作業所の新体系事業(障害福祉サービス・就労継続支援B型)への移行によるバタバタで一時中断していたクロネコヤマトのメール便配達を先週7/4から再開した。
作業所の仕事は室内作業としては内職なので、会社からもらう工賃はベラボーに安い。毎日午前2時間・午後2時間、月~金まで仕事をしても、月末にもらえる工賃は一人当たり2000円から多くて5000円。(一か月分ですよ。一日分でも一週間分でもない)
しかしクロネコヤマトのメール便配達は、一般の配達員と同額の単価である。主婦の方たちが毎日配達している場合が多いが、結構生活費の足しになっているようだ。もちろん毎日働くからだが、内職みたいな安さではない。
一般も障害者も同じ仕事をすれば同じ金額、これはヤマト運輸(ヤマト福祉財団)の考え方だ。この会社は障害者に対する姿勢が、他の会社とは違う。
さて、今度の地域は城町という地番整理されたところで、面積的にも以前の平林寺の半分以下。配達数は倍くらいあるという。 ‘条件は良し’ と踏んで再開。ところが・・・・・
試練その1 初めての地域に加え、ハンパじゃないアップダウン。
実際に現地を走ってみるとアップダウンがすごい。自転車は降りて押さなければならない。電動自転車ならばいいがフツーの自転車はお手上げ。
試練その2 初めての真夏日連続。 熱中症のリスク。
偶然だが、配達を始めたとたん、暑さとの戦いが始まった。 熱中症予防のため、帽子と補給用の水分必携となった。実際、暑さによる発汗と高温による体力消耗は強敵。
試練その3 初めての担当者たち(経験者が就労してしまった)
中断する前まで担当していた中堅どころのメンバーが、就労その他でほとんど参加できなくなってしまった。だから今度はほとんどが初めての担当となるメンバーたち(すべて希望者である)
試練その4 端末のバージョンアップ未設定による入力トラブル
配達を始めてみてわかったことだが、配達完了などを入力する端末を何か月も使用していなかったため、バージョンアップができていなかった。それとは知らず、何度やっても入力がうまくいかず、途方に暮れた。(入力できないと配達したことにならず、お金がもらえない恐れがある)
試練その5 扱い数増加 午前・午後合計3時間の配達
一般の、慣れた配達員ならばともかく、精神障害をもつ人は体力的にもハンディがある。炎天下の3時間はハンパじゃないキツさだ。 50冊の配達に、午前だけでは終わらず、午後も1時間半から2時間かかる。
というわけで、一週目が終わった。メンバーもスタッフも一日で腕は「土方焼け」。腕時計の跡がくっきり。体力の消耗も激しい。 う~ん、ヤバイかな?
しかし、思いがけない展開が・・・。
・・・・・ 続きます。メール便再開(続)へ ・・・・・