乳癌の話...その他の話...。

乳癌に関しては、あくまでも私の体験談です
その他は人生の回想や、日々の出来事です

手術

2005-05-11 16:46:10 | 乳癌の話
毎月1回、ホルモン注射を受けに外来へ行ってます。
私の癌はホルモンと関連があったので、ホルモン注射が有効との事。

お腹にぶすり、1本16,000円也。悲しいくらい、高い。


今日外来で、入院していた時、同部屋だったOさんと会った。
お元気そうで、何よりです。私より先に退院したOさん。

「で、結局どの位、入院してたの?」

「4週間弱です。」

乳房温存術のOさんは、2週間の入院だった。
私は同時再建も受けたので、入院が永引いた。

そして、死ぬ程痛かった。

2004年6月。朝5時頃、看護士さんが、何だかひょろ長い浣腸を手にやって来た。
可愛い子なんですよ、この看護士さん。若い男の看護士さん。
よりによって、浣腸がこの看護士さんだとは....。

医師の説明では、乳房切除に3時間程度。
その後形成外科チームと交代して、腹直筋を使った再建術が5時間程度の予定だった。

実際は13時間かかった。

手術室へ運ばれて、麻酔科の先生が挨拶。
「よろしくお願いします。」

誰だか知らないが、私の足の親指をずっと触っている人もいる。

しばらくすると、
「これから、麻酔を入れますね。」
これっきり、それっきりで、意識が無くなった。


名前を呼ばれ、朦朧とする意識の中、異常に寒かった。
ガタガタと震えが止まらなかった。

ベットに戻ると、看護士さんが電気を付けた。
目は閉じたままなんだけど、これまた異常に眩しかった。

「消して、眩しい。」

怒って言ったのを覚えている。

これより、地獄の痛みが私を襲う事になる。

       つづく


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