ひのっき絵日記

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ナナマル サンバツは競技クイズの激しさを描いた良作

2017年05月12日 | 絵日記
ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)
杉基イクラ
角川書店(角川グループパブリッシング)

杉基イクラ先生の「ナナマル サンバツ」を読みました。
面白かったです。勉強になりました。
本作品は高校のクイズ研究会を舞台にした競技クイズ漫画です。
ガチ系のクイズ番組で何故回答者があんなに早くボタンを押し回答できるか、その緻密な戦略とそれを実現するための膨大な努力が描かれます。
クイズには「ベタ」というカテゴリーがあるそうです。ストレートに知識を問うタイプの、あらゆるクイズ大会で頻出する問題のことです。
「ベタ」問題には百人一首と同じく「決まり字」があります。
例えば「そこにや」まで聞いたらボタンを押し、「そこに山があるからだ」と語った登山家「ジョージ・マロリー」の名前を回答するのが基本なのだとか。
この何千とある「ベタ」をどれだけ暗記できるかが、予選突破の鍵。
時事や芸能など「ベタ」は日々追加されていきますので、名門のクイズ研究会になると新「ベタ」を常時研究し、会報で共有するそうです。
また「~と言えば~ですが、~と言えばなんでしょう」という「ですが」問題もよく聞きます。
これも「ですが、」で押してしまいます。タイムラグで次の「~」の一文字目だけでも聞ければ儲けものですし、聞けなくても方法はあります。
クイズを読み上げる司会者は次の「~」が何か知っています。なので問題を読み上げるとき、間違いのないよう無意識にそこにかかわる部分の発音が強調されるのだそうです。
なので回答者は強調されているセンテンスがないか、司会者の発する一音一音を最初からきっちり聞き取りながら問題予測・答えの絞り込みを行っていきます。
また少しでも早くランプを回すためにボタンを電気接触端子ギリギリまでおく「押し込み」など、有形無形の様々なノウハウが披露駆使されます。
脳をフル回転させ続けるため莫大なエネルギーを消費し、大会終了時に倒れこむ選手たち。競技クイズってスポーツなんですね。
青春をかけて全力で取り組むことの凄さと美しさを激しく描き切る良作です。

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2 コメント

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初めて聞くジャンルの漫画です。 (久世 千香子)
2017-05-13 01:59:35
描く人も凄く頭を使いそうな内容で、面白そうですね。倒れる人も出てくるとは演出も激しそう…確かに最近のクイズ番組を思い出すと、難しくて観ていて体力も使っているような気がします。

余談ですが、30年位前に中学時代の同級生が高校生クイズで優勝した事を思い出しました。スポーツ観戦並みに叫んでいた自分が懐かしくなりました。
久世 千香子さん (hino)
2017-05-13 14:53:11
久世 千香子さん
こんにちは!
競技クイズなる分野があることも初めて知って新鮮でした。
確かにこれくらいやらなきゃあのスピードで回答できないよなぐらいの膨大な努力と情熱が描かれます。
脳の酸欠で倒れる描写もあり、クイズとはここまで過酷であったかと目鱗です。
高校生クイズで優勝とは凄いですね。甲子園優勝に引けを取らない偉業です。

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