (映画)

2012-05-18 02:51:17 | レビュー



最近、古い映画も観れるようになってきたので(『vol.81 簡単に3億円ゲットする方法』参照)ちょくちょく昔の名作と言われている映画を観ます。

時の洗礼を受けた映画は、古臭いと思う部分もあるけれど、やはり面白いものが多いですね。
『荒野の用心棒』『切腹』『レイジングブル』など観ましたが、どれも面白かったです。


そんな流れで今回の『ティファニーで朝食を』を観たんですが、結論から言いますと僕はあんまり面白く感じませんでした。


オードリー・ヘップバーン演じるホリーの性格が、どう見ても好きになれないんです。設定では娼婦という事なんですが全然娼婦に見えないし、口を開けば金、金、金とまるで嫌な女を描いたらこんな女になりましたという感じで、この女性のどこに共感、あるいは好意を持てるんだろうと不思議になるくらいでした。

その他の登場人物も皆悪人(といったら言い過ぎですが)なんですね。相手役のフレッドもパトロンを持つ男娼みたいなもんですし、パトロンは自分のことしか考えない嫌な女ですし、この物語の箸休め的な存在の日本人のユニヨシさん(この偏見に満ちた外見はともかくとして)ですら、パーティーの騒音に腹を立て通報したり、警察にホリーを売るような行為をしたりで、実は結構嫌なやつなんですね。

そんな性格の悪い人達の話を観ても、何にも感じないなぁというのが正直な感想でした。




そして、それはともかくとして、です。




もし『面白いとするなら』と考えてみました。まかり間違っても、僕ですら知っている映画のタイトルですから、ある程度の評価を得て現在にいたるわけです。ならば面白いと感じる人はたくさんいるだろうし、もしそうなら、それはどこなんだろうと考えてみました。
(これこそが、時の洗礼を受けていない最新作には出来ない芸当です)



もし面白いポイントがあるとするなら、『人々が本当は隠し持っている部分をさらけ出している』という部分ではないでしょうか。
当時(1961年)の社会は、アメリカといえどもそこまで女性の社会進出は進んでいなかったはずです。女性は家で家事をすることが半ば常識だったんではないでしょうか。

その女性たちから見れば、ホリーというまさに自由を謳歌している女性は憧れの対象だったのかもしれません。

『プリティ・ウーマン』(まだ観ていませんがw)、『猟奇的な彼女』のように、きれいなファッションに身を包み、男をとっかえひっかえにするという女性の願望と、普段女性達が隠している本音、行動をホリーが代弁しているという爽快感が観る人をうっとりとさせる事に成功したのかもしれません。


いずれにしても、女性が好みそうな映画であり、男性は無理な人が多いのかなと思ったりもしました。



ところで全然関係ないんですが、主演のオードリー・ヘップバーン。

僕は正直そんなに美人だと思ったことはないんですが(というか好みではないという意味)、初恋の女の人がすごい似てたんですね。

その人の事もそこまで「美人だなぁ」と思ったことはなかったんですが(失礼w)、なんせ初めて本当に好きになった人なのでとても印象深く憶えています。中学生のことでしたが、きっと今は素敵な奥さんになっているのだと思います。

なもんで、オードリーが出てくると、絶対その人の思い出が出てきて、僕はすごい妙な気分になるんです(笑)。






まぁ、本当に全然関係ない話なんですけどね。



「ティファニーで朝食を」予告編
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vol.92 渋谷さんぽ。

2012-05-17 04:27:54 | さんぽ


仕事が昼過ぎに終わり、そのまま帰るのもなんだかなぁ〜という事で、渋谷へ出かけてきました。

水曜の夕方というのに、相変わらずすごい人です。




本当はLOFTへ行って、腕時計を修理しようか、新しいのを買おうかと思って渋谷に出てきたんですけど、ピンとくる物がなく、かと言って修理に出すのも面倒くさくなってしまったので、そのままぶらぶらと歩いていました。

ここのところ、ずっとテンションが低いんですね。なので、何をするにもあんまり意欲が湧かないというか。




そんな事を考えていたら、何故か写生をしたくなってきて、いそいそと小さいスケッチブックを取り出しました。
写生欲というか、街を歩いていて絵を描きたくなる衝動って時々あるんですけど、大体があきらめてしまいます。


時間が掛かりすぎるんですよね。
ちょっとしたものを描くにしても30分、1時間とか2時間もざらにあります。

散歩している時にいきなり座り込んで、長時間スケッチを始めるのは、色々な意味で大変です(笑)。




そんな感じでいつもなら素通りしていたのですが、今日は「よし。いっちょやるか!」ってな感じでガードレールに座り込んで、スケッチすることにしました。





いろんなことが頭をぐるぐるしているときは、何にも考えずに絵を描くのが一番です。





仕事ではパースやら縮尺やら、こまかいことを色々考えないといけませんが、これはラクガキなので全部無視。自分の描きたい線だけ描きます。

線がゆがんでも気にしません。ipodから大音量で音楽を聴きながらフンフンと、久しぶりに気持ちよく絵を描くことが出来ました。


1時間半かけて描いたのが上の絵です。まぁまぁ納得の出来です。


やっぱり描きたいものを描きたい時に描くのが一番楽しいですね。
仕事ではこうはいきません(笑)。







そうして気づいたら、ちょっとだけ気持ちが楽になっていた今日この頃です。









みなさんの気分転換の方法はなんですか。

それでは、みなさんごきげんよう〜。


 ̄O ̄)ノ





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vol.91 『RED/レッド』 (映画)

2012-05-15 22:14:31 | レビュー



気楽に観るには最高の映画ではないでしょうか。

評判はいいことは知っていましたが、観てみたら想像していた以上に面白かったです。



何がいいかってこの映画、ちゃんとわきまえている映画なんですよね。
この映画にお客さんは『娯楽大作』を求めているし、作り手もそれをちゃんと分かっている。

その軸が最後までぶれずに作られたからこそ、こんなに面白くできたのだと思います。



お話としては、ブルースウィリス率いる老人軍団(+美女)が、今まで尽くしてきたCIAに狙われるけれど、最終的に黒幕を倒して結果オーライという筋書きです。

ものすっごい雑ですが、こんなもんです(笑)。


弱者が強者を倒す、というのは物語の鉄板な構造ですが、今回は『引退した』という所で弱者を表現しています。

この表現って、なかなか今まで無かったですよね。『老い』ではなく『引退した』というのがポイントです。
もし『老い』をテーマに持ってきちゃうと、この後の派手なアクションが全部嘘になっちゃうんです。「老いたとか言ってたのに、全然元気じゃん」って(笑)。

それが、『引退した危険なやつら』が戻ってくるのですから、派手に暴れても観ていてそんなに矛盾を感じません。
むしろ『現役時代がどれほど凄かったんだ』って話になって、それが登場人物のバックボーン(背景)を感じさせる効果を持たせているとも言えるのではないでしょうか。



キャスティングもよく考えられています。

ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョンマルコヴィッチは言うに及ばず、僕が「おおっ」って思ったのはCIA側の若いエージェントとロシアの工作員をしていたブライアン・コックスです。

あの二人は僕の大好きな映画、『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』で同じような役を演じているんですね。
多分配役を考える人も、それを念頭にキャスティングをしたんでしょうが、そのおかげで銃撃戦の迫力や説得力が、より増したような気がします。



そしてこの映画、一番の面白さは、やっぱりなんといってもキャラクターの魅力ではないでしょうか。

原作がアメコミということもあるのでしょうが、出てくる人物みんなすげーキャラクターが立っているんですね。

皆が生き生きとしていて、真実味を持って生きている姿は、観ていて誰もが好感を持つんじゃないでしょうか。
(特にMI6の老女とロシアの諜報員との関係はじんわりきてしまいました)

仲間(時には敵も)の誰もが好感を持てる人物で、それぞれが微妙に違う方向を向いているからこそ、物語が面白くなります。

登場している人物たちにやらされ感(つまり「彼はひっかき回し役だから、ここで何か問題を起こしちゃうんでしょ」的な)ではなく、本当にこういう人だったらこう動くんだろうなぁという、観ている人の納得感があるからこそ、この映画が成功している原因があるんではないでしょうか。



出てくるキャラクターの感情、性格、友情、そして(戦闘)能力と、映画全編を通して、あますとこなくきちんと描かれ、しかもそれが『娯楽大作』という軸をぶれずに作られたからこそ、「なんて愉快なやつらだ」と僕らは手をたたいて喜べるんだと思うのです。


娯楽大作を目指して作られた映画はたくさんありますが、それをちゃんと軸をぶらさず(変な方向へよれずに)作れた映画は稀だと思います。


そしてこの映画は、その数少ない成功例だと思います。





おすすめです☆




映画『RED/レッド』予告編
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vol.90 『隠し剣孤影抄』 藤沢周平《リタイア》 (小説)

2012-05-14 10:32:11 | レビュー



このところいい感じで読書の方も進んでいたんですが、この藤沢周平の『隠し剣孤影抄』でつまづいてしまいました。

ここでリタイア宣言です(笑)。



今まで読んだことのない作家の本を読むときは、出来るだけすぐに読みきれるように薄い短編集を選ぶようにしているんですが(笑)、この本は八篇の短編で出来ていて、しかも映画化になった『必死剣鳥刺し』や『隠し剣鬼ノ爪』などがあるので、この隠し剣シリーズの代表作といってもいいと、期待して読み始めた訳です。


けれど、なんだかリズムよく読めないんですよね。

きっと僕の読む能力が低いことが関係してると思うんですが、どうにも一々時間が掛かってしまうんです。

風景描写も、人物描写も、そして秘剣を使うときの描写も、二度三度読み返さないと頭に入ってきません。
短編のせいなのか、あまりにもあっさりな描写なので、自分の頭の中で、どんな秘剣なのかイメージ出来ないんですね。
秘剣などんな物なのかが、一番興味あるところなのに、二度三度読み返して、やっと『こんな感じなのかな』と思いつつ読んでいくので、いまいち自分の中で盛り上がりません。

それに読めない漢字がちょくちょく出てきて、ルビも打ってないので、そこでも引っかかってしまいます。『ここまでは読めるだろう』とあえてルビを入れてないラインが全然読めないんですね(笑)。

そんなこともあって、所々でひっかかるし、気持ちもなかなか乗ってきません。


藤沢周平は短編の名手と呼ばれているらしく、なるほど、あの短いページ数の中で小気味良く物語が詰め込まれているのは、きっとすごい技術なんだろうなぁと思います。


なのでそれについて行けなかったのは、きっと僕が向いていないせいだと思い、残り一遍を残して挫折することにしました。
残り一遍なので、頑張れば読めないでもなかったのですが、いつか読める日が来るまで置いておくことにします。




まぁ、そんな日もあるさってことで(笑)。








ちなみにその次に読んだ、池波正太郎の『剣の天地』が面白いこと(笑)。その後ついに『仕掛け人』シリーズに手を出しましたが、面白くてページが止まりませでした。

大好きな司馬遼太郎と同じくらい読みやすく、夢中になってしまいました。

新しい作家も読みたいとは思いますが、しばらくこの熱は冷めることはなさそうです。


藤枝梅安さいこー。
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vol.89 『泣いた映画』を紹介したいのか、『泣いた自分』を語りたいのか、どっちだ?

2012-05-13 09:18:53 | hipo







「あの映画観て、涙が止まりませんでしたよ」

「震災のドキュメント見ると、すげー泣いちゃうんですよね」



仕事場でこういうアピールしてる人がいてちょっとイラッとします(笑)。


なんでしょう、これ。何アピール?

俺は『感受性豊かなんだぞ』アピール?


まるで泣いていることが、一番感動した、作品の情緒を一番受け止めることが出来たアピールに聞こえて、イラッとするのは僕の心が狭いせいだからでしょうか(笑)?

別に泣いてなくても感動はするし、泣いたとしてもそれを「聞いて聞いて」と言う必要が無いし(ただ感動したと言えばいい)、ことさらに『泣いた』ことアピールされても、「それは、何が言いたいんだ?」とつめたい目で聞き返してやりたくなります(笑)。

もちろん感動するのはいいことだし、涙を流すなとは言わないんですが、涙を流したアピールって「普段、こんなにダンディなのに」とか「こんなに心が荒んでいるような俺でも」みたいな注釈ありきな感じがして、聞いていて素直に入ってこないんです。

普通に「感動した」って言われたほうが、納得すると思うんですが、どうなんでしょうか。











まぁ、きっとタイプが違うというだけの話なんでしょうね。

きっとイラッしているのも、僕だけかもしれません(笑)。




ただ、それを言うのが一人だけじゃないのが困った話だなぁと思うわけで(笑)。



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vol.88 迷わず選ぶ『性欲』。

2012-05-12 09:01:51 | hipo


・性欲

・睡眠欲

・食欲



この《生物の三大欲求》の中で、ひとつだけ選べてあとは一生制限されるとしたら、どれを選ぶでしょうか?

選んだひとつだけは充分に与えられますが、残りの二つは一生制限されるという選択です。



僕が選ぶとするなら、迷わず『性欲』です(笑)。いやいや、冗談ではなくて。

どんなに食欲や睡眠欲が満たされても、好きな人がずっといないまま一生を終えるとしたら、何のために生きているのかと悔やみながら死んでしまうような気がします。もし風俗とか行っても、その心のむなしさはずっと続くと思うのです。


残りのふたつが一生制限されるって、やっぱりものすごい大変そうで、現実感が薄いですよね。


けれどこれって結構実生活に存在していると思うんですね。



仕事に追われて生きている人は、ほとんどの時間を仕事に費やして、寝る時間を削りながら暮らしています。たとえば漫画家という仕事もそうですよね。彼らは自分の睡眠欲を押さえつけながら、生活しています。

病気の人は食欲を制限されます。糖尿病が代表的ですが、血糖値が上がり過ぎないために、普段から食べたいものを食べられません。入退院を繰り返す人も、さして美味しくない食事をこれから食べ続けなくてはいけないのです。

ニートの人にとって、パートナーが出来ないことは、むしろ当たり前なんではないでしょうか。2次元の方がいいという人は多くても、もし現実に彼女が出来るのであれば嬉しい人もたくさんいるのではないでしょうか。
もちろん、普通に暮らしていても、一生彼女が出来ない人もいるわけです。
やはり『性欲』として一生制限がかかるわけです。



生物がもっている欲求とは、いわば基本的人権ともいえる、もっとも根本的な欲求です。

それが僕らは、自らの手で制限しています。そんな人が世の中にあふれているわけです。


なぜ人間はそんな根本的な欲求を自制することが出来るのか。それは『もっと大きな欲求』があるから自制できるのだと思うのです。


ダイエットする人は、痩せること、我慢することが目的ではなくて『他の何か』があるから痩せようとします。
睡眠を削って勉強する人は、『何か』の為に自分の欲を犠牲にします。
彼女を我慢して、『何か』を求めているわけです。


三大欲求より大事な『何か』ってなんでしょうか?





それこそが、生きる意味に繋がっているような気がするんですけどねぇ。




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vol.87 『悪人』&『ディア・ドクター』 (映画)

2012-05-11 07:04:22 | レビュー


(色つけました)

『悪人』が2010年、『ディア・ドクター』が2009年の映画です。

評判が高いのは知っていて、いつかちゃんと観ようと思っていたのが時間が経ってしまい、ようやく観ることが出来ました。


観た後の率直な感想は「思ったほどでもなかった」感じです。


面白かったのは面白かったのですが、もっと人間性を深くえぐった、黒い感情が渦巻くものを期待していたので(僕にとって人間性を深くえぐったっていうのはドス黒くないといけないみたいですw)変にハードルが上がった状態で観てしまったのが、いけなかったのかもしれません。

変に『告白』みたいなものを期待してしまったんですね(笑)。


両作品は、どちらも何かしらの(アバウト過ぎますがw)を貰っていたと思いますが、そのテーマみたいなものは結構似ている気がします。


《この映画の主人公は、本当に悪なのか?》


多分、こういう事ではないでしょうか。

方や、出会い系で出会いを繰り返す青年が、本当は心のやさしい不器用な人間だったという話であり、方や医者を語る詐欺師(?)が無医村の村で寝食忘れるほど働いて、村の人にありがたがられる話であります。

ここで語られることは、『事情を知らない人達にとっては凶悪犯やたちの悪い犯罪者であり、そっこく断罪すべきと声高に叫ぶけども、当事者にとっては必ずしもそうではない』ということです。



考えてみると、この2作は両方とも『性善説』について描かれた作品です。

最初は悪だと思っていた存在が、実は結構いいやつだった、なんていうのは案外日本的な考え方で、韓国が描くような『人間の深部にある暗黒を描く』ような、それは国民性なのかと感じさせる『性悪説』に基づいて描かれている映画と比べても、結構対抗出来る素材なのかもしれません。


もちろん個人的な好みではなく、映画として観るなら、どちらも良い出来で、『悪人』では殺された女の子役の満島ひかりがいいビッチ感を出していたし(笑)、『ディア・ドクター』では看護婦さん役の余貴美子がしみじみといい演技をしていました。

観た後に、ちょっとだけほっとした気分になれるのは、構成、演出、脚本がすばらしいからだと思います。
もちろんオススメですよ。



宇宙戦艦ヤマトやら、あしたのジョーなど、邦画に少々落胆していた人にとっては(笑)、こういう映画があることでまだ希望を持つことが出来るんじゃないでしょうか。




ちなみに『ディア・ドクター』の監督の西川美和さんは次回作『夢売るふたり』 を今年9月に公開予定です。

どんな映画かわかりませんが、きっと面白いと思います。


それくらいの安心印です(笑)。


映画 『悪人』 予告編 プロモ映像



『ディア・ドクター』予告編
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