la☆dolce vita

イ・ビョンホン&ヒョンビン&チュ・ジフン&東方神起&SE7ENがチョア!by acqua

★子猫をお願い -2001-★

2006-04-03 | K-Movie
ビョンビョンがCINE21のインタビューで『男たちの間で魅力を発揮する男』と言われた時、『男版 <子猫をお願い> !(笑) 男たちといる時本来の私がもっとたくさん出ます』と返した時に引用されたこの作品。
たまたま録画したものが手元にあったので早速観てみることにしました

簡単なあらすじ
仁川の高校を卒業した仲良し5人組。へジュ(イ・ヨウォン)はソウルの証券会社に勤めるルックスが可愛い少しワガママな女の子。テヒ(ペ・ドゥナ)は卒業後親の経営するサウナを手伝いながらも封建的な家族にうんざりしている、この5人の接着剤的存在の女の子。
ジヨン(オク・ジヨン)は得意なテキスタイル・デザインの道に進みたいと思いながらも、今にも壊れそうな家で祖父母と一緒に暮らし、職場の倒産で無職になってしまった女の子。
双子姉妹ピリュ(イ・ウンシル)とオンジョ(イ・ウンジュ)は中国系の女の子。自作のアクセサリーを露天で販売して生計をたててるけど、それなりに幸せそうな二人。
この5人がヘジュの20歳の誕生日に集まった。それぞれがへジュへのプレゼントを渡す中、ジヨンからヘジュへのプレゼントはなんと1匹の『ティティ』と名付けられた子猫だった。
     
羨ましいにも程があるって感じのシンデレラストーリーや、ありえない不幸の連続が襲いかかってくる映画やドラマが多い中、等身大の普通の女の子の現実の姿や問題点を描けているリアルな映画だと思いました
自分の居場所がここじゃないんじゃないかと葛藤を続けるテヒや、学校ではみんな同じにみえてた存在なのに、社会に出た途端急に感じる他の仲間との差に葛藤するジュヒ。
学校時代はチト特別な存在だったのに、社会に出た途端自分より上の人がいて可愛いだけじゃだめなんだ思い知らされ葛藤するへジュ。
この葛藤を続ける3人に、マイペースな双子が中和剤となっててより現実感のある良いバランスがとれている感じがしました

小さい世界(例えば学校や地方)から少し広い世界(例えば社会や都会)に足を踏み出した瞬間、自分の存在のちっぽけさに気が付いてしまうってことを現に体験した私。
それだけに、キュンとした思いを胸にこの映画を観ることができました。
最初にジヨンが拾った子猫。この子猫は順番にいろいろな事情で5人に預けられていくんだけど、この子猫の預けられた順に彼女たちの葛藤や問題が描けている点が『お見事!』って感じ

連絡係のテヒがいなければ今にも壊れてしまいそうな5人の関係。稼業の手伝いにボランティアと、5人の中では一番多忙にも思えるテヒが、、そして自分の足で5人の接着剤として頑張ってるんですよねー。でも集まると何事もなかったように友達として振る舞えるのが学生時代の友人!これって同じような経験してる人が多いのでは!?
でも、それぞれの世界もひきずってるから、鼻についたりイライラする部分も出てきて『あっ、あの頃には戻れないんだ!』ってチト凹んだり。なのにまた集まるとあの頃のノリで会える大切な存在なんですよねー

最後に自分の人生の突破口を開くべく大胆な行動をとったテヒ。それは自分のためでもあり、帰る場所もなく心にも大きな傷を負ってしまったジヨンのためでもあり・・・。
この先の二人の未来が明るいモノか!?って聞かれたら『これからの行動&選択次第!』って答えるしかないんだけど(笑)、不器用なこの二人も年齢を重ねる毎にもっと器用に生きられると良いなぁ~って密かに祈ってます

出演者5人が全員女性でその中の3人のうち、誰が主人公がわからないほどそれぞれの魅力を発揮してる出演者達。
そういえば『甘い人生』もヒス(シン・ミナちゃん)というヨジャ出演者はいるものの、男っぽい映画だったし、『JSA』も男っぽい映画だったなぁ~。
確かにビョンビョンは『男版<子猫をお願い!>』って感じで、同性と絡む作品にも好んで出演して、良い演技&作品としてみんなの心に残してるような・・・

そしてこの映画とビョンビョンの姿を重ねたことがもう1つ。
作品を終わらせて本来の私を回復するのに一番良い方法は中高校時代の友達と会うんです。』と言ってるビョンビョン。ビョンビョンはとーっても広い世界に飛び出しちゃってるけど、学生時代の友達と会った時だけは『あの頃と同じじゃ居られない』とチト感じつつも、やんちゃ坊主だった頃の自分に戻れるんでしょうね

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3 コメント

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おぉ (恭子)
2006-04-03 20:31:59
私も、今レンタルでこの作品借りてます見る時間は無いかもしれないけど

韓国映画の本で、とっても面白いと紹介されてましたまた、みてみようっと!
ありがとうございます (Soo)
2006-04-03 21:36:26
acquaさん、ありがとうございます



すごく気になっていたんです。

ビョンホンssiは、本当に、ジャンル問わず、

たくさん映画を見てるんだなあって、思います。

とっさに、この映画が、思い出されたのでしょうね。

ぜひ見てみたいと、思います。



ビョンホンssiは、男友達と一緒の時、楽しい時間をすごしてるんだろうな・・と、思っていたら、

ビョンホンssiが、昨年の12月、シン・ハギュンssiを応援するために、27日から1泊2日で釜山を訪れていたときのことを、



リュ・スンボンssiが話してました・・



"釜山には私たちの以外にも映画撮影中のタックゼフン,イ・ビョンホン,キム・スンウなど男俳優たちがとどまっていた” と “その時男俳優たちどうし集まって酒席を持ったが洋酒を 30本位飲んだ”



楽しそうですよね・・・・

こんな雰囲気が、好きなのかもしれませんね。

あんにょん! (acqua)
2006-04-03 23:30:09
恭子ニム

元々ペ・ドゥナssiが好きで録画してたんだけど・・・実は何度か見ようとTryしてその度寝ちゃって最後まで観られてなかった映画だったんです

退屈っていうんじゃなくって、トーンが色で言うとグレーっぽいので(抽象的でミアネ~)、ついつい

でも真剣に観ると、思ってた以上にステキな映画でした。きっと恭子ニムのもキュンとすることでしょー

舞台が韓国の玄関口仁川ってところもミソで、私から見たら玄関口なんだけど、彼女達からみると・・・といろいろ凝った作りになっています。

時間があったら是非観てみてくださいね



Sooニム

ほんとビョンビョンって色んな映画観てますよねっ

咄嗟にこの映画の題名を出して、それに続く自分の友人関係の話に持って行けるビョンビョンって、本当に話し上手っていうか頭の回転の速い人なんだな~って感心してしまいましたっ



で、ビョンビョンはハギュンssiの応援に行ってたんですね~。なんで釜山に行ってたのか不思議でしょうがなかったんだけど、謎が解けました

そういえばビョンビョンって自分の側近達もみんなナムジャで固めているような~

私もビョンビョンはナムジャ同士でワイワイする雰囲気がチョアなんじゃないかと思っています。もちろんヨジャもチョアなんでしょーけどっ!!