★品行ゼロ -2002-★

今日は、私の中で『Best１映画』に君臨している『甘い人生』の韓国公開１周年目の日。
明日は鴨鴎亭 CGVで公開1周年記念再上映会が開かれますねっ。
今夜は私も『甘い人生』を見返してみようと思っています。

ところで、事務所的にはまだ認めてくれない次回作。でも、CINE21でビョンビョン自身が次作について語ってるってこともあって私の中ではすっかり『夏物語（題名は変更になるかもね～）』が次作だと思ってます。
ってことで、この『夏物語』のメガホンを取るチョ・グンシク監督ニムの初メガホン作品『品行ゼロ』を観てみました。

簡単なあらすじ
ジュンピル（リュ・スンボム）は一年留年したためにみんなに『ヒョン』扱いされるムンドク高校の番長。そんなある日、ジュンピルオンマ（チャングムのトック妻）が経営する美容院にメガネをかけた優等生美女のミニ(イム・ウンギョン)がやって来る。
ジュンピルはミニに恋してしまい、彼女が通うギター教室に通い次第に親しくなっていく。当然番長業務は留守がちに・・・。
その穴を埋めるかのように、ムンドク高校の番長の座を狙う転校生サンマン(キム・グァンイル)が幅をきかせ始める。
そしてミニの同級生、女番長のナヨン（コン・ヒョジン）はジュンピルのことが好きだということもあり、ミニに対抗心を燃やし始める。
　　　　　
このドラマって80年代が背景のようなんですが・・・。
ミニがＬＰを選んでるシーンで、『デュランデュランやワムが好き。』ってところでニンマリ。私も中学の頃デュランデュランに堕ちましたともっ！今ではみんな良い感じのアジョシになっちゃったけど・・・。
プリンスのＬＰも全曲禁止曲だった当時の韓国。日本と比べると自由が少なかったのねぇ～。
でも、禁止されると余計欲しくなる＆知りたくなるのが人間の欲ってことで、当時の若者はドキドキしながら外の世界と接触＆覗いていたんでしょうね～^^。

ところで、この番長が優等生に惚れるってシュチュエーション、私の中の青春映画『ビーバップ・ハイスクール』と同じだわっ!!
ジュンピルはトオルともヒロシとも違う感じのチトとぼけた不良なんだけど（笑）、ミニはミポリン演じる今日子、ナヨンは宮崎ますみ演じる順子と同じポジションでした！
監督のプロフィールをみるとまさしく同年代！私と同じくらいの年代の人にとっては懐かしい感じがする作品だと思います。
もちろんこの時代にかかせないアイテム、イナ＠オールイン達も着ていたあの白黒なのに変に派手な上下セットも健在です！『化学災害訓練』時なんて、全員着用ですっ!!
しかし、『化学災害訓練』って・・・。避難訓練しか受けてない日本人にとってはおどろおどろしく感じてしまう訓練でごじゃいました。

この作品、ノスタルチックに浸るにはいい作品なんですけど・・・ただ、ただねぇ・・・。後半に向かってチト退屈になってしまうんですよっ。イントロ部分が漫画を読んでいるように面白かっただけにそこが残念でした。
後半、物語が生徒達のうわさ話を中心に進行してて、それが事実なのかハッタリも入っているのかも謎だったし、番長の座を狙ってるサンマンの弟ヨンマン（秋の童話のスンホンssiの子役）とはとーっても仲良しなジュンピルなのに、決闘のシーンでヨンマンがお兄さんを止めに入らないのも謎だったし。

この映画で一番男前だったのは・・・・ナヨンかもしれない（笑）。元々コン・ヒョジンssiチョアなんですが、男前スケ番の役を演じさせたらきっと韓国女優一だと思っております。

ところで、2002年のこの作品以来まだメガホンを取っていないチョ・グンシク監督ニム。
ビョンビョンがなぜこの監督ニムの作品を選んだのか・・・『品行ゼロ』を見た限りでは謎のままです。この謎が解けるのはやっぱりビョンビョンの新作を観たときかも知れない・・・と思いつつ、返却前にもう一度この作品を観てみようと思ってます。
そうそう、ただ１つ、この監督ニムのキャスティングは実に作品に合っているってことだけはこの映画をみてわかりましたよっ!!