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迷歩録   よろこび

2017-01-16 13:09:52 | 日記
   <strong>大寒波  陽射し戻りて  こたつ出る  猫陽だまりで  戯れ遊ぶ

                               ひのひら  ろくべえ



    喜怒哀楽のうちで、喜びほど気分をよくするものはないであろう。嬉しく思うこと

   うれしいと感じること、人間の精神にとってその精神を癒す、休息させる、あるいは

   怒哀の状況をリセットして楽へと結びつける精神活動ではないだろうか。この感情を

   失ってしまうと、楽への道が閉ざされ、怒哀のみが残り苦しさだけが残ってしまう。

   認知症になるとはこのような事ではないだろうか。

    ここからの脱出をサポートするのが認知症に対する援助者ということになる。しか

   し現実は、そのようなサポートよりも身体援助が優先され、身体援助を行うことのみ

   を介護援助と間違っている人もいるのではないだろうか。

    身体援助と精神援助を組み合わせ、援助技術として取り入れることが大切な事では

   ないだろうか。特に援助を行う時、クライアントの精神状態に着目した身体援助が必

   要あることに気づいてほしいものである。

    その気づきの中で、喜びという感情を復活させる視点を持ってほしいものである。

   喜びが持てるようになれば、認知症になろうとも、感情が豊かに活動をする。そうな

   れば、新たな人間関係の構築も可能となるのではないだろうか。

    日常的かかわりの中で、「よろこび」を感じられる感覚を刺激して、認知症の人々

   の心を楽の方向へ導きたいものである。

    苦は自ら引き入れてしまうもの、そうしないためには、喜、を復活あるいは成長と

   いう視点を忘れずに、身体援助という活動を向上させたいものである。

    喜びあれば楽ありである。

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